ぴょんぴょんの「森の中で深呼吸」

 ずっと緊張を保ち続けることは疲れるし、むずかしい。
 どこかで、もうそろそろいいんじゃないか、という誘惑にかられます。
 日本の新型コロナ感染者数もじわじわと増え続けているのに、イタリアよりましだから、日本は大丈夫じゃないか、学校閉鎖もイベント開催の制限もゆるくなったし、大丈夫じゃないか。
 そういう気の弛みが、今、一番アブナイのではないでしょうか。
 現場の医師からの生々しい現状を知ると、一人ひとりが重症化しないために、気を引き締め直さないといけないと感じました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「森の中で深呼吸」


新型コロナは落ち着いたの?


ああ〜〜〜 
光あふれる季節だって言うのに、何が悲しうて、家の中に引っ込んでなきゃならねえんだよ?
そろそろ、新型コロナも落ち着いた頃じゃねえの?


いやいや、本番はまだまだこれからだよ!

中国やイタリアに比べたら、日本の感染者数は余り増えてないし。
退院してるヤツも、けっこういるし。

その数字、信じてるの?

経済も落ち込んでるし、そろそろ外に出かけた方が、世の中のためじゃね?

感染が広がっちゃったら、経済どこじゃなくなるよ。

日本人の清潔意識は高いし、新型コロナ、そんなにオソロしくねえんじゃね?

今が踏ん張りどころだと思うよ。

だってもう、かれこれ2ヶ月になるんだぜ。
長過ぎるよ、飽きたよ。


感染症・指定医療機関勤務の医師からの生々しい訴え


くろちゃんは家にこもって、情報を集めながら、ビタミンCやコロイダルシルバーやレメディをそばにおいて、安全に暮らしてるんでしょ。
でも、新型コロナの感染者と向き合っている、医療関係者は大変なんだからね。
時事ブログで紹介されたツイート、見てよ。


武漢からのチャーター便を受け入れた、4病院のうちのひとつで働く、感染症・指定医療機関勤務の医師からの生々しい訴えだよ。

チャーター便と言えば、第一便は1月29日だったか。

この先生は その頃から「もう他人事やなかった 」と言ってる。
そして、ダイヤモンドプリンセス → 市中感染と、今でも戦闘継続中。
「流石に40年生きてきて 今が疲労度MAXや。」(必死チェッカーもどき

Wikipedia[Public Domain]


・・・た・・大変なところにいるんだな。

現場で新型コロナを間近に見ている先生が言う。「症状えぐいで 。」

え・・えぐい!

ふつうは、この患者さんは大丈夫とか、この患者さんは危険とか予想がつくけど、新型コロナは「突然、両肺が真っ白になる。」(必死チェッカーもどき

そ・・そうなんだ。

こんな経過たどる病気、ちょっと思いつかんわ。
「マジで、少しでも医学知識のある奴は、重症化した時のCT画像見たらちびるよ。」 (必死チェッカーもどき

ひええ〜〜〜 専門家がちびるのか!

コイツは時限爆弾なんや 。突然重症化して発動条件が読めん。
肺の一部に少し影があると思ってると、「突然、花火のようにバラバラと肺のあちこちに飛び火して」あっと言う間に、肺全体に影が広がって、急性呼吸不全に陥る。必死チェッカーもどき

オットロシイな・・・。

先生が一番恐れるのは
重症化例が、有限のICUと人工呼吸器を、長期間占有するのがポイントや 。
ここで一気に感染爆発すると、人工呼吸器が尽きて重症例が全滅する。」(必死チェッカーもどき


重症が増えたら、人工呼吸器が足りなくなって全滅する?

そう、若くて治りそうな人でも、人工呼吸器がないために命を落とすかもしれない。

医者でも、このシビアさがわかってない人、多いかも?

「コビッドは、対戦してみて初めて分かる恐ろしさがある 。
正直、治療に当たったことのある医師以外は、全員舐めとるようにしか思えん。 」(必死チェッカーもどき

う〜ん、ナメたらあかんな。

「おまけに感染力強いから、治療にあたるときにクッソ気を使うし 。」(必死チェッカーもどき

わかるわ!
おれもたまに外に出かけると、強迫神経症みたいになるもんな。
出先で、バッグの中の消毒液スプレーを探し回って、冷や汗かいて。
帰ったら、もう全身、グッタリ!


毎日、感染者を目の当たりにしてる人たちは、どれだけ神経を使うか。
先生、お元気でいてほしいよ。

おれはこの医者に、ビタミンCのこと教えてやりてえ。

まずは、自分の身は自分で守らないとね。

よし、わかった!
こんなにガンバってる医療関係者に、これ以上迷惑かけられねえ。
家にこもるのは、飽きたなんて言ってられねえ。


肺炎とネコ背


ぼく、一つ思ったんだけど、老人はなぜ肺炎になりやすいんだろう?

免疫力の低下だろ? 老廃物も溜まってるし、持病もあるし、薬も飲んでるし。

それもあるけど、あの特有の姿勢じゃないかと思うんだ。

背中丸めて、あご出して、腰と膝を曲げて・・これか?

ワッハッハー!
まるで、ひょっとこ踊りだ!


それに年寄りは、横についてるはずの肩が前に出てるだろ?

ネコ背だよね。

あれじゃ、胸がすぼんで、肺が十分にふくらまねえ。
呼吸が浅くなる。酸素が不足する。代謝が落ちる。


呼吸が苦しいから、あごを前に突き出してるのかな。

まるで、カメが甲羅から頭を出すみてえなスタイルだ。

まさに、そういう感じ。

正常な背骨はS字にカーブしてるの、知ってるな。
首 = 頸椎(けいつい)は前にカーブ、
胸 = 胸椎(きょうつい)は後ろにカーブ、
腰 = 腰椎(ようつい)は前にカーブしている。

Wikipedia[Public Domain]

乗り物についてる、ショックアブソーバーみたいに、地面からの振動をS字構造で吸収してるんだよね。

ネコ背は、S字構造の背骨の、胸椎が後ろにとび出ている。
とび出ると、胸椎と胸椎の間が開いてくる。
するとどうなるか。
野口晴哉氏は、“胸椎三番と四番の間が開いていると肺炎になる”と言っています。整体では、胸椎三番と四番は呼吸器や心臓と関係の深い場所です。・・背中が丸くなって前屈姿勢の人が、新型コロナウイルスに感染すると、重篤化しやすいのかも知れません。」(時事ブログ

だから、お年寄りは肺炎が多くて、重症になりやすいんだね。

ただ、若くてもネコ背はいっぱいいるぞ。
見ろよ! スマホ、タブレット、パソコンに夢中になってるヤツら。


たしかに見回すと、みんな前かがみで、あご突き出してるね。

年寄りと変わらねえ。

肺炎になりやすいかも。

ツボから見ても、胸椎三番と四番の間には「肺兪(はいゆ)」というツボがある。
このツボは、「すべての呼吸器疾患の特効穴」だ。
MR経穴

やっぱ、ここ関係があるんだ。


そして、その下には心臓疾患の特効穴「心兪(しんゆ)」がある。
新型コロナ肺炎が治った後、心臓発作で倒れるヤツいるが、ここが関係してる?


かもね。

しかもネコ背だと、胸が圧迫されて肺が広がりにくいから、きれいな空気が肺の奥まで行きにくいし、よごれた空気は外に出しにくい。

肺の中の換気が、悪そうだね。


そんなとこに、もしもウイルスが入ったら?

ウイルスも、外に出しにくい!

換気の悪い、密室の地下室みてえなもんだ!

自分がそういうとこに行かなくても、肺の中に密室空間があるってことか

ウイルスの天国じゃあ〜♪

うわああああ・・・!

それはそうと、おめえもネコ背っぽいから、気いつけねえとな。
新型コロナ肺炎になってICUに入れられて、人工呼吸器つけられる前になんとかしねえと。

ど、どうしたらいい?・・・なんとかしないと・・・
あ、こんなのがある! ネコ背矯正ベルト

ほお! 品数も種類も豊富だな。ネコ背で困ってるヤツ、多いんだな。

たくさんありすぎて、どれにしようか迷っちゃう。

本気で選ぶつもりか? 野口晴哉に笑われるぞ。
「福井県の学校で、木の十字架を背中にしばりつけて、行儀よくさせようとした教師がありました。私はこれを雑誌で見まして、『なんと、ばかげた』と思いました。この先生は、たとえばヘビを管の中に入れておいたらまっすぐになると思っているのでしょうか。ヘビは管から出すと一緒にまた、とぐろを巻いてしまう。」(月刊全生昭和53年11月号)


ハッハッハ! それもそうだ!

いい姿勢を作るのはギブスであって、自分の筋肉じゃねえから、はずしたら、前よりもっとネコ背になってたりして。

う〜ん、じゃあ、どうしたらいいの?
ずーっと背すじを真っ直ぐにしとくのは、キツくて苦しいし。

そんな、かた苦しく考えるな。
思い出したら背すじを伸ばす、つらくなったらゆるめる。
背すじを伸ばす → 疲れる → ゆるめる → 背すじを伸ばす → 疲れる → ゆるめる。
これを、繰り返せばいい。健康づくり

そっかあ〜。

それに、おめえでもできそうな体操を見つけたぞ。
ニーっと笑って、「シャキッとムキムキ〜♪」ってな!

ふくくる体操レク動画/シャキッと姿勢体操①

おおう! 大胸筋がムキムキ君!!

この動画は、介護施設で使われてるらしい。

どうりで動きが単純だし、ゆっくりでわかりやすい。
それに、座ったままで仕事の合間にできるし。

それぞれ、自分に合った体操やヨガのポーズを見つけたらいいと思うが。


ぼくには、このムキムキ君が合ってるみたい!
ほらほら、見て! 楽に背中を伸ばせるようになったよ。
それに、なんか目がスッキリした。

お! 姿勢が良くなったせいか、若返って見えるぞ。

わーい! ヤッター!

ウイルスに接触しないことが、一番。
そして、肺の中をいつも換気して、クリーンにして、ウイルスをはびこらせない。

肺が広がって、いい気持ち。

はあ〜〜 大自然の中で深呼吸したくなってきたよ。

昔は、結核患者を緑の中で療養させてたんだぜ。

緑が肺にいいのは、証明ズミだね。

季節もいいから、日光を浴びたり、森林浴したり、自然の力を借りて、肺を健康に保ちたいもんだ。


ムキムキ君でいい姿勢、新型コロナもコワくない!!


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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