大手メディアによる情報統制が効かなくなったことに対する権力者側の報復行為 〜 DeNAが「まとめサイト」を 次々に停止、余波は他社大手企業にも

竹下雅敏氏からの情報です。
 先の記事の関連情報です。大手まとめサイトを運営していたIT企業DeNAが、全10サイトを全面停止し、その余波は他社にも及んでいるということです。根拠がはっきりしない曖昧な情報を掲載していただけではなく、明らかな著作権侵害も見られたとのことで、休止に追い込まれたようです。
 医療・健康関連を中心に、いい加減な情報や盗用の恐れのある情報が氾濫していたということで、DeNAは第三者委員会による運営体制の検証を表明したようです。
 実際には、著作権侵害による訴訟問題に発展する内容で、こうしたまとめサイトは、運営方針を見直さざるを得なくなったのだと思います。これは、トランプ氏の大統領選の勝利を受けて、これまでの大手メディアによる情報統制が効かなくなったことに対する権力者側の報復行為だと言えます。著作権侵害、あるいはデマ情報という部分は、おそらくかなりの部分で事実なので、そういうところを追求してネットの情報の拡散を妨ぎたいのだと思います。
 初めは、医療・健康関連という、素人が手を出しにくい分野を規制していくことで、いずれは政治や社会体制の批判を封じ込めようという意図だと思います。
 政治的に影響力の大きいサイトは、狙い撃ちにされる可能性があります。今後もこの関連の情報には要注意です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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相次ぐずさん“まとめサイト”休止 DeNA社長が会見
配信元)
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DeNAまとめサイト事業「3カ月で15億円」儲かってウハウハだった
引用元)
(前略) 「WELQ」が11月下旬に全ページ非公開となった。

 他のサイトにある文言を転用し、それとわからないように若干の手直しを加えて掲載していたことがわかったからだ。 専門家による監修のないまま記事を改変したことで、事実とは異なる内容に書き換わっていたものもある。

 他のサイトでは無断で写真を転用していたケースがあり、明らかな著作権侵害もみられた。(中略)...  このサイトを運営していたのは、大手IT企業DeNA。(中略)... その余波は他社にもおよび、サイバーエージェントの「Spotlight」やリクルートホールディングスの「ギャザリー」などが一部の記事を見直し、LINEが運営する「NAVERまとめ」も仕組みの見直しが発表された。(以下略)
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【情報サイト休止】影響力踏まえた責任を
引用元)
 IT大手などが運営する特定のテーマを扱った情報サイトで、休止や記事の削除が相次いでいる。医療・健康関連を中心に、内容の誤りや他メディアからの盗用の恐れが否めないためだ。
(中略)...
 ネット上には専門家による最新の知見からデマまで、玉石混交の情報が氾濫している。信頼性は利用者自身が判断するしかないといえる。
(中略)...
 著作権を侵害する恐れに加え、看過できないのは医療や子育てといったテーマでさえ、ゆがんだ運営がまかり通っていたことだ。命や健康に関わる「医療情報」を看板にしたサイトでも医学的なチェックを怠っていた。
 問題があるのはDeNAだけではない。サイバーエージェントやヤフー、リクルートグループなど大手企業のサイトでも記事の削除などが続いた。
 いずれも記事が正確かどうかの確認体制が不十分だったり、著作権侵害の恐れが否定できなかったりしたためだ。(以下略)

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