バルセロナのオペラハウスで植物を観客にクラシック・コンサート
メキシコは昔スペインの植民地だったということもあり、なにかとスペインのニュースはよく入ってきます。6月末、「え?!斬新!しかも英知を感じる!」とpopoちゃんの気に留まったのはこちら↓。
3ヶ月のロックダウン後、バルセロナのオペラハウス(El Gran Teatre del Liceu)のリオープニングにスペシャルなコンサートで幕開け‼️第1号は、2292鉢の植物を観客にカルテット(四重奏団)がクラシック・コンサートをライブストリーム。このアイデアの発起人、コンセプチュアル・アーティストEugenio Ampudia(エウヘニオ・アムプディア)さんは、ロックダウン中に自宅の庭の植物たちと親しい関係を育み、それがこのアイデアのきっかけになったという。
6階席?!までぎっしり満員!La Ópera de Barcelona dedica su primer concierto a las plantas https://t.co/dOD9x2oejN pic.twitter.com/Pv6ABZ9bHI
— Natural White (@limpianatural) June 25, 2020
空気きれいそう〜♪
Eugenio Ampudia(エンヘニア・アムプディア)さんによると、このコンサートは世界の医療関係者らに感謝を伝える意図と新しい時代の始まりとして、私たちはパラダイムシフトしなければならない。これからは自然を、人間と同様、完全に平等視しなければならないと。。。Ampudiaさんいわく、私たちのコロナ・パンデミックによる悲しい気持ちを、植物たちはきっとわかってくれるはずと。。。Giacomo Pucciniの"Crisantemi" 「菊」の曲でその気持ちを表現!
バルセロナのリセウ大劇場でプッチーニの菊を「無観客」演奏。美術作家Eugenio Ampudiaによるもの。2292本の「聴衆」は終了後、医療従事者に寄贈された。
— Satoru Kimura / Designer (@satoru0) June 24, 2020
“Concierto para el bioceno” https://t.co/azSTlXfif2 pic.twitter.com/ifONRBujIv
素晴らしい発想からくる演奏は、やはり素晴らしい👏👏👏Estos músicos de #Barcelona ofrecieron un concierto para el público ideal: más de 2,000 plantas 🤩 pic.twitter.com/7IWbKr5a2J
— Cultura Colectiva (@CulturaColectiv) June 28, 2020
51秒あたりEugenio Ampudia(エンヘニア・アムプディア)さんが出てきます。
以下、植物の知性、智恵、愛を科学者らが証明!!!
スーザン・シマード教授のTED トーク「木々はお互いどう会話するのか」
ある日、popoちゃんの旦那さまが帰宅し、息を切らしてガレージから走ってきた💨。
「NPRエルパソのラジオつけて、つけて!!!」
「木が喋るんだって!!!」
どうやら帰宅途中、車の中でそのラジオ番組を聴いていたよう。
そう、旦那さまは昔から木が大好き❤️なぜか木に対する気持ちが強く、どこかの木を誰かがばっさり切ったりすると超激怒😡する。3日間くらい機嫌が悪かったこともあったなぁ。
すぐさまコンピューターでNPRエルパソのラジオをつけると、たしかに木が会話することを話している。そこで話題になっていたのがTEDトークに出たカナダ人ブリティッシュ・コロンビア大学教授のスーザン・シマードさんの話。森の木たちは、菌根のおかげで地面下でお互いがインターネットようにつながっていて、異なる木々の間でも情報交換、栄養素の分け合い、助け合い(例:炭素、窒素、リン、水、ホルモン、防御信号など)がなされていることなどが科学的に証明されているという。
光合成ができなくて糖分が摂れない菌根に木たちは糖分を送り、菌根たちは木より効率的に栄養素が吸収できるのでそれを木の根に与える。大きな母なる木が、小さな若い木や日光があまり当たらない木などに必要な栄養素を送ったり。。。母なる木は子供の木を認識し、子供の木の根が成長できるように自分の根が広がりすぎないようにスペースを作ってあげたり。。。亡くなりかけた母なる木は周囲の木たちに知恵を授けたり。。。「わぁ〜、なんて愛に満ちた✨世界✨!」とスーザン教授のTEDトークで肉眼で見えない森の世界を垣間見て感動し、すっかり森、木々の見方が変わったpopoちゃん夫婦でした。
日本語字幕選択可
popoちゃんは、時事ブログで何度か紹介された記事で木、花、石が会話できるというのは学びましたが、木と木が会話するのはテレパシー(空中?!)でなされると思い込んでいたので地下でもそんな風にしっかりと繋がっているというのは新鮮でした!竹下先生は、すべてものに体・気・意識の3つがあると言われていたので、ひょっとして木の体と気は地面下で、木の意識は空中・空間で繋がってたりするのかな?!
夢の中で木から啓示を受けるモニカ・ガグリアーノ博士
スーザン教授の動画の後、より植物に魅了されたpopoちゃんは、シドニー大学植物行動学者モニカ博士を動画で発見!2013年、The New Yorker(雑誌)でモニカ博士の「知的な植物」の研究論文が発表され、そこには脳も神経細胞もない植物に、学習能力、長期記憶、音を聞き分ける能力などがあることを科学的に証明。が、単に植物を擬人化していると批判する声もあり学会ではかなりのバッシングを受けたよう。
モニカ・ガグリアーノ博士https://t.co/0WGCTpNgmW
— STELR Project (@STELRproject) February 21, 2019
An opportunity for schools to sign up to this @RiAus event on 12 March, where Ass Prof in evolutionary ecology, Monica Gagliano is streamed into your classroom. pic.twitter.com/GOpdHGgALz
モニカ博士の話はどれも素晴らしく全部シェアしたいのですが、ここでは2つに絞ります。1つ目は、博士は夢で木から啓示を受けるということ。ある日、夢に木が出てきて「ペルーのアマゾンのどこどこのだれに会いに行きなさい、そこでDietaをしなさい。」と言われたらしい。そしてモニカ博士はそれをそのまま実行。別の時には「メキシコのどこどこの木のところに行きなさい」など。。。
ご自身の体験談などを語るモニカ博士
こちらは英語のみ
Dietaとはアマゾンのシャーマンたちによって行われているようで、食事制限やアヤウスカの木の皮で作ったドリンクなどで体を整え、「師」である「木」と、「弟子」である「人」が尊い誓いのもとで特別な関係を築くことのよう。その期間は何日間だったり、何週間だったり、何年だったり人それぞれ。その後、植物から多くの知恵を授かり人助けをするんだとか。。
そしてディエタに成功した暁には、ディエタした植物がシャーマンの「パートナー」としてアヤワスカを用いる治療儀礼に現れ、シャーマンに治療法を囁きかけるのです。
シャーマンは、このディエタした植物が伝える囁きを「振動」のデザイン(≒ 植物がもつエネルギー)として知覚し、イカロと呼ばれる治療歌に変換します。
(中略)
先日逝去したシャーマン・オリビアの甥であり若き修行者のマルコスは、ディエタについてこう表現しました。
“ディエタは、植物の友達や恋人をつくるようなもの。友達や恋人をつくるんだからコミュニケーションが必要なんだ。いきなり友達になろう!っていっても、植物も驚いてしまう。時間をかけて、好意を伝えないと。”
モニカ博士はディエタは決してお金で買うものではないと。そして「仕える」という真の意味がわかるのに10年かかったとも言っていました。それが初めて実践できたものがこの本↓。一切「自分のために」が入ってないらしい。。。
モニカ博士の本「こうして植物は語った」
2つ目はモニカ博士の著書の「Thus Spoke The Plant」(こうして植物は語った)の一部がツイッターにあったので、そちらの要訳を。。。
「Thus Spoke The Plant」の一部This passage in Thus Spoke the Plant by Monica Gagliano PhD is making me sob in collective grief pic.twitter.com/3mFnRAime7
— R. Guttman ☉ (@randyguttman) April 14, 2020
ここではモニカ博士とタバコの木が会話をしているようで、タバコの木は「神から遠ざかり孤独になってしまっている人類の悲しみを私は癒している」「人類は孤独の海に溺れて、もうこれ以上息ができなくなるくらいまで、感情的な痛みを肺いっぱいに溜め込んでいる。私は聖なる火でその感情の水を乾かし、心に平安をもたらしている。」と言う。そして、タバコの木はいつなぜタバコが毒に変わるのかも説明。タバコの木は、タバコの花が肺に一番良く効き、特に肺炎に効果あり、その治療法も啓示。肺炎とは、感情体の孤立した痛み、悲しみが肉体に現れた症状という。
モニカ博士の本「Thus Spoke The Plant」(こうして植物は語った)Continuo con Monica Gagliano, ecóloga evolutiva y comunicadora de la ciencia. Escogí "Thus spoke the plant" pic.twitter.com/a5ZzyBAv9g
— Ix chel (@mexaquiless) April 12, 2020
🍀モニカ博士の話を聞いて学んだこと🍀
🌱 植物はとても知的で智恵と愛に溢れている。
🌱 植物は私たち人間が、私たちの本質を思い出す手助けをするために存在する。
🌱 植物は私たち人間に心の平安をもたらすために存在する。
ヴォーゲルさん:植物は距離を越えて人の思考に反応する
最後に米国IBMサンノゼ・リサーチセンターの研究者Marcel Vogel(マルセル・ヴォーゲル)さんの実験データを。。。ヴォーゲルさんは、植物により放出された電流をテストし、植物たちが人の思考に反応をすることを発見!以下、ヴォーゲルさんの研究チームの一員だったダン・ウィリスさんがヴォーゲルさんの実験を説明。
マルセル・ヴォーゲルさんAida. El trabajo inicial con el Dr. Marcel Vogel https://t.co/jH1Y2kRlJP pic.twitter.com/PRWXMantph
— rosendo (@nabuco8732) December 4, 2015
もう二度と公園の木さんたちを同じように見れない。
尊敬の念と感謝の気持ちでいっぱいで
そしてこの気持ちは、きっともう伝わってる。
ただただ感謝
🙏
さて今回の記事、政治から一旦離れました。偶然、植物の情報(メキシコ以外の国)3回続けて入ってきたので、これはpopoちゃん家が毎朝お世話になっているあの公園の木々さんらからのリクエストと勝手に解釈しメキシコ便りに押し込んじゃいました!植物通の方にはすでにご存知の内容かもしれません。前回の記事でも触れましたが、popoちゃん家、コロナ・パンデミック以来、朝5時ごろ近くの緑豊かな公園に行くのが日課になり、おかげで自然との距離はぐ〜んと縮まり、見えない✨恩恵✨を受けているように感じます♪
植物は、どんなに知的で、智恵と愛に溢れているのか科学者らが証明しています。
静かな植物たちですが、こんなに偉大だったとは。。。植物に対する見方がガラリと変わり、もう公園の木々を素通りできなくなったpopoちゃんでした🍀