愛媛県も今治市も、あべぴょんと加計理事長の面会を認める ~誰もが嘘だと感じる加計学園の言い訳~

竹下雅敏氏からの情報です。
 2015年2月25日の安倍総理と加計理事長の面会について、今治市の菅良二市長は、“安倍総理と加計理事長が面談したとの報告を市担当者から受けた”ということを明らかにしました。愛媛県に続いて、今治市もあべぴょんと加計理事長の面会を認めた形になり、追いつめられた加計学園は、驚いたことに「報道機関各位」にFAXで、“当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまった”と言い訳しました。
 誰もが嘘だと感じる言い訳だけに、“あべぴょんとその仲間たち”の往生際の悪さを、またしても見せつけられた形になりました。
 しかし、そのFAX の言い訳が事実だとすると、加計学園は愛媛県と今治市に対して補助金詐欺を行ったことになるのでは?
 籠池夫妻はその疑いで10ヶ月拘束されていたわけですが、籠池氏は補助金をすでに全額返還しています。となると、加計学園も既に公布された42億円の補助金を返還しなければならないという気がします。
 これについて、“続きはこちらから”で、田中龍作ジャーナルが面白い記事を書いています。財政状況が火の車の加計学園は、何としても補助金が必要です。引用元で全文をご覧になると、今後加計学園は、誤った情報を元に今治市から補助金を交付されたにも関わらず、もしも今治市が追加の補助金を交付しなければ、加計学園は今治市を詐欺で訴える可能性があるとのことです。元記事では、詐欺師が「詐欺の被害にあった」という、“世も末の泥試合”が起きる可能性があると言っています。
 こうした状況で、いずれ番頭ワタナベが殴りこんでくるのはほぼ間違いないので、加計問題はますます目が離せなくなってきたと言えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
今治市職員 学園側から総理との面談伝えられていた(18/05/26)
配信元)
————————————————————————
加計学園・・学校法人がこんな嘘をついていいのか
引用元)
加計学園が、問題となっている安倍総理と加計理事長の2015年2月25日の面会について、当時の担当者が、ありもしない安倍総理と加計理事長との面会を、あったと虚偽の説明を愛媛県、今治市にした、という趣旨の発表をしました。
(中略)
もし会っていないと言うのであれば、加計理事長自身が国会に出てきて、堂々と説明すべきです。それすらできないということが、全てが「嘘」であることを物語っています。

————————————————————————
配信元)
 
 
 
 


————————————————————————
すでに42億円交付の現実 「補助金出さねば加計倒産、出せば今治市長背任」のシナリオ
引用元)

加計学園の説明会に出席した菅良二・今治市長。田中が「今のお気持ちは?」と尋ねたが無言だった。=昨年9月、今治市役所 撮影:筆者=

 裁判に訴えてでも補助金をせしめなければ、自転車操業の加計学園は倒産の危機に陥る。だからといって今治市が約束通り加計学園に補助金を交付すれば、菅良二市長は背任で訴えられる・・・この先、十分予想されるシナリオだ。

 今治市は加計学園のキャンパス建設補助金として最大96億円を交付することを決めている(2017年3月定例議会)。96億円には愛媛県の負担も含まれる。

 愛媛県と今治市は3月末までに42億円の補助金を加計学園に交付した。内訳は県が14億円、市が28億円。残る補助金は54億円だ。今後、県が18億円、市が36億円を負担する。
(中略)  
 愛媛県が負担しなくなっても、今治市は全額交付しなくてはならない。加計学園に「96億円の交付」を公文書で通知しているからだ。払わなければ、今治市は加計学園から詐欺で訴えられる可能性もある。
(以下略)

Comments are closed.