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気温30度以上になると休校になるドイツ
日本では、猛暑が続いていて、熱中症の方が続出であることをメディアで
拝見しています。
最近の竹下先生の記事でもありました。
ドイツの学校では、30度以上になると休校になります。
ドイツの息子の学校では、気温が30度になると学校は休校になる。そんな暑さで子どもを教室に縛り付けるのは、人権侵害だから、と。ドイツなのでクーラーはない。温暖化になるまではメッタに30度を超えなかったから良かったのだが、今は3、4日は休みになる。でも人権優先。日本は異次元な感じある。 https://t.co/exOnp0jvFE
— 舩田クラーセンさやか (@sayakafc) 2018年7月14日
ドイツでは25度(州によっては30度)以上になると「ヒッツェ・フライ」という休校になるの、日本でも積極的に見習って欲しい。
— ケイカ*スマホ使用できません* (@EN0nama) 2018年7月20日
ドイツの学校にクーラーないので、暑さで集中力低下したり子供たちを危険に晒すくらいならクーラーがあるところで勉強すればよくない?っていうスタンス最高に理にかなってる
ドイツの家には、通常は冷房、クーラーがついていません。
ドイツの夏は25度前後が平均で、7、8月に1週間くらい
30度があるくらいなので、冷房、クーラーが必要ないのです。
本日ベルリンは、最低16度 最高27度ですが、
家の窓を開け放して、冷房がなくてもちょうどよい
心地よい気候となっています。
ケアンズでの暑さ対策
我が家は、オーストラリアの熱帯地域ケアンズから来ておりますので、
暑い季節、酷暑も経験しています。
オーストラリアのケアンズ近辺でも暑さのために水分不足で自然の中で
不運にも亡くなくなってしまう若者の報道も時々見たりしました。
暑さというものは、怖いものだと思ったのです。
実際にケアンズで35度以上の時に、木陰のない道路などを歩くと
熱射病のようになってしまいます。
木陰がいかに大事なのか、木や森がいかに大事なのかがわかります。
ケアンズで33度以上で歩くときには、濡れタオルを両腕に巻いたり、
首に巻いたりなど、いつもしていました。
両腕に濡れタオルを巻くことは、非常に効果的でした。
ケアンズで運転していた車は中古車でエアコンの効きも悪かったので、
運転しながら熱射病になりそうになったこともあります。
そのときは、持っていたペットボトルの水を車内で
頭の上からかけたりしたこともあります。
身体に熱がこもるような感じで危ないな・・と気づいた瞬間に対処することが
大事だと経験から感じています。
なんでも、早めの行動が大事なのです。
熱中症から子供を守る
また、我が家の息子は、日本時代には、少年野球チームに所属していましたので、
夏場は、熱中症、熱射病からいかに自分を守るかとの戦いでした。
2010年の夏、37度の気温での少年野球の開会式がありまして、
そして、チームの監督などから、必ず出席するようにとの指示があり、
日本的な考えで、ほとんどの方は周りの空気を読んで出席する方が多かったのですが、
我が家は、子供のことを考えて欠席させたのです。
予想通り、その後、息子のピッチャーの登板などは、はずされましたし、
やはり、我が家は監督の指示に従わないという印象がついてしまいました。
私は母親として、子供の命が大切なので、登板から外されても、悪い印象がついたとしても
別に関係ないと思いましたし、子供にもそれをはっきりと伝えていました。
この当時は、竹下先生の講義、親子7 子育ての知恵(無分別の愛)はまだ、
拝見していませんでしたが、
人は人、私は私ということが、自然とできていたなと思っています。
こちらの講義は、子供の長所を見てはいけない!ありのままに見る!という
衝撃的で非常にためになる内容が満載です。
当時は、母親として、異常な暑さから子供の身体を守っただけです。
そして、そのときに感じました。
子供たちのことを本当に思うならば、35度以上の気温ならば、
開会式や試合などを中止するべきだと思ったのです。
監督やその他の関係者は、これくらい大丈夫だと思ったことでしょう。
私が少年野球の監督だったら、30度以上の夏場は、ドイツの学校のように
中止するだろうと思います。
放射能の件でも同じだと思いますが、子供は大人より身長が低く、地面から照りつける
熱射の影響は大人より大きいのではないでしょうか・・。
つい先日、日本の小学校1年生の生徒さんが、熱中症で亡くなられた件などは、
私が経験して来たことと本質的には同じなはずです。
また、東日本大震災での大川小学校の事例も思い出されます。
アクションが遅すぎる、大丈夫だという甘い考えがありすぎると
思ってしまうのは、私だけでしょうか・・。
学校の先生たち、野球の監督もそうですが、子供のことより、
学校、世間からどのように自分が評価されるか・・
今後の出世に関わるので・・
体面を保ち、自分が損をしないように・・
そんなことを優先しているのではないでしょうか・・。
最近の日本の小学校に通学されているお母さんたちから聞いた話なのですが、
図工の時間に、空は、水色で塗りなさいと言われたそうです。
また、給食の時間のあとに、子供さんが給食の調理室の方に美味しかったとお礼を
言いに行ったら、そんなことはしないでくださいと担任の先生から言われたそうです。
先生方は、誰を気にされて、体面を保っているのでしょうか・・。
私も息子が少年野球の試合で活躍しているときは、そばで見なければいけない
時も多く、親も熱射病になりそうになりました。
ひそかにカバンにいれておいた、塩おにぎりを少し裏手でみんなに見えないように
こっそり食べたところ、熱がこもりそうになっていた身体が、いきなり血液循環がよくなり、
全身が生き返った体験をしました。さすが、塩おにぎりでした。
上記熱中症の発生場所。
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年7月23日
住居 (敷地内全ての場所を含む)
仕事場1 (道路工事現場、工場、作業所等)
仕事場2 (田畑、森林、海、川等 ※農・畜・水産作業を行っている場合のみ)
教育機関 (幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学等)
公衆 (屋内) 不特定者が出入りする場所の屋内 pic.twitter.com/r7NxhLeLxz
熱中症の原因は大気汚染と化学物質だから。https://t.co/g21xnDSIDq
— cmk2wl (@cmk2wl) 2018年7月20日
第15楽章は、熱中症から考える、ドイツと日本の学校について書いてみたいと思います。