動画「自分で考え いのちを守れ! 」4/8時点ですでに東京都の院内感染の隠蔽を指摘し、医療崩壊の可能性を訴えていた / 緊急事態宣言は富裕層のためのもの、国民が自分の命を守るには「社会全体を守るリーダーが必要」

竹下雅敏氏からの情報です。
 小池東京都知事の「やってるふり」に騙されてはいけない、都内の医療崩壊はすでに起こっていると4/18時事ブログで伝えました。今回取り上げたgero-NO MORE ABEさんの一連のツイートは、現在のお手上げの事態を予告するような動画を紹介されています。4/8時点ですでに内部の人には当然のように見えていたのでしょう。「国民側の利益」となるはずの検査は「権力側の利益」とはならず、東京都が3月末から起こっていた都内の院内感染を一貫して隠そうとし、政府がいかに検査を阻止してきたかが具体的に語られていました。医療崩壊を起こすと脅されていたPCR検査は、全国にある機械でたちまち数万件をこなすことができるのに所管を理由に文科省がどんどん閉鎖していることや、厚生省発表の数字の出し方の杜撰さを聞いていると、連中は偉そうな看板の下でこんなことをやってたのか、と呆然とします。この動画を知ると、安倍官邸の感染対策、そして東京都の隠蔽が犯罪であることがよく分かります。
 市井の人々が自分の命を守るには、社会全体を守るリーダーが必要と説かれています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
自分で考え いのちを守れ! 新型コロナと闘う その先の未来へ200408
配信元)


《書き起こしの要点》6:21〜

[東京都の実態]
 初期の屋形船の感染者を受け入れて病院中に感染させ、感染源となってしまった永寿総合病院。
ここは、慶應病院など周りの地域医療に感染を広げてしまった。4/8現在も感染をまき散らし続けている。
さらに問題なのが、東京都が院内感染を隠そうとしてきたこと。大分、和歌山は厚生省の検査制限を問題にせず実施した。(しかし)東京都から「病院の中の感染の実態」が明らかになることはほとんどない
ところが研修医が感染すると、被害者である研修医に責任を負わせ「あたかも罪人であるかのような」記者会見を行った。

 4/8時点で、東京都は、世界一ひどい日本の中で一番ひどい検査制限をしてきた。
専門家会議の大曲医師の「検査が医療崩壊を生む」という自己利害による議論を、あたかも感染症の専門家の意見のようにマスコミが広めた。そうした検査制限の結果、永寿総合病院の院長以下、永寿に勤務していた慶應病院の医師は、患者も系列の慶應病院に移り、慶應に大感染を持ち込んだ。
ところが永寿の院長は一度も記者会見をしていない。マスコミが悪者として追いかけているのは感染の被害者になった研修医だった。
しかし患者、医師ともに相当な数の感染者を出している永寿の実態はマスコミは全く報道しない
永寿で断られた患者が、周りの台東区、東大病院や順天堂やその他に殺到し大変なことになっている。
DP号と同様、永寿の中での検査を行った結果、多数の感染者が判明し、診療外来を止めただけで、何科で感染が多かったか、その人たちがどこの病院へ転院したか、どんなところが問題か明らかになっていないまま、感染の人数がダラダラ出るだけだ。

[医療崩壊は起こるか]10:19〜
 基幹病院の崩壊はなぜ起こるか。病院は中の患者が感染してるかどうかが分からなければ、内部から崩壊する。「内部に入り込むから崩壊する」つまり診察前検査が必須で検査制限は犯罪だ
ひとたび院内感染が起こると、膨大な検査が必要になる。例えば慶應病院の研修医15人の感染に対しては、2696人の職員の検査が必要となり、このような基幹病院が外来新患、救急を中止させる事態になった場合、周りの多くの病院とネットワーク化している現代では医療崩壊を起こしてしまう。報道されている永寿や慶應病院以外にも同様の病院がある可能性が高い。ポイントは2つ。開業医の外来診療が日本の第一線の診療であり、一般病院の院内感染を防ぐことが一番大事。次に基幹病院を守ること。
ところが専門家会議の方針は、
 発熱外来より検査室
 ホテル隔離病室
 ECMO(新型コロナウイルス患者の「最後のとりで」とされる、ECMO(エクモ)と呼ばれる体外式膜型人工肺)
一番大事な一般病院への対策がゼロだ

[抑え込みは可能か]13:17〜
今の政府は、実は細かいことを何もやっていない。ドローンの時代に戦艦大和の感覚の政府だが、今から全力できちんと検査をやれば、大分や和歌山のように抑え込める可能性はある。
愛知は感染者の12.8倍の検査を実施したし、検査にこそ全力を挙げるべきだ。

PCR検査を増やすことは簡単
検査実施する人は看護師でも検査技師でもできる環境になっている。しかし、全国のPCRの機械を持っている大学、研究所を文科省がどんどん閉めている。萩生田文科相は不作為に徹している。「やらない、閉じろ」「検査するな、機械は厚労省のもの」。
これまで検査機器開発と言って予算を山のように取りながら、感染症が起こった途端に何も協力していない



PCR検査はどこでもできる。 感染防御ができる人が検体をとってRNA抽出液にポチョンと入れてしまえば、後はウイルスを壊してしまうので感染性(危険性)はなくなる。やり方をシステマティックにするためにリーダーが必要だ。 専門家会議にリーダーが居て、どこに機械が何台あるか、どのように配置して機械を動かせる人が何人、どこが感染区域として良いか、どこを非感染区域とするか、ゴミを出すか、検査をやった場合の危険性をどのように教育するかを急いで決めなくてはならないのに、政府は何もやっていない

今、検査は保健所だけでやっていて検査を増やすと大変だという報道だが、実は、検査機械は全国にあり、検体を採取することができる人も居る
一般病院で対応するのは大変なので、どこかセンターを作ってどんどん検査をしていけば良い
ドライブスルーでもウオーキングスルーでも。そもそもPCRをやっているところはバイオロジカルセイフティの施設の中なので、P1とかP2の設備があり、そうした所を活かせば日本の市町村はすぐに何万件と検査できる
なぜ韓国やドイツであんなに簡単にできて、アメリカも一瞬にして百万件検査やってしまったのか、別に保健所ではなく大学や研究所がやったからだ。

次に検体を取ったら、それをどのようにトレースするか、今の日本の厚労省は情報科学がメチャクチャ
検査とは「何件やって、何人陽性か」が重要なのに、今の厚生省の発表は「何人集めたか」を発表する。こんなものは意味がない。100人分集めても50人分検査失敗したら、検査は50件だ。
もっとひどいことに、通常一つの検体を普通3回検査するが、厚生省はそれを件数として3倍にして報告しているケースもある。何月何日に、何人分の結果がどこで出て、何人陽性だったかという厚生省の統計がない。情報技術では、厚生省が最下等。今まで許認可で威張り散らす以外、何にもやってこなかったということがよく分かる。

[今まずなすべきことは]21:14〜
政治家、官僚、富裕層、大企業、大学はどんどん引きこもって何もしない。今の政府は、自分たちの周りの上級国民だけが守られればよくて、国民お前たちは「うつす」連中だから自分で感染しないようにせよと、何にも対策をしないで国民のせいだという姿勢だ。慶応病院の院長がやっているように研修医が感染したら研修医を非難する。病院長として最低だ。

自分で考えて、自分の命を守るという原点に帰る。 非常に悲しいことだが、我々はまずこれをやらないといけない。政府が言うのは「他の人に移さないように考えなさい」ということだが、これは逆で、まず自分を守ることが必要

次に「自分で考えて社会を守れ」と言うが、一人で社会が守れるか。病院が守られないのに、自分が守られるか。食品市場が守られなくて、自分が守れるのか、それを考えていってリーダーを選ばないといけない。
自分を守ろうとしたら、社会全体を守ってくれるリーダーを選ばなければいけない
専門家会議の議事録が出せないような連中、感染実験をやってしまった脇田所長や検査制限論を言って恥ずかしげも出てくる大曲医師のような失敗者が今、日本のリーダーと称されている。これを即刻変えない限りオーバーシュートなど止められるわけがない
(以下略)
————————————————————————
配信元)

Comments are closed.