独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第15楽章 熱中症から考える、ドイツと日本の学校

第13楽章第14楽章とドイツの食に関することを書いてきましたので、
第15楽章は、熱中症から考える、ドイツと日本の学校について書いてみたいと思います。
(ユリシス)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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気温30度以上になると休校になるドイツ




日本では、猛暑が続いていて、熱中症の方が続出であることをメディアで
拝見しています。
最近の竹下先生の記事でもありました。

ドイツの学校では、30度以上になると休校になります。



ドイツの家には、通常は冷房、クーラーがついていません。
ドイツの夏は25度前後が平均で、7、8月に1週間くらい
30度があるくらい
なので、冷房、クーラーが必要ないのです。

本日ベルリンは、最低16度 最高27度ですが、
家の窓を開け放して、冷房がなくてもちょうどよい
心地よい気候
となっています。


ケアンズでの暑さ対策


我が家は、オーストラリアの熱帯地域ケアンズから来ておりますので、
暑い季節、酷暑も経験
しています。

ケアンズ Author:Frances76[CC BY-SA]


オーストラリアのケアンズ近辺でも暑さのために水分不足で自然の中で
不運にも亡くなくなってしまう若者の報道も時々
見たりしました。
暑さというものは、怖いものだと思ったのです。

実際にケアンズで35度以上の時に、木陰のない道路などを歩くと
熱射病のようになってしまいます。

木陰がいかに大事なのか、木や森がいかに大事なのかがわかります。

Author:Kohei Fujii[CC BY-SA]



ケアンズで33度以上で歩くときには、濡れタオルを両腕に巻いたり、
首に巻いたり
など、いつもしていました。
両腕に濡れタオルを巻くことは、非常に効果的でした。

ケアンズで運転していた車は中古車でエアコンの効きも悪かったので、
運転しながら熱射病になりそうになったこともあります。
そのときは、持っていたペットボトルの水を車内で
頭の上からかけたりしたことも
あります。

身体に熱がこもるような感じで危ないな・・と気づいた瞬間に対処することが
大事
だと経験から感じています。
なんでも、早めの行動が大事なのです。


熱中症から子供を守る


また、我が家の息子は、日本時代には、少年野球チームに所属していましたので、
夏場は、熱中症、熱射病からいかに自分を守るかとの戦いでした。

pixabay[CC0]


2010年の夏、37度の気温での少年野球の開会式がありまして、
そして、チームの監督などから、必ず出席するようにとの指示があり、

日本的な考えで、ほとんどの方は周りの空気を読んで出席する方が多かったのですが、
我が家は、子供のことを考えて欠席させたのです。

予想通り、その後、息子のピッチャーの登板などは、はずされましたし、
やはり、我が家は監督の指示に従わないという印象がついてしまいました。
私は母親として、子供の命が大切なので、登板から外されても、悪い印象がついたとしても
別に関係ない
と思いましたし、子供にもそれをはっきりと伝えていました。

この当時は、竹下先生の講義、親子7 子育ての知恵(無分別の愛)はまだ、
拝見していませんでしたが、
人は人、私は私ということが、自然とできていたなと思っています。
こちらの講義は、子供の長所を見てはいけない!ありのままに見る!という
衝撃的で非常にためになる内容が満載
です。


当時は、母親として、異常な暑さから子供の身体を守っただけです。
そして、そのときに感じました。
子供たちのことを本当に思うならば、35度以上の気温ならば、
開会式や試合などを中止するべき
だと思ったのです。
監督やその他の関係者は、これくらい大丈夫だと思ったことでしょう。
私が少年野球の監督だったら、30度以上の夏場は、ドイツの学校のように
中止するだろうと思います。
放射能の件でも同じだと思いますが、子供は大人より身長が低く、地面から照りつける
熱射の影響は大人より大きい
のではないでしょうか・・。

つい先日、日本の小学校1年生の生徒さんが、熱中症で亡くなられた件などは、
私が経験して来たことと本質的には同じ
なはずです。
また、東日本大震災での大川小学校の事例も思い出されます。
アクションが遅すぎる、大丈夫だという甘い考えがありすぎる
思ってしまうのは、私だけでしょうか・・。

学校の先生たち、野球の監督もそうですが、子供のことより、
学校、世間からどのように自分が評価されるか・・
今後の出世に関わるので・・
体面を保ち、自分が損をしないように・・
そんなことを優先している
のではないでしょうか・・。

最近の日本の小学校に通学されているお母さんたちから聞いた話なのですが、
図工の時間に、空は、水色で塗りなさいと言われたそうです。
また、給食の時間のあとに、子供さんが給食の調理室の方に美味しかったとお礼を
言いに行ったら、そんなことはしないでくださいと担任の先生から言われた
そうです。
先生方は、誰を気にされて、体面を保っているのでしょうか・・。


私も息子が少年野球の試合で活躍しているときは、そばで見なければいけない
時も多く、親も熱射病になりそうになり
ました。
ひそかにカバンにいれておいた、塩おにぎりを少し裏手でみんなに見えないように
こっそり食べた
ところ、熱がこもりそうになっていた身体が、いきなり血液循環がよくなり、
全身が生き返った体験をしました。
さすが、塩おにぎりでした。




Writer

ユリシス

東西冷戦時代を身近に感じられるドイツの首都在住。豪州の出会うと幸せになれると言われる、めったに出会えない青い蝶、ユリシスがいる、(ほとんど毎日会っていた!)トロピカルな街から移り住みました。世界に国境はない、人種も言語も関係なく、心で通じ合えるが信条。英、独、インドネシア語を学びました。1985年の人民服を来ていた時代の上海、1988年のベルリンの壁、1992年のインドネシアの民主化運動を目の当たりにする。
現在、東洋医学セミナーを勉強中。体癖はたぶん、2−8かな?しかし、3、5、10も入っているような気がする。

わかりやすく、音楽のように流れるような、軽快な文章をお届け出来ればと思います。小学生でもわかるように簡単で、本質をついた内容に努めてまいります。



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