注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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飯舘村で来春から野焼き再開へ
引用元)
NHK NEWS WEB 18/11/7
去年3月に村の大部分で避難指示が解除された飯舘村で、放射性物質が飛散する可能性があるとして原発事故のあと禁止していた農作業の野焼きを来年の春から村が条件付きで認めることになりました。
飯舘村では原発事故のあと、放射性物質が飛散する可能性や火災の発生を懸念し、農家などに対して農地の除草や害虫駆除のための野焼きを禁止し、除草剤の使用などを要請してきました。
しかし避難指示の解除に向けた説明会の段階から農家からは野焼きを求める要望が相次ぎ、村は来年3月中旬からの1か月間限定で、行政区内の住民が合意することや村と消防に事前に届け出ること、それに消防団員が現場で待機することを条件に野焼きを認めることにしました。
(以下略)
飯舘村では原発事故のあと、放射性物質が飛散する可能性や火災の発生を懸念し、農家などに対して農地の除草や害虫駆除のための野焼きを禁止し、除草剤の使用などを要請してきました。
しかし避難指示の解除に向けた説明会の段階から農家からは野焼きを求める要望が相次ぎ、村は来年3月中旬からの1か月間限定で、行政区内の住民が合意することや村と消防に事前に届け出ること、それに消防団員が現場で待機することを条件に野焼きを認めることにしました。
(以下略)
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配信元)
飯舘村で来春から野焼き再開へ|NHK https://t.co/oOttp3gfeA
— はなまま (@hanamama58) 2018年11月7日
昨年の避難指示解除前から、村長は村内での営農を勧めてきた。しかし一方で営農に必要な野焼きは禁止。「どっちやねん」と突っ込む村民。来年からの「条件付き」野焼きはそうした中での妥協策だろう。
ただし、飯舘村の広報紙では「野焼きの禁止」の理由をキチンと書いていない。つまり「放射性物質を拡散させないため」と。「なんでだっぺ」と村民が怒るのも当然。「村内で採れた山菜、キノコ類を食べるな」も同様。「放射性物質が危険だから」とは書いていない。放射能の危険性を隠蔽する管野村長。
— はなまま (@hanamama58) 2018年11月7日
管野村長が村議会で被ばくや放射能について議論してないから、村議まで「村長、野焼きさせろやっ」と突っ込むとか、今年開催された3/11日のイベントでも放射能や被ばくは全く触れられないとか。たまに皆で集まったのだから楽しく過ごしたいのは分かるが、311で放射能無視って逆におかしくね。
— はなまま (@hanamama58) 2018年11月7日
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86カ月目の飯舘村はいま】実証実験で再確認された「野焼きでセシウム飛ぶ」。約1割が飛散、灰の中には8000Bq/kg超も。村役場「来年度も自粛へ」
引用元)
民の声新聞 18/5/3
原発事故による避難指示が昨年3月末に部分解除された福島県相馬郡飯舘村で、今年度も田畑での「野焼き自粛」が農家に伝えられた。農林水産省所管の国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構)による村内雑草の燃焼実験で、約1割の放射性セシウムが飛散する事、燃え残った灰の一部に8000Bq/kgを超えるものが確認された事による判断。飯舘村では避難指示解除以降、240人が村内での作付けを再開している。村役場は「安全」への取り組みを強調するが、依然として放射能汚染が解消されていない現実が改めて浮き彫りになった格好だ。
(以下略)
(以下略)
原発事故までは、仮に現金収入がなくても豊かな自然の恵みの中で暮らしてこれたのに、今や呼吸のたびに汚染された粉塵を吸い、コシアブラなど山菜も危険な数値が出ています。
農家の人は、村での農作業の再開を勧められていました。しかし同時に、営農に必要な野焼きは禁止されていました。理由は、放射性物質の飛散の危険があるからです。野焼きの代わりに推奨されたのは、ラウンドアップの散布でした。どこまでも悲惨です。
「民の声新聞」が今年5月時点で確認したのは、野焼きにより約1割の放射性セシウムが飛散すること、燃え残った灰の一部は8000Bq/kgを超えるものもあったという状況です。それでも来年3月の1ヶ月間、野焼きを認めることになったのは、農家の強い要望があったからでした。
日本の縮図を見るようで、やはり「飯館村」と聞くたびに胸塞ぐ思いが続きます。