メキシコ便り（125）：大統領就任４周年記念のお祝い行進で、国民の大統領への「愛」が大爆発💥💣💥

４周年お祝い行進

メキシコ国民は前夜からソカロ大広場に到着し、テントで寝ていた人もたくさんいたよう。行進は、日曜日の朝９時にスタートで、独立の天使の像からソカロ大広場まで約４kmほど。普通に歩けば１時間くらいですが、大統領がソカロ大広場に到着するまでに６時間かかりました。


あまりにも人が多くて前に進めず、全方向から押し寄せる人の波に呑まれて同じ場所を堂々巡りすることも多々あり。押されて倒れるんじゃないか、つまづいてコケるんじゃないか、人に酔って気絶するんじゃないか、誰かに暗殺されるんじゃないかと、popoちゃんはホントに冷や冷やしながら、手に汗握った💦６時間でした。

この６時間の行進の間、ボディーガードなんていません。が、内務大臣アダン・アウグストとメキシコシティ市長クラウディア・シェインバウンが大統領の側にぴったりくっつき大統領を全身で守っているように見えました。お二人ともモレナ党（大統領が作った党）で次期大統領候補者です。あの６時間の行進で大統領にお供したのは、かなりの好感度アップになったかと思います。


あと、いつも大統領にお供している、国民から大統領がもらった手紙やプレゼントを持つ荷物持ちのおねーさんたち３〜４人も大統領の側にいたようです。朝の大統領プレス・コンファレンスで大統領の右腕役、大統領府ソーシャルコミュニケーション総責任者のヘスス・ラミレスさんもいました。大統領の息子さんの一人、アンディーさんもパパを見守り一緒に行進していました。(下の写真：大統領の前のメガネをかけた男性がアンディーさん）みなさん、命懸けです！


ボディーガードを付けなくて大丈夫かといつも心配する記者らに「国民が私を守ってくれます。」と、大統領は言います。確かに国民が手を繋いで「柵」を作り大統領を守っている様子も見られました。(下の動画）


行進の半ばあたり、あまりにも時間がかかり前進していなかったのと、大統領の安全と健康を考慮してか、大統領の白のジェッタがお迎えに来ました。が、大統領は断り、白のジェッタはすぐに退場💨。とても大統領らしいなと思いました。こういうところにきっと国民はグッとくるのです。ちなみに大統領はコロナのワクチン接種3回、コロナ感染2回、心臓病持ちです。お腹も出てて決して健康体ではないです。１１月１３日に大統領は６９歳になりました。とにかく意志の強さが尋常ではない！行進の途中、確か一回だけペットボトルのお水を一本飲んだだけです。この４年間、月〜金の朝の大統領プレス・コンファレンスでも毎朝２時間ずっと立ちっぱなしです。決して椅子に座りません。大統領は、一番高い権力の座にいるにも関わらず、国民に奉仕する姿勢を一番大切にしているからかも。いつも謙虚です。こういうところがホントに眩しい😎


何事もなく無事にソカロ大広場に到着したのは、まさに🌟奇跡🌟だと思いました。もう、これは絶対に神様たちに守られているとしか言いようがないです。

大統領はソカロ大広場のステージに上がる前におトイレに行くこともなく、そのままステージに直行。その後、１時間半ものスピーチをしました。もう、人間超えています。超人です。ステージでずっと大統領の到着を待っていた奥様（下の写真左）も嬉しそうでした。😊


翌日の朝の大統領のプレス・コンファレンスで、大統領は、昨日のお祝いの行進は窓ガラスが一枚も破られることなく、暴力、暴動も一切なく、とても平和的な行進だったことをメキシコ国民に感謝していました。行進中、たくさんの「愛」「感謝」「情熱」を国民からもらったと言っていました。そして、多くの若い人たちが行進に参加していたことをとても喜んでいました。



最後に朝の出発から６時間のお祝い行進と１時間半のスピーチが５分弱ほどに編集された、大統領がアップした動画をどうぞ♪

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします！

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム7