政府は、美しい辺野古の海に赤土を含む土砂投入を14日に強行する狂気の構え! ~沖縄の苦しみはずっと続いており、それは中国ではなく、常に日本からもたらされている~

竹下雅敏氏からの情報です。
 政府は、14日の土砂投入を強行する構えのようです。ツイートにある美しい沖縄の海の写真を見ると、辺野古の海に“赤土を含む土砂”を投入するというのは、狂気だとしか考えられません。しかし、県は土砂を止める有効な手立てを見出せないということです。
 何度、選挙で沖縄県民が民意を示しても、政府がそれを押し潰します。この根性の悪さというか、悪意はどこから来るのだろう。
 あべぴょんにすれば、“ワタチは今、権力の頂点にいる。ワタチに逆らうことは許さない!”という幼児性丸出しの感覚なんでしょうか。阿呆が相手では、話し合いにすらならない。選挙で馬鹿に権力を与えたツケは、計り知れなく大きいと言わざるを得ません。
 “続きはこちらから”をご覧になると、沖縄の苦しみはずっと続いており、それは、常に日本からもたらされていることがわかります。記事では、中国脅威論というプロパガンダとは異なり、歴史的に中国が脅威だったことはないと論じています。引用元の記事では、具体的にわかりやすく書かれており、当時の琉球王国の交易ルートも地図で示されています。ぜひ、引用元で全文をご覧ください。
 一方、日本が沖縄にしてきたことはあまりにもえげつなく、支配者の強欲というのは今に始まったことではないというのが、よくわかります。記事では、沖縄の若者が沖縄の歴史を知らないことが、中国脅威論という政府の仕掛けるプロパガンダに乗せられてしまう根本的な原因だとしているのですが、本土の人間も、歴史をきちんと学ぶ必要があると痛感します。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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このまま「Xデー」に突入か 政府、埋め立て強行の構え 沖縄県の打つ手は…
引用元)
 沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、政府は週末の天候悪化に備え、名護市安和の沖合で停泊していた埋め立て土砂を積んだ運搬船を7日に辺野古の臨時制限区域内に入れた。14日の土砂投入に向け「万全の措置」(岩屋毅防衛相)をとり、埋め立てを強行する構えだ。
(中略)
 政府は埋め立てに向け着々と準備を進めるが、安和桟橋からの搬出については、法的手続きの不備などを指摘する県との認識の違いは解消されないままだ。(中略)… 県は公共用財産管理規則に定められた桟橋設置の工事完了届がないまま作業したとして、琉球セメントに立ち入り検査を求め、その間の作業停止を求めている。(中略)… 1隻に積み込まれたのは県が赤土等流出防止条例に抵触すると指摘する安和桟橋の敷地内に置かれていた土砂だが、そのまま使う可能性がある。県関係者は「赤土条例で縛れるのは土地の形状を変えるものだけ。運ばれてしまった土砂については条例で縛れない」と話す。国の強行突破を前に、打つ手がないのが実情だ。
(以下略)
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辺野古土砂 県、有効策を模索 立ち入りで打開狙う
引用元)
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、14日の土砂投入を目指す沖縄防衛局と琉球セメントは、県が立ち入り検査まで作業を止めるよう申し入れた行政指導に反して埋め立て用土砂の搬出作業を進めている。県は法令や規則を駆使した対抗策を模索しているが、土砂投入を止める有効な手だては見いだせていない。(中略)...県は条例や規則に基づき土砂の搬出作業に問題がないか確認を進めている。
(中略)
早ければ来週にも検査を実施し、県に提出された申請内容と桟橋の設置状況に相違がないか確認する。併せて防衛局に対して埋め立て承認時に付した留意事項に違反していることなどを理由に行政指導を行うことも検討を進める。

 県は同社に対し、桟橋近くの土砂の堆積場に関して赤土等流出防止条例に基づく届け出の提出を口頭で指導していたが、7日までに提出がなく、同日、文書を送付して改めて指導した。今後も提出されなければ、さらに強い中止命令も含めて検討している。
(以下略)
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配信元)
 
 


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中国が沖縄にしたことと、日本が沖縄にしてきたこと。
引用元)
(前略)
沖縄を今後も日米両政府に隷属する二重植民地であり続けさせるために最大限に活用されているのが、中国脅威論というプロパガンダだ。(中略)… だが、「沖縄にとって」中国は本当に脅威なのか?
(中略)
沖縄が中国と外交関係を持つようになったのは、1372年の中山王察度さっとによる明への入貢(朝貢)からである。(中略)… とりわけ冊封体制に組み込まれることによって大きな利益を得たのが琉球王国だった。
(中略)
一方、日本(ヤマト)は沖縄に何をしてきたのか。(中略)… 関ヶ原後の1609年に薩摩が軍隊を送り込んで(中略)… 琉球王国を冊封体制の一員として存続させ、そこから得られる利益を吸い上げ続けた。(中略)… 次が、武力を背景に首里城を明け渡させ、沖縄を完全に日本の一部として組み込んだ琉球処分(1879年=明治12年)である。沖縄を併合すると、明治政府はウチナーンチュを日本に同化させるために、徹底的な皇民化教育を行った。(中略)… そうして行き着いた先が、少年少女まで戦闘に参加させ、しまいには家族同士の殺し合い(集団自決)までさせて、県民の4人に1人を殺した沖縄戦の惨禍である。たかが本土決戦を遅らせるだけのためにだ。
(中略)
日本のためにこれだけの犠牲を払ったにもかかわらず(中略)… 天皇は保身のために沖縄をアメリカに売り、講和条約で独立を回復すると、日本政府は本土にあった大半の米軍基地を沖縄に押し付けた。(中略)… 一言で言えば、日本は常に沖縄に災厄をもたらし、苦しみを与え続けてきたのだ。
(以下略)
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配信元)

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