ぴょんぴょんの「プレイバック・加計問題」

 いつか書こうと思いながら、手が出せなかった「プレイバック・加計問題」。
 今回、加計問題で渦中の人となった萩生田 ( はぎうだ ) 光一氏が、まさかの文科省大臣に就任したので、軽くおさらいしてみました。
(ぴょんぴょん)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ぴょんぴょんの「プレイバック・加計問題」

愛媛県が黒ヌリなしで全開示


デター!!
愛媛県が〈獣医学部への補助金に関する文書〉を、黒ヌリなしで全開示したー!

このニュースを取り上げた時事ブログのコメントがイケてるヨー!
「なんとなく言外に『その間にしっかり保存してね』と言わんばかり。
愛媛県の気骨の士が義憤に駆られてひと芝居打ったのだとしたら、なんとカッコいいことか。

愛媛県、ヤってくれたな!

まさか、あの中村時広知事が、全開示をしれっと指示してたりして。

Wikipedia[Public Domain]
中村時広知事

だとしたら、アイツはなかなかの大物だ!

去年(2018)も、加計学園に関する重要文書を公表したよね、愛媛県。

でも、日本人、パーだからとっくに忘れてんだろうな。

おととし(2017)の、朝日新聞スクープの文科省文書にしても、一時は騒がれたけど。

残念ながらどっちも、一発花火で終わったように見える。

マスコミを自由自在に操作して、うまいこと火消しされたみたい。

どうせ、国民はすぐに忘れてしまうし、シラ切り通せば、いつかそれが真実になる。

いやだ、そんなの。

料理番組のほめことば、「アッサリしています」。

なんでこう日本人は、「アッサリ」を好むんだろう。

アッサリし過ぎ!
悪に立ち向かうには、ヘビみてえな執念深さも必要なんだよ。


「ハトのように素直に、ヘビのように賢く」(マタイによる福音書10ー16
ぼくたちハトだねえ、食われながらも、おとなしいハト。



シラを切り通した柳瀬秘書官


ええい!加計学園問題!
今さら、引きづり出すのもめんどくせえが、執念深くおさらいしてみるか?

さんせ〜い!!

さあて・・どっから手ぇつけっかな・・膨大だぞ、資料が。

まずはざっくりと、去年公表された〈愛媛文書〉から、思い出そうか。

たった1年ちょっとしか経ってねえのに、なに? この、めんどくせえ感?

それじゃ、思うツボだよ! がんばれ!

う〜む・・去年の今ごろ・・たしか・・〈柳瀬秘書官〉てのが、国会の参考人に呼ばれて、シラ切り通してる顔が思い浮かんだわ。


あの人は今、東芝の関連会社、「東芝クライアントソリューション」の非常勤取締役に“再就職”してるらしいよ。


まだ57才、定年前なのに。

安倍ぴょんを、守るためにシラを切る、待っているのは豪華なごほうび♪

だから、止められない止まらない♪
たとえ、大ウソついたって、ヤマ・ニヤマに反しても♪

乗ってるなあ、おれたち、歌まで詠んじまった!

まあ、官邸からすれば、口封じ?

早く追い出したかったのかもな。

だよねえ、日付け印つきの〈柳瀬秘書官〉の名刺まで公表されちゃったらネ。

あったな、そんなこと。


愛媛県職員と首相官邸で面会し「本件は首相案件」と発言した柳瀬秘書官の疑惑


公表された愛媛文書が、信頼できないってイチャモンつけられたとき、中村知事がそれらの文書は「報告のために書いたメモ」「備忘録」であって、「職員は子どもの使いじゃない」と言い放った。

そのとき、こいつが見えねえか!って出したのが、日付印つきの〈柳瀬秘書官〉の名刺

「内閣総理大臣秘書官 柳瀬唯夫」の上に、赤インクで〈27.4.ー2〉て押してある。
(朝日新聞)


その〈柳瀬秘書官〉は、2015年4月2日、加計学園の渡邊事務局長、愛媛県と今治市の各担当者に会っている。

この時、愛媛県担当者が〈柳瀬秘書官〉からもらった名刺が、あれなんだね。


2015年4月2日の会合で判明したこと


その日の会合には、いくつか重要ポイントがある。

〈ポイントその1〉
「先日、安倍総理と加計学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が 加計学園は課題への回答もなく けしからんといっている との発言があった。」という文章。

つまりこれは、
1.安倍ぴょんと加計理事長が会食しました。
2.そこに、下村文科大臣もいました。
3.そのとき、加計学園の話が出ました。

実は、安倍ぴょん、〈国家戦略特区に、加計学園の獣医学部新設が申請されていたこと〉を、「2017年1月20日まで知らなかった」と答弁している(2018年4月11日衆議院予算委員会)。しかも、
「加計孝太郎氏から一度も陳情を受けたことがない。陳情に繋がるような話題を非常に慎重に避けていた」と繰り返して否定していたし。
(Yahoo! ニュース)

この話は、2015年4月以前の話だから、「2017年1月20日まで知らなかった」はウソ。

〈ポイントその2〉
2015年 2月14日、 加計学園の渡邊事務局長は、加藤勝信・官房副長官(当時)に面会して、加計理事長と安倍ぴょんの面会を打ち合わせた。

加藤勝信は、現在の厚生労働大臣だね。

加藤勝信厚生労働大臣

そして 11日後の2月25日、加計理事長と安倍ぴょんが、約15分面談した。
そのとき安倍ぴょんは、加計理事長に「そういう新しい獣医学部の考えはいいね」とコメントしたことが記録されている。(東洋経済)

ということは、「加計孝太郎氏から一度も陳情を受けたことがない」のもウソだった。
国家戦略特区・諮問議会の議長である安倍ぴょんが、特区候補者に合うだけでもNGなのに、
そういう甘いセリフささやいたらダメでしょ。

〈ポイントその3〉
柳瀬秘書官が「本件は〈首相案件〉となっている」とのたまった。

ふつうは、もう、これで詰んでるよ。

これらが、一連の愛媛文書で問題になったポイントだ。


文部科学省への圧力


大方思い出してきた。
お次は「総理のご意向」とか「官邸の最高レベルが言っている」の、2018年に朝日新聞がスクープした文科省の文書だね。
(朝日新聞)

特区のワーキンググループで、獣医学部新設に「対応は困難」と抵抗した文科省。
ズンズン進む加計学園の獣医学部新設の話に、文科省はひとり疑問を感じていた。

だから、公にされた省内の文書には、踏ん張っていた文科省の意地が感じられる。

Author:Haruhiko Okumura[CC BY]


萩生田副長官からの指示「官邸は絶対やると言っている」


問題の文書は【10/21 萩生田副長官 ご発言概要】。
これは、2016年10月21日、文科省の高等教育局長が、萩生田氏に獣医学部新設の説明をしたときの、聞き取り文書に基づいて作成されたものだ。
その中で、問題になったのが萩生田氏のセリフ。
獣医学部新設について 〈官邸は絶対やると言っている〉。
〈総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた〉。工期は24ケ月でやる。
今年11月には方針を決めたいとのことだった。」
(朝日新聞)

萩生田氏

これが、十分な証拠にならないのがふしぎなくらいだ。

萩生田氏は、文科省についてこんなことも。
和泉・首相補佐官からは、農水省は了解しているのに、文科省だけがおじけづいている、何が問題なのか整理してよく話を聞いてほしい、と言われた。」
(朝日新聞)

和泉・首相補佐官

ほお、和泉・首相補佐官? どっかで聞いたことのある名前。

前川喜平氏の話に出てきたの、覚えてないか?
2016年当時、文科省で事務次官を務めていた前川氏が、和泉氏から直接言われたセリフ。
総理は自分の口からは言えないから、私 (和泉 ) が代わって ( 獣医学部新設を早く認めるように ) 言う」。
(ハフィントンポスト)

和泉氏も、安倍ぴょんの代弁マンだね。


前川喜平事務次官への圧力


前川氏は、他からも圧力をかけられていた。
2016年8月、内閣官房参与だった木曽功 ( きそいさお ) 氏から、「国家戦略特区で獣医学部を設置する件について、早く進めてほしいのでよろしく」と言われた。


木曽功?

文科省の前川氏の先輩で、その当時から現在に至るまで、加計学園系列の千葉科学大学の学長と加計学園理事をやっている。

うーん・・いくら文科省の後輩が相手だとは言え、自分が天下った加計学園の有利になるように働けって、恥ずかしくないのかなあ。

木曽氏は前川氏に「文科省は 国家戦略特区・諮問会議が決定することに従えばよい」とも言った。
(産経ニュース)

とにかく、黙ってOKしろと・・・。

文科省の文書の中には、内閣府のメッセージもある。
【大臣 ご確認事項に対する 内閣府の回答
(獣医学部) 設置の時期については・・・『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、〈これは総理のご意向だ〉と聞いている。」

【獣医学部新設に係る 内閣府からの伝達事項】
平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。・・〈これは官邸の最高レベルが言っている〉こと。」
(HUNTER)

どっちも「最短」「最短」って急いでいたのは、「総理が」「官邸が」だったことが明らかだね。


獣医学部の新設条件を加計学園のために変更


さて次に、【国家戦略特区における 追加の規制改革事項について(案)】の文章が修正されたことも問題になった。
(HUNTER)

何が修正されたの?

獣医学部の新設条件。
修正前 「現在、↓獣医師系養成大学等の↓ない地域に↓おいて、獣医学部の新設を可能とするための関係制度の改正を、直ちに行う。」
↓のところに、手書きの言葉が挿入されて、次のように変わった。
「現在、【広域的に】獣医師系養成大学等の【存在し】ない地域において【限り】獣医学部の新設を可能とするための関係制度の改正を、直ちに行う。」

これで、ライバルの京都産業大学が、新設条件からはじかれてアウトになったんだね。

そういうこと。
結果的に、四国の愛媛県今治市に絞られたというわけ。
実は、この修正を命じたのは萩生田氏・・らしい。

ほお!

【〈内々に共有〉獣医学部のワーキンググループについて】によると、「文科省と藤原審議官の間で、内々の事務打ち合わせがあり・・( 手書きの部分 ) で直すよう指示がありました。指示は・・・官邸の萩生田副長官からあったようです。」(HUNTER)

Author:ひょうぎし[CC BY-SA]

だった!

そしてこの修正文書が決定打となり、晴れて2016年11月9日、加計学園の獣医学部新設が認められた。

萩生田氏、功労賞もんだよ。

そして、萩生田文科大臣の誕生とあいなる。
ところで、9月11日の就任記者会見、萩生田氏への質問は、ほとんど加計問題に関するものだった。
「テキスト版」を参考に、憂さばらしに、おれが大臣にウオークインしてみた。

記者)あの10月21日のメモについて。
大臣)なんで今さら、すんじまったことを蒸し返すんか? 
あの当時、松野文科大臣から、ちゃんと詫び入れられて終わってるはずだ。
あんときは、文科省に蹴りの一つ入れてやりたくても、官房副長官だったから引き下がったが、今度はそうは行かねえ、見てろよ、文科省。
記者)じゃあ、「総理は平成30年4月開学とおしりを切っていた」と言ったのは?
大臣)総理から指示を受けたことも意見を求められたことも一切ねえ・・って表のおれは思ってるみてえだが、「総理は」なんて親しく呼べるのは、側近のおれぐらいさ。しっかし、おれ、よっぽど文科省にキラワれてたんだな・・・知ってたけど。
「萩生田副長官の御発言メモ」なんて、わざわざ名前出しやがって、もう、ほんっとムカつくヤツらだな。まあ、見とれ、文科省のヤツら!
記者)役人はしっかりメモや記録を残すはずなのに、10月21日のメモはでたらめだと?
大臣)でたらめじゃねえよ。文科省の役人だぜ? しっかりキッチリメモるのは当然だろ? だが、あれは、おれと局長のやりとりじゃないことにしてよ。それについては、文科省だってごめんなさいしたんだぜ、いいかげんに忘れてよ・・・オネガイ!!

・・・・・。

言っとくが、フィクションだからな。事実は、本物を読んでくれたまえ。

なんと言っていいかわかんないけど、もしかして、こっちの方がリアルだったりして?


文科省は、これからいろいろ大変だな。

前川氏も、指摘している。


だって萩生田氏、【神道政治連盟】【日本会議】【統一教会】だぞ。

ガッチガチだね。

萩生田氏は 安倍首相が血道を上げる 戦前回帰と“偏向”教科書批判に同調し、一体となって 教科書制度の改悪を進めてきた 歴史修正主義者なのだ。」(リテラ)


はあ〜 ため息しか出ない。

また萩生田氏は、バリバリ憲法改正推進者だし。
報道機関をビビらせる存在
だし。

でも、加計問題は、これから進展がありそうな気配だよ。
今度こそ、野党も結集して、しっかり追求してほしい
よね。

なんか苦い話ばかりで、苦い気持ちになってきた。
甘くてかわいい、口直しがホスィ!

じゃあ、こいつをどうぞ。


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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