パソコンのやり過ぎで目が疲れた
はあ〜〜〜
パソコンやりすぎて、づがれだび〜。
くろちゃん、お菓子持ってきたから一服しようよ。
お! しろか、今日は何を持ったきたんだ?
ジャジャ〜ン! イチゴのショートケーキ!
おれも食いたいと思ってた!
コーヒーでも淹れるとすっか・・・ヨイショっと。
疲れてるとこワルいねえ。
あれ? なんか、
今日はおめえの顔がいつもよりボケてるぞ。
ケーキ持ってきた人にボケてるとか、ヒドイよね。
いや、
ジョーダンじゃなくてほんとにボケてる。
ピントが合わないっていうか・・・?
それ、
ぼくもあるよ。
スマホを長時間見てて、ピントが合わなくなったり。
ケータイは画面が小せえから、目が疲れるよな。
メール打ってても、ネコの顔が見えなくて困るんだわ。
ネコの顔って?
ああ、文字は拡大できても、絵文字は小さいまんま。
ネコが笑ってんのか泣いてんのか、虫眼鏡で見てもよく見えねえし。
笑う所で、泣いてるネコ入れたらヘンだし・・。
😸😿
絵文字かあ、たしかに見えづらいよね。
老眼も、どんどん進んでるしさ。
こないだ老眼鏡、買い替えたばっかなのに、もう見えん。
ちょっと、根ツメすぎなんじゃない?
そう言えば、テレビの色も薄まっててぼやけてるし、そろそろ4K・8Kに買い換えねえとダメかな?
テレビのせいじゃなくて、
目がワルくなったんじゃないの?
おれの目がワルいだと?
毎日ブルーベリージャムも食べてるのに?
う〜ん、ブルーベリー? ビミョーだなあ〜。
クコの実も目にいいって、知ってた?
あの、杏仁豆腐に乗っかってる赤いヤツ?
そう、
クコの実は漢方薬で、中国じゃ「明眼子」と呼ばれてる。
そのまんま、ボリボリ食うのか?
いや、
毎日数粒、スープに入れて食べるみたいだよ。
薬膳かあ、そういやサムゲタンにも入ってたな。
漢方薬として使う時は、目と肝臓にいい菊の花とペアで使われる。
中国ではクコの実+菊のハーブティー、
「枸杞菊花茶」がよく飲まれてるそうだよ。
(
たびこふれ)
枸杞菊花茶
うちに生えてる菊でもいいんか?
ダメダメ。薬用の菊じゃないと効果ないよ。
白内障と緑内障、そしてアーユルヴェーダの目薬
そうかあ、今すぐ飲みたいんだがなあ。
ところで、
晴れた日に空を見上げると、白い糸がフワフワ浮いてる、ありゃなんだ?
それ、飛蚊症だよ。
レンズの水が汚れてるんだよ、
白内障の前ぶれだよ。
ヒー!? 白内障だとお?
もいっちょ、緑のヤツがいたよな。
緑内障のこと?
白と緑、どうチガウんだ?
どっちも、つまるところはレンズの循環不全だよ。
循環不全てことは、レンズの中に水があるんだな?
そうだよ。
そこに出入りする
リンパ管が詰まって、汚れがたまったのが白内障、
水がたまりすぎたのが緑内障だよ。
じゃあどっちも、リンパ管を掃除すりゃすむのか。
でもね、眼科の目薬はほとんどが利尿剤で、浸透圧で水を追い出すだけ。
汚れは取れない。
じゃあ、リンパ管の掃除、
どうすりゃいいんだ?
泣けばいいんだよ。
はあ? 泣くのが治療か?
泣くと、目全体が収縮して、水が絞り出されるんだよ。
「思いっきり泣くと免疫力が上がる」って言うがな。(
時事ブログ)
だけど、まったく泣く材料が見つからん。
ちょっと待って、ぼくの持ってる
アーユルヴェーダの目薬、さしてみて。
インドの目薬? なんか、アヤシイな。
アーユルヴェーダの万能薬「トリファラ」が入ってるんだよ。
トリファラ?
「ピッタ、カパ、ヴァータ、すべてのドーシャを鎮静し、糖尿病や皮膚病を治して、排便も促す。視力を良くし、食欲を上げ、若返りを促す」。(
Women's Health)
よっしゃー試してみるぞ!
・・・うっはー!!
しみるう〜〜〜〜! 涙がボロボロ出るぞ。
ほら、泣けたでしょ?
これで、リンパ管のお掃除ができたよ。
ありゃ? なんか、ベタベタするな?
ベースがハチミツだからね、なめてみて、甘いよ。
おれは、ハチミツを目に入れたんか?
全部、食べても大丈夫な材料でできてるからね。
ふー!
泣くだけ泣いたらスッキリした!
ぼくはそいつを、1日1回さしてるんだ。
そしたらある日、
視界がクリアになってビックリしたことがある。
へえ、そんなに効くのか!
ただし、この目薬は、ネットで取り寄せないとね。
面倒くせえなあ・・。
学校で毎日行われている目の体操「眼保健操」
う〜ん、じゃあ、体操がいいかも! タダだし。
うん、タダがいい!
中国の、目の体操を試してみたら?
中国人が日本に来て驚くのは、メガネかけてる人の多さなんだって。
日本人はメガネ好きだよなあ。
中国では、子供たちが毎日学校で、目の体操「眼保健操」をやらされてるからね。
「眼保健操」?
「眼保健操」は、目の周辺のツボの指圧。
眼精疲労だけじゃなくて、近視、老眼、白内障、緑内障、あらゆる目の病気にいいらしい。毎朝、起きてすぐにやるといいそうだよ。
(
DIAMOND Online)
前置きが長いけど、3:00から体操が始まるからね。
それから、
目玉は押さないように、気をつけてね。
1 天応(てんおう)
〜まゆ頭のやや下の骨のくぼみ をもみ押し ▷8☓4回
2 晴明(せいめい)
〜目頭と鼻の付け根の境を押し上げる▷8☓4回
3 四白(しはく)
〜鼻腔の端から左右に指3本、ほおの中央をもみ押し ▷8☓4回
4 太陽(たいよう)
〜コメカミのへこみを親指で抑えながら、他の指で上下のまぶたをマッサージ ▷上下各8☓4回
どのツボも、目に重要なツボなんだよ。
太陽ってのは、ここか?
そこそこ。よくおバアさんが梅干し貼ってるとこ。
ツボの場所さえわかれば、意外とかんたんだな。
中国美人が出てる、新バージョンもやってみよう。
眼保健操
1 太陽をもみ回し
2 太陽を抑えながら、上まぶたをマッサージ
3 太陽を抑えながら、下まぶたをマッサージ
4 風池 〜髪の生えぎわ、首筋のやや外側のくぼみを、もみ回し
5 耳殻を4ヶ所に分けて、引っ張る
イーリャンサンスー♪ イーリャンサンスー♪
リーチ、満貫、大三元、ドラドラ!
マージャンじゃないからね。
風池は、風邪のツボで目にもいいんだよ。
イーリャンサンスー♪ イーリャンサンスー♪
おお! 目も頭もスッキリしたぞ!
日本の学校でもマネすりゃいいのに。
目の疲れは胸椎1,2,3番の硬直だから、そこをゆるめればいい、と言ったのは野口晴哉。「月刊全生」には、
彼が考えた目の体操があったよ。
近視、乱視の人にオススメだって。
1 目をつむって、遠くを見るようなつもりでしばらく緊張させる。
2 力を抜いて目をつむったまま、周囲を見回すように目玉を6回転させる。そのとき、首を動かしたらダメだよ。
3 耳殻を引っ張って伸ばす、8回。
4 顔を上に向け、首を伸ばし、背を伸ばし、両肩甲骨を背中によせて力を入れ、体中の力を抜く。これを3回。
5 仰向けに寝て、両足をいっぱいに開いて呼吸はふつうにしながら、腰を浮かせて2秒間。そしてストンと脱力。
(ぴょんぴょん注:原文には5のあと「就寝前に二種体操をする」とありますが省略)
ほお、
野口式も耳を引っ張るんだなあ、さっきの美人動画と同じだ。
そうなんだよ。
野口晴哉は、頭が疲れた時も耳を引っ張ることを勧めている。
「頭の中がくたびれてくると、耳が固くなる。だから、頭の調節には耳を使うのです。
耳の固い子どもは変化が遅いのです。そこで、耳のまわりを引っ張ることを自分でやらせるのです。目が疲れた時に、耳殻のふちをつまむように引っ張ることも教えています。」
(全生 昭和51年3月号)
耳を引っ張ると、頭の疲れや目の疲れにいい・・意外だな。
かんたんだから、仕事の合間にやるといいよ。
もひとつ、かわいい女の子の
〈目玉運動〉もオススメ。
新型 "翻白眼" 眼保健操!!
1 右上 ⇔ 右下
2 左上 ⇔ 左下
3 左 ⇔ 右
4 右回りに回転
5 左回りに回転
6 目をきつく閉じて、目を開けて上を見る
7 目を閉じてそのままじっとしている
おおう・・ペースが早え、ついて行くのがやっとだ・・・
が、目がハッキリした!
これは、眼筋トレーニングだね。
座ったままでできるヨガも、やってみたら?
こいつは、上半身からゆるんで気持ちがいいな。
そして、オマケ。
ほお! こりゃ、おもしれえな!
これは「平行法」と言う見方でね、画面から30〜40cm離れて、遠くをボーッと見てると、
二つの円の真ん中にもう一個見えるようになるんだ。
そこが、目の筋肉がゆるんだポイントだよ。
おれには二つしか見えねえな。
初めのうちはできなくても、見えるようになるよ。
それに、
見てるだけで目の疲れが取れるしね。
おお! ヤッター! 3つ見えたぞ!
おもろいな、こんな感覚初めてだ、目の緊張がゆるんだ気がする。
これもおもしれえな・・・見えなかったもんが見えてくる。
そして、目の調子がええぞ!
効果が早いねえ!
実はもうひとつ、「交差法」という見方があるんだ。
ぺりどっと氏から教わったんだけど、「近視には平行法が、老眼や遠視には交差法が効く」んだって。
この図を見たら、違いがわかるよ。
そうか、じゃあ、老眼にいい「交差法」もやってみるぞ。
現代人は、パソコンやスマホで、目を酷使するから気をつけないとね。
おお! 遠くの景色もよく見える!
桜の花の一つ一つが、ハッキリ見える!
これなら4K8Kもいらねえ、新しい老眼鏡もいらねえ。
自分に合ったのを見つけて、続けてみるといいよ。
よっしゃー!
ツボをグリグリしたせいか、なんか、腹が減ってきたな。
さっき、ショートケーキ食べたばっかりなのに?
なぜかむしょうに、一つ目じゃなくて二つ目の目玉焼きが食いたい!
Writer
白木 るい子(ぴょんぴょん先生)
1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)
特に目は、日中休ませるのが難しい。
そこで、中国の小中学校で行われている目の体操をやってみました。