ぴょんぴょんの「だました教授にだまされない」

 フクイチの原発事故は、紀元前と紀元後くらいに、私たちの暮らしを変えてしまいました。
 それまで当たり前のように信じてきたことも、音を立てて崩れ去りました。
 国は自分たちを守らない、権力者や学者はウソをついて国民をだまし続ける。
 事故当時の政府も、今の政府も中身は同じ。
 でも、私たちは確実に、だまされなくなっていると信じたい。
(ぴょんぴょん)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
ぴょんぴょんの「だました教授にだまされない」


放射能は落ち着いてるのか?被ばくの影響は?


最近は、原発関連のニュースもほとんど聞かないけど、放射能は落ち着いてるのかなあ。

いやいや、あいかわらず放射能はだだ漏れだし、仮設住宅の家賃賠償もあと1年でなくなってしまう

Author:
Steven L. Herman
[Public Domain]


避難してる人たちも大変だけど、子どもの甲状腺がんは、あれからどうなってるんだろう?

2015年10月、岡山大学の津田教授が、「福島で見つかっている、子どもの甲状腺がんの多くは被ばくによる」を発表した。(「福島の子供の甲状腺がん発症率は20~50倍」 津田敏秀氏ら論文で指摘)

たしか、時事ブログでも取り上げられてたよね。
2015/10/18
「岡山大学の津田教授によると、福島での甲状腺がんの多発が起こっているということで、高い所では平均の約50倍とのこと。今後、チェルノブイリと同様の多発が福島にも起こることは避けがたい、と言っています。」

さらにその1年前も。
2014/08/22
岡山大学の津田敏秀教授の発言は非常に鋭く、明快であると思います。会議の座長は、福島で甲状腺癌が増えていることを認めたくないようで、最後までスクリーニング効果(たくさん調べたから甲状腺癌の患者がたくさん見つかった)によって、一見増加しているように見えると言いたいようですが、津田教授に否定されています。」

毎度おなじみの「スクリーニング効果」。
こんな言い訳で、だまし通せると思ってるのかな?

最近のデータによると、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子供達は193人らしい。

いいかげん、放射能との関連、認めてほしいね。

この数字だって、おさえておさえて・・やっと、こんだけにしてるはず。
現実には、もっともっと患者はいるはず
だ。

だよね。
ぼくの住んでる町に、有名な甲状腺専門の病院があるんだよ。
むかし、美智子妃がバセドウ病になられた時、来院されたとかされないとか。
2013年に、大きなビルを新築して移転したよ。

やっぱ、2011年以後、甲状腺患者は増えてるんだろうなあ。
津田教授の発表から1年後、福島県立医大の鈴木眞一教授が、「福島の甲状腺癌について」講演をしてる。氏は甲状腺がんは被ばくによるものではないと、主張する立場だ。
(以下、鈴木氏の発言はコチラより抜粋)



2016年9月か、事故から5年後だね。

甲状腺がんは、福島原発事故後の放射線被ばくによるものではない、なぜなら、「福島の被曝線量は非常に低いのです。」と、鈴木氏は言っている。

「非常に低い」、だから被ばくによる甲状腺がんとは認めないってこと?

実際は、福島の被ばく線量も、チェルノブイリと変わらない。
「放射線と病気の関係報告書に、お墨つきを与えた山下俊一の正体」 で、白石草(はじめ)氏が福島の被ばく線量について述べている。
日本政府は、フクシマ原発事故は、チェルノブイリ原発事故より被曝線量が少ないから、健康被害は起きないと言っていますが、このデータを見るとほとんど一緒ですよね。実際、被災者の数もほとんど一緒なのです。」

低かったらうれしいんだけど、そうじゃないんだね?

さらに、鈴木氏は「0〜5歳といった、最も低年齢のグループでの癌の発生は、今のところありません。」と言っているが、これはウソだ。この報告の3ヶ月前(2016年6月)に、事故当時5歳だった子が甲状腺がんと診断されているから。

そのことは、報道ステーションでもやってた。

事故当時0〜5歳だった子が甲状腺がんになったとなると、被ばくによる甲状腺がんの可能性が高くなる。だから、そこは隠したいポイントなんだ。
ところが、福島県・県民健康調査・検討委員会の星北斗座長は、「1例出たからと言って、それで科学的云々ということを議論する内容ではない」と開き直っている。

星北斗氏! 宇宙的な名前だね。でも、言ってることは半知性的。

鈴木教授はさらに、こういう意味のことを話している。
福島の甲状腺がんが、原発事故後に増えているように見えるけど、それは広い範囲で検査をしたこと(マススクリーニング効果)と、高水準な超音波検査でちいさな異常まで引っかける過剰診断のせいだ。ゆえに、甲状腺がんは放射線被ばくが原因とは考えられない。

「マススクリーニング効果」とか「過剰診断」とかで、ごまかせると思ってるんだね。


ダマシタ氏の登場


そして忘れられない、山下俊一氏が登場する。

『ミスター100ミリシーベルト』『ダマシタ』、あるいは「アウシュビッツのヨーゼフ・メンゲレと比較して『人の姿をした悪魔』などと」呼ばれる山下氏!(Wikimediaより)

おれ、山下氏って言うと、どうしても忘れられない動画がある。

もしかして、ドイツの動画じゃない?

あれ、覚えてるか?!
ドイツZDFの風刺ニュース「ニコニコする人に放射能は来ない」
全部笑えるが、2分30秒から、山下氏の登場
だ。



こういうパロ、日本で作られないのが残念。

あれほどのデタラメを垂れ流しておきながら、山下氏は現在、長崎大学・理事、福島県立医科大学・副学長だ。

世間から隠れて、ひっそりと隠居してるのかと思ったよ。

広瀬隆氏は、このように紹介している。
山下俊一は、長崎大学の原爆後障害医療研究所教授や、緊急被ばく医療研究センター長、日本甲状腺学会理事長を歴任した人物です。
 つまり長崎では、被曝問題の権威なのです。フクシマ原発事故後、すぐに福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任し、
『安定ヨウ素剤を今すぐ服用する必要はありません』
『甲状腺が影響を受けることはまったくありません』
『放射線の影響は、実はニコニコ笑っている人にはきません。クヨクヨしている人にきます。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます』
 と、被曝を放置する、無責任きわまりない発言を繰り返した重大な犯罪者
です。」(DIAMOND onlineより)

さすが、的確。

ダマシタ、いや山下氏が副委員長を務める「日本学術会議・臨床医学委員会・放射線防護・リスクマネジメント分科会」は、2017年9月1日、「子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題」という論文を発表した。

うわあ、30ページ以上ある。しかも、難しそう。
ところで、「日本学術会議」ってなに?


国から大金もらってて、政府に反対する意見なんか言えないね。

内容をかんたんにまとめると、福島原発事故については、国連科学委員会(UNSCEAR、通称アンスケア)がしっかり調査したが、子どもの放射線被ばくは心配ないよ、と。

「国連科学委員会」? 「アンスケア」? なにそれ? 信じていいの?

正式名は「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」。これを略して「アンスケア」と呼ぶんだが、「アンスケア」は英語で「un-scare」、「コワがらんでいい」って意味になる。

つまり、「放射線、コワがらんで委員会」ってことね!

アンスケアは、事故による放射線被ばくのせいで、将来のがん統計が、が〜んと増える予測はないよ、また事故による先天性異常や遺伝性影響もみられないよって言ってる。

すでに、が〜んと増えてる気がするんですけど・・・。

一方甲状腺がんについては、・・・・・チェルノブイリのように、放射線が甲状腺がんを引きおこすかも、なんて考えなくてもいいよって言ってる。

Author:藤澤孝志[Public Domain]


チョー楽観的すぎない??

だから、「コワがらなくても委員会」なんだよ。
国連の委員会のお言葉ですから、と言われたら、なんとなくそんなもんかな?って信じたくなるよな。

でも、この報告書、ニュースとかでは聞かれなかったね。

そこが不幸中の幸い。
せっかく国連の委員会が、「放射線、コワがらなくてもいい」にタイコ判押してくれたのに、なんで「メディアはなぜ報じないのか-。」ってさわいだのが、産経新聞。(「反原発メディアは伝えない? 日本学術会議の報告書が伝えたかったこと」)

産経新聞、ブレてない!

報告書では、「死産、早産、低出生時体重及び先天性異常の発生率に事故の影響が見られないことが証明された」「胎児影響に関しては、科学的には決着がついたと認識されている」と言っている。なのに、こんな大事なこと、はよ、国民に知らせんかい!
それがメディアの仕事だろ!って言ってる
わけ。

「胎児影響に関しては、科学的には決着がついた」?

残念なことに、まったくのウソだ。
山下氏らへの反論「日本学術会議、臨床医学委員会報告は科学の否定」がここにある。
「この委員会の副委員長はかの山下俊一氏であり、原発推進派の意見を日本学術会議の名で報告したとも思える内容です。」

「かの山下俊一氏」!


「全体的を通じて、福島原発事故での被曝はとても低い、被曝による何の被害も出ていない、あるのは心理的問題だけとするものです。」

「この『見解』は、(福島原発事故は)『死産、早産、低出生児体重及び先天異常の発生率に影響が見られないことが証明された』『実証的結果を得て、科学的には決着がついたと認識されている。』としています。」
「それに対し、周産期死亡はすべてが届け出の義務を負っている正確なものです。それ(周産期死亡)が増加しているとのシェアプ論文らを、『報告』は全く無視しているのです。」

シェアプ論文ってなに?

ドイツの研究者Hagen Scherb(ハーゲン・シェアプ)らの論文だそうだ。
「この(シェアプ論文)、実は2011年の先天異常率は全国平均より統計的有意に18%も多かったにも拘らず、(山下氏の論文は)なんの考察もせずに、その増加を否定しているものです。」

被ばく後の先天異常率が、18%も高かったの? 知らされてないね。

先天異常が増えたということは、死産も増えたということだ。
「福島原発事故後、流産・乳児死亡率・周産期死亡率が増加」というすばらしい論文がある。
これについて、2016年10月18日付けの下野新聞が取り上げている。
題して、「周産期死亡率が福島と宮城・岩手・茨城・栃木・群馬で15.6%増加 千葉・東京・埼玉でも6.8%増加」

まともなデータを集めて、統計学にしたがって、きちんと分析した報告だね。

さっきの、「コワがらなくて委員会」に比べると説得力がある。
妊娠22週から生後1週までに死亡することを、周産期死亡という。周産期死亡率は、2001年から順調に減少していたんだ。
ところが、放射線被ばくの強い福島とその近隣5県(岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬)では、原発事故から10か月後、急に15.6%も増加し、そのまま2014年末まで推移したって言ってる。

やっぱ、被爆した県では、胎児や乳児の死亡率が上がったんだね。

この結果は、誰にでも入手できる、厚労省発表の公的な統計から導かれた。
しかも、掲載されたのが、査読付きの医学雑誌だった
ってことが重要だ。

査読付きの医学雑誌?

送られた論文を、すべて載せる雑誌ではなくて、審査したものしか載せないことを「査読付き」という。国から大金もらっている「日本学術会議」や、「コワがらなくて委員会」より、よっぽど信ぴょう性が高い。

放射線被ばくが、甲状腺がんだけじゃなくて、出生してくる子どもたちにも影響を及ぼしていたことが立証されたね。

そうだ。そして、被ばくによる障害は、福島県以外の東北関東、さらに、東京・埼玉・千葉にも広がっていることも示されている。

山下氏、あいも変わらず、ダマシタ氏。

ブレてないな。
でも山下氏だって、はじめからダマシタ氏じゃあない。
日本臨床内科医会会誌 第23巻第5号 2009年3月号に論文が掲載された頃の山下氏は、まだまとも。(「山下俊一の嘘が暴かれた」より)

へえ、どんなこと言ってたの?

(チェルノブイリの20万人子供の大規模調査)その結果、事故当時0~10歳の子供に、生涯続く甲状腺の発がんリスクがあることを・・・・・証明することができました。」
いったん被ばくをした子供たちは生涯続く甲状腺の発がんリスクをもつということも明らかになりました。」
「・・・・・チェルノブイリの放射線被ばく・・・・・で因果関係が明確になっているのは小児甲状腺がんであるということを、世界中の科学者が再認識しました。主として20歳未満の人たちで、過剰な放射線を被ばくすると、10~100mSvの間で発がんがおこりうるというリスクを否定できません。」


これ全部、山下氏の言葉なの? 信じられない!
チェルノブイリでは事実として認めても、福島じゃ認めないってのはおかしいね。
しかも、100mSv以内、ちっとも安全じゃないじゃん!


山下氏も、サイコパスっぽいね?

山下氏はけっこう、日本財団や公明党主催の講演会をしている。

チェルノブイリに行ったのも、日本財団がスポンサーだったりして?

ピンポン! 「山下俊一教授と日本財団」によると、
チェルノブイリ原発事故を持て余したゴルバチョフは、 ・・・・・医療援助を、巨億を自由に動かせるハマーや笹川に依頼した。 ・・・・・5年間の医療援助が遂行された。 ・・・10台のホールボディカウンタと甲状腺エコーを手土産にして。 派遣専門家のリーダーは山下俊一であった。 」

あれ? 311を起こしたって言われてるのも、もしかして・・・・・?

自作自演ってか? 世界最大の実験場には、身内を送りこみたくなるよな。
「2011年5月1日に、・・・・・山下教授は『国際的には最大の実験場という見方がある』と発言。広島や長崎よりも被ばく者数の多い福島事故のデータが、国際機関などの研究者から熱い注目を集めている事実を強調した上で・・・・・大規模な予算を組むよう働きかけていた。」(「福島県は世界最大の実験場」「1ミリで支援」山下俊一氏)

この人、完全におかしい!

こういう頭のおかしい御用学者は1日も早く引退し、これ以上、害悪をまき散らさないでくれ。そして、1日も早く新しい政府に変わり、被災者が手厚い保護を受けられることを切に祈る

ぴょんぴょん

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

Comments are closed.