注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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自民・馳浩氏の「性被害少女セクハラ」団体が抗議文
引用元)
日刊スポーツ 20/4/25
虐待や性暴力の被害に遭った10代の女性らを支える一般社団法人「Colabo」(仁藤夢乃代表理事)が24日、自民党の馳浩衆院議員ら国会議員や新宿区議らに対し、22日に受け入れた視察時に10代少女へのセクハラ行為があったとして24日、謝罪を求める抗議文をネット上で公開した。
抗議文で仁藤氏は馳氏ら自民党議員らが22日、虐待や性暴力被害などを受けた女性たちを支える活動の1つである10代女性無料のバスカフェ「TsubomiCafe」で、事前連絡を大幅に超える人数で視察に訪れ、活動を尊重しない態度や少女に対するセクシャルハラスメントがあったとして、経緯の説明を謝罪を求めた。
(以下略)
抗議文で仁藤氏は馳氏ら自民党議員らが22日、虐待や性暴力被害などを受けた女性たちを支える活動の1つである10代女性無料のバスカフェ「TsubomiCafe」で、事前連絡を大幅に超える人数で視察に訪れ、活動を尊重しない態度や少女に対するセクシャルハラスメントがあったとして、経緯の説明を謝罪を求めた。
(以下略)
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自民・馳氏がHPで謝罪 女性支援団体がセクハラを指摘
引用元)
朝日新聞DIGITAL 20/4/25
自民党の馳浩元文部科学相が、居場所を失った10代の女性らを支援する団体を視察した際に威圧的な言動があったなどと抗議され、自身のホームページで25日、「いきなり大勢の男性が若年少女支援の現場に参集した事に多大な不安感と不愉快な思いをさせた事となり、おわびします」と謝罪した。
(以下略)
(以下略)
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配信元)
謝罪どころか、一切連絡もありません。どうしてこういう見出しになるのか。 https://t.co/utVB7ONCJ2
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) April 25, 2020
10代のメンバーから
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) April 24, 2020
「こういう活動に視察に来てまで、偉そうな態度を取ったり、体を触ったりするなんて、『嘘でしょ』 と思いました。自分たちがやっと手に入れた場所、つくりあげてきた活動、大切にしていることや、安心が一瞬で壊されたように感じました。 https://t.co/WiUa7u2Tw9
ほんとうは、視察を通して、私たちのように虐待から逃れるために 親元を離れて生活している人の現状を知ってもらい、今、世帯主が申請することになっている10 万円の 給付金の給付の仕方についても考えてほしいなど、お話をしたいと思っていましたが、私たちの話を聞こうという姿勢も感じられず、
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) April 24, 2020
がっかりしました。口だけの謝罪ではなく、これからの言動で示してほしいです。」
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) April 24, 2020
仁藤夢乃さん@colabo_yumeno「そもそも問題が放置されていなければ」
— Choose Life Project (@ChooselifePj) April 25, 2020
虐待や性暴力を受けた少女たちが、今、益々苦しい状況に置かれています。社会にそもそも何が欠けているのか。少女たちの支援を行う仁藤さんへのインタビュー全編です。 #コロナ時代を生きるために https://t.co/SQUHu94xGs
その「TsubomiCafe」に自民党の馳浩元文科相など国会議員が視察に訪れ、少女たちを危険にさらすような横柄な迷惑をかけた上、セクハラ行為にまで及んだことが明らかになりました。
このことを適切に伝えたのは日刊スポーツで、朝日、毎日ともに歯切れの悪い報道でした。朝日に至っては馳議員が謝罪したと報じたものの、実際にはホームページ上で弁明しただけの卑怯なものでした。
新型コロナ感染対策が少女たちを助けていないことを伝えるために、あえて視察を許可した代表の仁藤夢乃氏は、少女たちを守るどころか、その存在を軽んじ、少女たちの傷をさらに深くするような行為に強く抗議し謝罪を求めています。
たまたま「自民党の国会議員」という権力を象徴する存在によって表面化しましたが、弱い立場の少女たちが社会の中で、当然のように暴力にさらされていることを可視化した事件でした。
最後にあげた仁藤代表のメッセージは、日本の歪みを押し付けられた弱い立場の人々を代弁するものでした。
「10万円の給付金は、親に住所を隠して暮らしている少女たちに届くのか、どうやって届けられるのか。普段から社会の中に「居ない」ものとして扱われ、公的福祉からこぼれ落ちたような存在の少女たちがこうした非常時には真っ先に犠牲になってしまう。少女たちの安全な居場所を大人たちの責任で作ることで初めて「ステイホーム」と言える。夜の街を彷徨う少女たちを非行問題として扱い、その上、日本では性搾取や児童買春を「援助交際」という大人から子どもへの援助という認識で語る異常がある。それは当たり前に犯罪であり、きちんと大人の責任を問わなければいけない。」