12日の会合を待たずに森会長辞任報道 〜 トヨタ、米NBCなど最上位スポンサーの非難を受けて / 山本太郎氏「五輪開催自体が寝言、妄想の域」

 北國新聞とは石川県の地方紙で、石川県出身の森喜朗元総理の御用新聞だそうです。その北國新聞が12日の組織委員会の会合を待たずに、11日「会長辞任」を報じました。12日の会合でも辞任はないと見られていたところ、森発言への世界的な非難の高まりに加えて、東京五輪最上位のスポンサーであるトヨタが批判の声明を出し、五輪放映権を握る米NBCまでが森辞任を迫るに至って、森会長を庇っていたIOCが慌てて森批判に回りました。世論に押されての会長辞任であればスッキリしますが、スポンサーという札束に屈したようにも見えます。さらにどこからともなく後任人事が湧いてきて、森喜朗氏よりさらに高齢の川淵三郎氏が会長に、森氏は会長辞任はするけれども委員会の相談役として残ると報道されています。しかも川淵氏は「女性差別主義者から民俗差別主義者に変わっただけ」と早速ネット上で批判されるような似た者同士でした。組織委員会も文科省もすっ飛ばして、自民党が仕切っている事実上の「党の役員人事」との指摘に納得です。れいわ新選組の山本太郎氏は「今の状況でもまだ五輪をやろうとしていること自体がちょっと寝言のように思える。妄想の域を出ていない。」「このコロナ禍の中でも(五輪開催は)ギリギリまで蜜を吸おうとしている人がいるんだと思う」と本質を突いておられました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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森喜朗会長辞任でれいわ・山本太郎代表「五輪開催は寝言、妄想」
引用元)
(前略)
 4月の参院広島再選挙の候補者公募で記者会見した山本氏は森氏の辞任について「五輪における憲法みたいなものである五輪憲章と相反する発言をした。そういう考え方だった人が日本のトップに立っていたのが間違っていた」と森氏の辞任は当然とした

 山本氏は「今の状況でもまだ五輪をやろうとしていること自体がちょっと寝言のように思える。妄想の域を出ていない。現状を認識していない人たちがいまだに五輪を進めようとしている」と、あきれる。
(中略)
このコロナ禍の中でも(五輪開催は)ギリギリまで蜜を吸おうとしている人がいるんだと思う」と指摘し、後任に川淵三郎氏が有力となっていることにも「感度が鈍い人たちが政治の場のみならず、五輪のトップにもついている。次にバトンが渡る人も森さんと親和性が高い」と問題解決には至らないと危惧した

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