イランのロウハニ大統領、トランプ政権を強くけん制!それに対するトランプ大統領の応酬!〜米軍がターゲットにしているのはイランではなくイスラエル!

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプ政権が、各国にイラン産原油の輸入を停止するよう求めていることで、イランのロウハニ大統領がトランプ政権を強くけん制し、“我々が輸出ルートの安全を保証して来た”と述べて、ペルシャ湾のホルムズ海峡封鎖も辞さない考えであることを示しました。
 これに対して、トランプ大統領は、“二度と米国を脅すな!”と応酬。予想していた通り、アメリカとイランの間で激しいやりとりが始まりました。ただ、北朝鮮問題は軌道に乗り、プーチン大統領との会談も成功した後のタイミングであることから、イラン革命防衛隊の司令官が言っているように、“トランプ氏が「イランを攻撃するという過ちを犯すわけがない」”と考えるのが自然だと思います。
 波動的に見ても、トランプ大統領も米軍も、イランを攻撃する意思は今のところ全くありません。ただ、シリアの時のように、形だけ攻撃してみせるということはあるかも知れません。しかし、大事になることはないでしょう。
 あくまでも、米軍がターゲットにしているのは、イランではなくイスラエルだからです。今のところ、私が想定したシナリオに沿って動いているように見えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イラン大統領 ホルムズ海峡封鎖を示唆 アメリカをけん制
引用元)
(前略)

アメリカのトランプ政権はイラン核合意から離脱し、来月以降、経済制裁を再開すると表明していて、日本など各国に対し、イラン産原油の輸入をことし11月までに停止するよう求めています。
 これに対しイランのロウハニ大統領は22日、「ライオンの尾を踏むと永遠に後悔することになるだろう」と述べて、トランプ政権を強くけん制しました。そのうえで、「われわれが石油の輸出ルートの安全を保障してきたことを忘れてはならない」と述べて、ペルシャ湾のホルムズ海峡を封鎖することも辞さない考えを示し、警告しました。

(以下略)
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アメリカの政治家に対するイラン大統領の警告
転載元)
「アメリカと話し合うことは、国民の業績を終わらせ、屈服する以外の何ものでもない。トランプ大統領、我々は高潔な人間であり、歴史の中で、地域の航路の安全を守ってきた。危険なゲームをすべきではない。後悔することになる」
これは、イランのローハーニー大統領がアメリカのトランプ大統領に向けて語った言葉です。

(中略)

アメリカの大統領に向かって、これほどはっきりと強い批判が行われたことは、過去にもほとんど例がありません。ローハーニー大統領の表明は、実際、イラン国民の言葉です。

(中略)

イラン国民は、革命勝利当初からこれまでの40年、すべての陰謀に抵抗し、イラン国民と語る際には、イラン国民の地位を正しく理解すべきだということをアメリカに教えました。ローハーニー大統領の表明は、イラン国民の地位を再確認させるものです。ローハーニー大統領はこのように語りました。
アメリカは、イランの革命的で歴史を築いてきた国民が、道徳や礼儀を持たず、政治を知らず、計画を理解せず、自国の国民や政府、周囲の人々にも嘘をつくような横暴な人物に屈することなどないということを知るべきだ
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アメリカ大統領、イラン大統領の発言に消極的な反応
転載元)
(前略)

トランプ大統領は、23日月曜、ツイッターで(中略)... “イランとの和平はさまざまな和平の母であり、イランとの戦争はさまざまな戦争の母であることを、アメリカは理解すべきだ”と強調したローハーニー大統領の22日日曜の発言に憤り、「我々は、暴力的な発言に耐えるような国ではない」としました。

(以下略)
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イランと米国の応酬激化、トランプ氏の警告に対抗
By Sune Engel Rasmussen
引用元)
イラン当局者は23日、ドナルド・トランプ米大統領から「2度と脅迫するな」と警告されたことに対し、米国が敵対的な行動に出た場合には報復する考えを表明した。米国とイランの間で、言葉の応酬が激しさを増している。

(中略)

イラン革命防衛隊の民兵組織、バシジの司令官は、トランプ大統領の脅迫はイランに対する「心理戦」だとしたうえで、トランプ氏が「イランを攻撃するという過ちを犯す訳がない」と語った。

(中略)

ジョージタウン大学・安全保障研究センターのイラン専門家アリアン・タバタバイ氏は、トランプ大統領が北朝鮮にも行ったように、過激な言葉を用いてイランを交渉の場に引きずり出そうとしていると指摘する。

(以下略)

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「マフィア」のようなイラン政権 米国務長官
転載元)
マイク・ポンペオ米国務長官は22日、カリフォルニア州のロナルド・レーガン大統領財団にて講演した。ポンペオ国務長官はイラン指導者による汚職や人権侵害を指摘し、同国内外の政治状況を批判した。

スプートニク日本

ポンペオ国務長官は、「イランを指導しているのは通常の政府ではなく、マフィアであるように思われる。米国はイラン政権との対立を恐れない」と述べ、またその証拠としてイラン指導者が所有する企業および財産を明らかにするデータを提示した。同時に、それら企業の成功要因は汚職に他ならないとの考えを示した。
同国務長官はまた、イラン国内の全ての地域で発生しているテロや圧政を支持する「イランの政治制度」、およびスンニ派教徒、キリスト教徒、ソロアスター教徒といった宗教的マイノリティに対する数多くの人権侵害を批判した。
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配信元)

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