建具・玄関・残材置き場
前回は、内装が完成したところでした。
ここから残りの工事を進めていきます。
建具を入れる
以前の回では、内装をする段階で建具が決まっていなかったことをお伝えしました。内装工事が終わって、ようやく建具を手配する余裕が出ました。
この社屋では、次の3箇所に建具を入れる予定にしていました。
この時点で決まっていたのは、一般的な木製のフラッシュ引き戸(イメージ)にしようということだけです。
木材屋さんに建具屋さんを紹介していただいたので、連絡を取って、ひとまず現場を見ていただきました。
フラッシュ引き戸なら、今の状態で問題なく取り付けられるということで、
引き戸を納めるための、鴨居と戸当りという部材を準備することになりました。
次の写真は納戸の建具ですが、上の部材が鴨居、右が戸当りです。
建具屋さんとの打ち合わせで取り付ける部材の仕様を決め、木材屋さんに部材を注文するための設計図を書きました。
…というように、部材は用意・取り付けをこちらで行う段取りでやっていました。
なのですが、結局、建具屋さんが木材屋さんと直接やりとりして、木材は木材屋さん、加工と取り付けは建具屋さん、と、私は何もせずに済むような形で、話がトントンと進みました。
こちらは、どこに何をお願いするのが適切か(常識か)を知らないもので、このように「そこまでこっちで考えなくてよかった」ということは結構ありました。これも良い経験でした。
ともあれ、無事に建具が付きました。
間仕切りの建具は一番大きなものとなり、4枚扉です。
鴨居には、長さ4.5m・幅18cmの、1本ものの木材を取り付けました。
これだけ大きい木材はさすがに収縮や歪みが激しく、1年後には扉が動きにくくなりました。
しかし、いくらでもカンナで削って調整が効くのが木製フラッシュの利点。建具屋さんに相談すると直していただけ、またすぐに快適に動くようになりました。
玄関
玄関は、しばらくの間こういう状態になっていました。
これでは折角の上がり框がかわいそうですので、
今回の建築で余った断熱材を詰めて、同じく余っていた内装用の相決り板を使って仕上げました。
残材置き場
建築をすれば出てくるのが、使わずに余った大量の木材(残材)です。今後工事に色々と使えますので、処分せず、置き場を作って保管しておくことにしました。
単管パイプ4本を支柱にして、タルキクランプで木を取り付けただけの簡易棚です。残材にはこれで十分です。
さて、置き場を作ってから1年半。
こんな感じで、残材は一向に減らないどころか、増える一方です。(笑)
現実には何か工事をするとき、大量の残材から適した材料を選び出して使うような時間は中々かけられません。買うほうが早いということになりがちで、さらに工事で新しく買った材料が余ってしまいます。
私が性格上捨てられずに何でも取り置いてしまうのですが、このもったいない精神も考えものですねえ。
(シャンティ・フーラ スタッフ るぱぱ)
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