昨夜の5本目の記事でも紹介されていた情報が含まれますが、また違った切り口でとても興味深い記事を翻訳者のYutikaさんが執筆してくださっています。
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マクロンってどんな人物?
◆メディア洗脳◆
フランス大統領選、ぽっと出の正体不明男エマニュエル・マクロンが勝ちました。立ち上げた超党派のグループは「En marche(前進って意味ですが、正直、政治的に何を表明したいのか分かりません。オバマのYes, we canの方がまだマシ)」。ポール・ジョーゼフ・ワトソン氏曰く、自分のイニシャルE・Mと同じ名前をつけるなんて、どんだけナルちゃんなの。
しかし大手メディアは諸手を挙げて協力していました。なんせ街に並ぶ雑誌がこんな表紙ばかりでは、シープルはひとたまりもありません。
@exbabacool
— Miquel (@Miquel82665386) 2017年2月12日
Programme #macron disponible ds tous les kiosques... pic.twitter.com/KDLcUiCLeL
テレビでもTF1とかFR2とか、現地メディアのマクロン賞讃っぷりを見ていると、あーこりゃ勝つなと思いました。だってフランス人、インテリであればあるほど、感性よりも理屈ですもん(へ理屈とも言う。とにかく全てが理屈臭い)。
恋と料理とファッションの甘くてふわふわしたお国柄? いえいえ。
短いエッセイ程度の作文が可能なレベルまでフランス語を勉強した方なら痛感されているかと思いますが、曖昧で阿吽の呼吸の「なんちゃって~」な日本語に比べると、あのお国の言語ってば激しく論理的です。インテリ万々歳です。純然たる書き言葉に五月蝿く、文章作法に厳しく、理路整然と攻めなければ、相手にされません。フランス人の異常なまでの議論好きも納得してしまう、ガチで左脳な世界だと思います。
目の前の候補がどう、ではなくて、小さい頃から散々培ってきた思想とか信条に物凄く引き摺られるんですよ。おまけに公人に愛人が何人いよーがプライベートで何しよーが、仕事の評価とは別モノ、有能であればいいとか言い切っちゃう人たちですからね(それが大人な対応だと信じている)。
マクロン個人がどんな人間かを見極めるのではなく、共和国の建国理念とは何ぞや、それをより守ってくれそうな派閥はどちらか云々、理論理屈で投票を決めたのではないかと私は大いに疑っています。
ということで、「だから言ったじゃん!」的に、最終決戦前後からやっと出て来た情報をまとめていきたいと思います。
◆シンボル◆
まずル・パリジャン(新聞)の記事で揶揄されていた得票率。マクロンは66.06%でした。……聖書で似たような数字を見掛けた気がします。悪魔が好む獣の数字が666だったよーな、気のせいでしょうか。ええ、気のせいですとも。
French results, with 100% reporting:
— Taniel (@Taniel) 2017年5月8日
Macron: 66.06%
Le Pen: 33.94%
Among voters who went to polls, 11.5% cast a null/blank ballot. pic.twitter.com/i5zwYZHRpR
ではこちら。勝利宣言したのはルーブル美術館の中庭でした。……要皆血(イルミナティ)が米国紙幣に描かせるほどご執心だったのがピラミッドだったよーな、偶然でしょうか。ええ、ただの偶然ですとも。
RÉSULTATS DÉFINITIFS : Emmanuel Macron a été élu avec 66,06% des suffrages exprimés. Les signes sont là. #symbolism #illuminati #macron pic.twitter.com/TbKd3nx43i
— Pouxoroxette (@Pouxoroxx) 2017年5月8日
サルコジの時はコンコルド広場でした。オランドは地元のチュールでまず勝利宣言してから首都に飛んで、バスチーユ広場を選びました。何が美しいのかさっぱり分からないガラス張りのピラミッドをバックに、ドヤ顔で会見するのは伝統でも何でもありません。
あと選挙期間中、コリーヌ・エレル国会議員が応援演説の最中に心臓発作を起こして死亡したのですが、関係ありませんよね、きっと。まだ50歳でしたが、いくらイルミナティが生贄大好きだからって、無関係ですとも。
フェイクニュースかもしれませんが、マクロンの脱税問題の内部告発者が彼女だったのでは、という噂があることをご紹介しておきます。それからCIAは、1975年の時点で心臓発作に見せかけて暗殺する武器が存在することを公聴会で認めています。エレル議員はマクロンが経済大臣だった当時、国会の経済問題委員会の一員で、デジタル通信にも詳しかったそうです。……無関係です。
◆ウィキリークス◆
そして出遅れたウィキリークスさんから三点。表現の自由を重んじるフランスで、選挙管理委員会からメディアどころか一般国民まで情報拡散しないように通達があり(SNSだろうが、刑事事件として起訴すると脅した)、大手メディアが無視を決め込んだシロモノです。
①薬物使用
2017年2月、マクロン陣営のアラン・トゥーレ国会議員が、3-MMM(3-メチルメトカチノン)を発注しました。フランスではヘロインやコカインと同じ分類に入っている薬物で、エクスタシーとクリスタル・メタフェタミンを合わせた効果をもたらすそうです。
政府関係の住所宛てにしたのは、公開されていない自宅と違って、発覚しても高額な嫌がらせをされたと被害者面出来るから、とメールで話していたそうな(発注額が約180ユーロ=二万数千円なので)。
ですが、支払いにビットコインを使用しちゃったのが運の尽き。日時や名前とかで本当に取引があったか調べがついちゃうんだそうな。でオンラインの違法取引調査のプロが確かめちゃった。
おまけに宅配便とかって追跡サービスがあるじゃないですか。ジャーナリストが調べたら、発送記録にヒットしちゃうという駄目押しまで。
さらに1月、マクロンの金融チームのラファエル・クーロンが同僚に送ったメールの内容ときたら、「ボスのためにCを購入することを忘れないように」との一文だけ。マクロン陣営の幹部だけのパーティーが開かれる直前のことでした。
ボスはマクロン、Cはコカインの略では? と言われています。……参考記事にも書いてあった通り、チョコレートやコーヒーかもしれませんよ、ええ。お金持ちのエリートの集まりですもんねー(棒読み)。
②同性愛
先に断っておきますが、本当に愛し合っているのなら私は反対しません。逆に男女だろうが、お互い打算で結婚して欺いているのは不快ですし。ようは中味ですよ、愛ですよ。マクロンは「自分は同性愛者じゃない」と完全否定している上に、24歳年上の女性教師との純愛を売り(?)にしているから問題になるんです。
マクロンの周知のお相手として名指しされているのは、ラディオ・フランスのマチュー・ガレ社長(イケメン好きの腐女子――げほっ、もといお姉様方には「Matthieu Gallet」で動画なり画像検索されることを強くお勧めします。モデルとして余裕で稼げます、この方)。「クローザー」というフランスの雑誌がお手々繋いだラブラブ写真を撮ったそうですが、サルコジが介入して掲載を断念したとの噂です。
ウィキリークス由来の情報に戻りましょう。マクロンは「ヴェスチエール・ゲイ」という、特定のご趣味の男性をターゲットにしたお買い物サイトのメーリングリストにご登録され、花の乙女が恥じらうような写真付きのメールを定期的に受け取っておいででした。(貴腐人――ごほっ、もといお姉様方、リンクはこちらでございましてよ)。
③ロスチャイルド家との繋がり
フランスだとロチルドですね。言わずと知れたマクロンの元雇用主です。
どうやらシャンゼリゼでのカクテルパーティーの支払いがロチルド銀行によってなされたようで、3月に「ロチルドが支払ったって領収書があるんだけど、これマジっすか?」とマクロン陣営の簿記担当者が確認のメールを送っていました。そりゃ、下っ端の一般人感覚だと驚きますって。
というか、それって合法なんでしょうか。政治家のパーティーですよね。……あ、マクロンってこれまで議員として選ばれた経験ゼロでしたわ。国会議員でもなく地方議会議員や政治家秘書ですらなく、3年前に政界にコネ転職して、いきなり大統領になれちゃうんだー、銀行家って凄ぉぉぉい(棒読み)。
◆メルケルとオバマのお友達◆
大統領になって初めての電話、お相手はメルケルでした。3月に仲良くお話した様子はこちら:
https://twitter.com/EmmanuelMacron/status/842409657415147520/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww.huffingtonpost.fr%2F2017%2F03%2F16%2Frecu-par-merkel-macron-a-vu-une-interlocutrice-tres-ouverte_a_21898351%2F
二人で手に手を取り合い、ソロスが焚き付けた移民をじゃんじゃん欧洲に入れるのでしょうか。え、そんなの陰謀論に決まってる? でもマクロンは自分が大統領に選ばれたら、移民受け入れ拒否のポーランドに制裁を科すって既に複数のメディアにコメントしていますよ。
以上、選挙期間中にオバマが応援コメントを投稿した、新フランス大統領の話題でした。オバマは前回2012年のフランス大統領選でル・ペン陣営を含む主要な政党に対して、子飼いのCIAを使ってハッキングしています。なのに何故か今回はロシアがハッキングしていると大騒ぎ。おまけにRTとスプートニクがマクロン陣営から出入り禁止を喰らっていましたね、あら不思議。
文・Yutika
◆参考記事◆
666... Des Illuminati à Christine Boutin, Emmanuel Macron réveille les thèses ésotériques Macron Whistleblower Dies Under Suspicious Circumstances CIA Targeted Assassinations by Induced Heart Attack and Cancer French media warned not to publish Emmanuel Macron leaks BREAKING: Macron emails lead to allegations of drug use, homosexual adventurism and Rothschild money BREAKING: #MacronLeaks Show @EmmanuelMacron Is On Gay Mailing List, Top Aides Buying Drugs Online, And More Prove Emmanuel Macron Is Gay / Apportez la preuve de l'homosexualité d'Emmanuel Macron The Truth About Macron Macron Threatens Poland with Future Sanctions over Refusal to Take in Migrants Russia cries "discrimination" as France's Macron bans RT and Sputnik from campaign Wikileaks Claims Obama Intervened in French Presidential Vote on Macron's 'Side'