注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
ベネズエラの人道危機を目のあたりにした ―
カラカス市内の公立病院を訪ねた。看護師が見せてくれた薬棚には薬瓶がわずかに収められていた。
看護師は一つ一つを手に取って見せてくれた。驚いたのは、薬がほんの少ししかないことだけではなかった。使用期限がとっくに過ぎている薬を使っているのである。
(中略)
この病院は先月から、水道の水が止まったままだ。水がないため手術ができない。メスなどの器具や手を洗えないからだ。(中略)… 薬不足の原因はハイパーインフレだ。薬を外国から買えなくなったのである。
(以下略)
当地で出会った取材コーディネーターは忙しい本職の合間を縫って、田中を現場に案内してくれる。「ベネズエラの現実をあなたに見せたい」と言って。
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) February 21, 2019
香港の雨傘革命(2014年)では華字紙の記者が田中と取材を続けてくれた。
2人に共通するのは打算が一切ないことだ。
お願いです。今すぐ、スモークガラスの車から下り、自分の足で歩き、市民に話を聞いて下さい。マドゥーロ支持者は、ガイド派と異なり暴力をふるいません。普通の人たちです。 https://t.co/fBrkbP81uY
— mko (@trappedsoldier) February 21, 2019
ベネズエラを出たほうが良いです。このままズルズルと行ったらジャーナリストとしての信頼性を失い、取り返しつかなくなります。改めて中南米の国々に対して、アメリカのやってきたことを調べて出直すべき。
— けしきすい (@keshikisui2) February 21, 2019
田中龍作氏は #ヴェネズエラ マドゥロ政権を安倍政権になぞらえておられますが、イデオロギー的には安倍政権は新自由主義を強行する立場、マドゥロ政権が奉じるチャベス主義は、新自由主義に頑強に抵抗する立場です。全く正反対です。
— 川流桃桜@#HandsOffVenezuela (@kawamomotwitt) February 20, 2019
また、田中龍作氏は制憲議会のことを、マドゥロ政権が恣意的に設立したものだと誤解しておられますが、これは元々 #ヴェネズエラ の憲法に正式に書き込まれている完全に合法的な機関です。#ヴェネズエラ は日本の様な三権分立ではなく五権分立なので、明らかに事前調査が見て取れます。
— 川流桃桜@#HandsOffVenezuela (@kawamomotwitt) February 20, 2019
①この2月4日にカナダのオタワで、南米保守政権12カ国からなるリマ・グループと、これにカナダを加えた13カ国で共同声明が出されました。いわゆる、「オタワ宣言」です。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
②主な内容は、次の二点:
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
●ホアン・グアィドー氏を唯一の暫定大統領と承認すること
●ベネズエラの現政権であるニコラス・マドゥロー政権を違憲とし、財政および貿易取引権の剥奪、石油、金、その他の国内資源に関する一切のビジネスの停止
です。
⑤まず、グアィドー氏は一度も大統領選に出馬したことがありません。従って当然、大統領に選出された経緯もないのです。選挙で選ばれたことのない人が正当な大統領だっていうのはどういうことなのでしょう?
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑥ベネズエラ国憲法によれば、大統領としての合法性の根拠は大統領選における国民の投票で選出されることにあります。つまり、当たり前ですが、それからしても、大統領選に出馬したことがなく、従って選ばれたこともないグアィドー氏に、大統領として資格は全くないのです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑦1998年の大統領選で、国民の圧倒的支持を得て、ウゴ・チャベス氏が大統領に選出されて以来、ベネズエラでは6回の大統領選挙が行われていますが、いずれの場合も、チャベス政権とその後継政権であるマドゥロー政権が圧倒的支持を得て、大統領に選出されています。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑧もちろん選挙そのものが公正なものであったかどうかということが問題になると思うのですが、それについていえば、チャベス〜マドゥロー政権は選挙のたびに国連に対して監視団の派遣を要請しており、実際に要請を受けて数千の監視員がベネズエラに赴き、選挙を監視しました。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑨そしてその結果、選挙の公正さが報告されています。むしろここで付け加えておきたいのは、これはアメリカやカナダのメディアで全く報道されていないことですが、一貫して国連からの選挙監視団派遣を拒否し続けているのは逆に反政府側であるという事実です。そのことの意味をよく考えてみてください。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑭つまり、結論を言えば、ベネズエラ国憲法に照らし合わせた場合、政権としての正当性を持つのはマドゥロー政権の方であり、これに対し、グアィドー氏の暫定大統領の方には何の法的根拠もないのです。呆れますよね。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑮つまり、アメリカ、カナダ、リマ・グループ、それにEUの多くの国々が声明を通して、またメディアを使って国民や国際社会に対してあからさまに嘘に基づく印象操作を行い、主権国家の政権転覆を外から謀ろうとしているわけです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
⑯これは、どこから見ても徹底した国際法・国内法上の違反であり、言語同断も甚だしいことなのです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) February 20, 2019
冒頭のツイートでは、香港の雨傘革命(2014年)の件に触れていますが、この事件が中国版のカラー革命で、ジョージ・ソロスの資金が流れ込んでいたことには、全く気づいていないようです。
今回の龍作さんの行動には批判も多いようで、中には、かなり手厳しいものもあります。
“続きはこちらから”のThe Sun Snorer Pressさんの一連のツイートは、ぜひご覧ください。引用元では50個のツイートがあります。極めて貴重なものです。
せめて、これらの事柄と長周新聞さんの優れた記事を読んでから、ベネズエラに行って欲しかったと思っています。できれば、マドゥロ支持派の声もしっかり聞き取って、ベネズエラで何が起こっているのかに気づいてもらえるのがベストだと思っています。
“マドゥロ政権が奉じるチャベス主義は、新自由主義に頑強に抵抗する立場”の社会主義です。マドゥロ大統領は、サティア・サイババの信者で、NESARA支持者だと考えています。要するに、中国と、中国覇権を夢見る勢力に甘い言葉を囁くフランスのロスチャイルド家のNWO型新金融システムの支持者なわけです。マドゥロ大統領は、悪人というわけではないのですが、光を装った闇の勢力にうまく取り込まれているということなのです。
ロシアが直ちにベネズエラを支持したのは、アメリカ、カナダの横暴が国際法に違反しているからで、中国が反対しているのは、これまでのベネズエラに対する投資が無になってはいけないからです。
こうしたことを理解した上で、ヘンリー・キッシンジャー博士やQグループは、中国、フランスロスチャイルド家の思惑を打ち砕くために、巧妙にフアン・グアイド氏をコントロールしているのです。