注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
何という快挙‼︎#新聞記者 が第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞、
— 加藤登紀子 (@TokikoKato) March 6, 2020
そして最優秀作品賞をトリプル受賞!!本当におめでとうございます https://t.co/T532eYfTlQ
『#新聞記者』を見た方は知っていることだが、本編中に「安倍首相」や、それを匂わせる名や「自民党」という名は一切出てこない。松坂桃李氏のスピーチにも出てこない。そのくらいの極度のプレッシャーの中でこの作品が作られ、公開された時代だったことを記憶しておこう。
— ほうとうひろし 호토 히로시 Хироши Хото (@HiroshiHootoo) March 6, 2020
pic.twitter.com/TZrH1yLPr7
#新聞記者 #日本アカデミー #最優秀主演女優賞 #シム・ウンギョン さん。おめでとうございます❗️受賞を聞き、言葉に詰まり、大粒の涙流すシムさんを見て涙
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) March 7, 2020
撮影中の集中力、洞察力は圧巻。言葉の壁を超え、権力に立ち向かう新聞記者を見事に演じ切っていた。国際派女優としての更なる活躍を願ってます https://t.co/ARskRA3s5E
「新聞記者」が日本アカデミー賞3冠を獲得した。
— 幸朋カウンセリングルーム/松波幸雄 (@matsunami1) March 8, 2020
主演女優賞のシム・ウンギョンさんは愕然とした表情の後、壇上で号泣、まず「すいません、、、すいません」と。
今の日韓関係の中で複雑な感情・不安が渦巻いたのだろうかと思い、胸が痛んだ。https://t.co/kNQ2arF4cL
【Twitterクソ伝説】#日本アカデミー賞 を獲った次の日にロックされる#新聞記者 pic.twitter.com/5K8b7YY7qc
— Ryo🍊 (@Ryo_koumei_m) March 6, 2020
まさか今日の映画コーナーで、昨日の日本アカデミー賞の話題持ってこないなんてこと、ないよね?このあとやるよね?
— asami (@blue_crescent_) March 7, 2020
【シネマパラダイス】東日本大震災当時、福島第一原発で起きたこと 佐藤浩市&渡辺謙主演でリアルに描く話題作! 「Fukushima50」 https://t.co/RRjZpzx1cl
— zakzak (@zakdesk) March 7, 2020
当時の菅総理が福島第一原発に乗り込んだことでベントが遅れたというのは、当時野党だった自民党が流したデマだが、それをそのまま描いている。当時、東電は官邸に情報を上げず、そのことで総理は苛立ち、現場に乗り込んだ。その辺の背景も描かれていない。 https://t.co/1YSave3Z4V
— 町山智浩 (@TomoMachi) March 7, 2020
フクシマ50を観ました。
— 木村結 (@yuiyuiyui1114) March 8, 2020
全編ヒロイズムを謳うために事実誤認、嘘の数々
一緒に出口を出た20代女性2人「私、日本に生まれて良かったと初めて思った」「私も。死ぬなら2人でって手紙すごいよね」
途中で嘘っぱちばかり!と叫びたくなった私はゾクッとしました。以下事実誤認を
①ベントが菅直人のために遅れた
— 木村結 (@yuiyuiyui1114) March 8, 2020
→住民の避難を待っていた、また手動でのベントは東電が成功と言った時間には実はできていなかった
②海水注入を官邸が止めた
→東電の武黒がやめさせようとした
③米軍はトモダチ作戦を実施
→トモダチと言いつつ、後日巨額の請求。海兵隊員は被ばく、40人以上死亡
400人以上が東電と日本政府を告訴
— 木村結 (@yuiyuiyui1114) March 8, 2020
④協力企業の社員に吉田所長が帰ってもらう
→協力企業は事故時契約がないため柏崎刈羽に全員引き上げ
⑤地震だけなら全電源喪失をカバーできた
→地震で外部電源喪失
⑥想定外の津波と2回も
→吉田所長は15.7mの津波の警告を握りつぶした張本人
⑦作業員に帰宅を促す
— 木村結 (@yuiyuiyui1114) March 8, 2020
→700人に近くで待機の命令を出したが650人が第二へ命令違反で撤退し、結果50人しか残らなかった
原作が門田氏ですが、監督にチョット期待してしまったのを反省。国会事故調や政府事故調の資料くらいは読んで欲しいですね。
予想以上に酷い映画でした。
「安倍文化人」映画ポスターのテンプレ pic.twitter.com/B5Ed7hgXhr
— kinokuniyanet (@kinokuniyanet) March 9, 2020
この映画。一言でいうと「福1の職員たちの奮闘で日本は救われた」というもの。もう少しいうと「あれは天災。あの大地震と津波。事故は仕方ない」「混乱を招いたのは当時の総理。あの言動や行動が事故対応を邪魔した」「東電の上層部も官邸に振り回され大変だった」「でも、現場の50人は最後まで諦めずに戦った」「彼らのような素晴らしい社員がいる東電は2度と、同じ事故は起こさないだろう」「事故も終息したし、もう安心だ」という印象が残る映画なのだ。
(中略)
この映画のテーマは「東電の皆さん。日本を救ってくれて感謝。これからも頑張ってくださいね。原発はもう安心ですよね」ということを伝えたいのではないか?と思えるほど。だから、原子力ムラも、原発推進の現政権も、圧力をかけない。むしろ応援してくれる。企業も安心して出資できる。
(以下略)
さて、苦難の末に上映され、国民に支持され、アカデミー賞も獲得した「新聞記者」と対照的な映画が話題になっています。「Fukushima50」といういかにも広告会社っぽいタイトルの、東北大震災当時をリアルに描いたとされる作品です。命を賭して奮闘した東電職員50人のおかげで日本が救われたというストーリーですが、実際に観られた方の指摘が明快でした。事実誤認、嘘の数々、当時の官邸を悪者に仕立てる筋書き、自民党の流したデマをそのまま採用、そして最終的に事故は終息し、原発は安心だという印象を残すもので「予想以上に酷い映画」だそうな。観ないけど。
かつて「朝日のあたる家」という、やはり原発事故をテーマにした映画を撮られた太田隆文監督は、資金から出演俳優、上映、宣伝、何から何まで押さえつけられ、本当に苦労されたそうです。
ところが今回の「Fukushima50」は、多額の制作費に豪華キャスト、手の込んだ技術に十分な宣伝と、大変恵まれた条件の作品でした。原発ムラが圧力どころか応援して制作費も宣伝費も潤沢にある、、そんな作品の狙いは明らかで、震災後、今も苦しむ人々を無いことにして国策原発を進める洗脳ツールなのでしょう。
ちなみに「朝日のあたる家」には山本太郎さんが出演されていました。