ベラルーシのルカシェンコ大統領「( プリゴジン氏の飛行機事故について)私は、プーチンがやった、プーチンが誰かに指示を出した、とは考えていない」 ~1月から2月にかけて「プリゴジン氏暗殺計画」があった

竹下雅敏氏からの情報です。
 ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、ワグネル・グループの創設者エフゲニー プリゴジン氏の飛行機事故について、「私は、プーチンがやった、プーチンが誰かに指示を出した、とは考えていない(3分2秒)」と言っています。
 その理由として動画の2分12秒のところで、“私はプーチンを知っている。彼は戦略的で、非常に冷静で、他の複雑でない事柄について決断を下すときは、のろまですらある。だからこそ、プーチンがやった、プーチンが有罪だとは考えられない。いいですか? あまりにもずさんで、プロフェッショナルとは言えない仕事です。プーチンの仕業には見えない。しかし、何が起こったにせよ、どのように起こったにせよ、いずれにしてもプーチンは非難されるだろう”と言っています。
 また、4分40秒で1月から2月にかけて「プリゴジン氏暗殺計画」があったとして、“前回UAE(アラブ首長国連邦)、そしてジンバブエに飛んだとき、私は非常に重大な情報を深い筋から得た。何にもまして深刻だ。エフゲニー・プリゴジンの暗殺計画についてだった。1月から2月にかけて。私は指示を出し、2時間以内にロシア大使を見つけ、私のところに呼び出した。彼は私のホテルのスイートに入ってきた。私たちは座り、そして私は手書きの暗号文を手渡した。クレムリンのプーチンとボルトニコフに、プリゴジンの命が狙われていることを伝えるために。しばらくして、彼が私のところに来たので、私は彼に尋ねた。「エフゲニー、ウラジーミル・ウラジーミロビッチは君に警告したか?」「ええ、彼は警告しました。私の命が狙われていると」”と言っています。
 私はウクライナによるプリゴジン暗殺計画のツイートを見たことがあるので、ルカシェンコ大統領は本当のことを言っていると思います。こちらの1月25日のツイートには「クレムリンは、ウクライナによるプリゴジン暗殺の可能性があるとして先制非難を始めました」とあります。
 しかし、この事件がプーチン大統領の指示によるものではないと思えるのは、まだ事件の調査を始めたばかりの段階で、西側が一斉に「プーチンがやった!」と騒ぎ立てたことです。
 プライベート・ジェット機の墜落は8月23日ですが、24日にはMI6の元諜報部員クリストファー・スティールが、“「内部の犯行」だと主張し、「ワインの木箱」内の爆弾が爆発を引き起こした可能性を示唆した”という記事が出ています。
 ロシアは証拠に基づいて事実を淡々と国連に報告していますが、西側は憶測に基づいて非礼極まりない態度を取り続けています。それでも愚民はメディアが騒ぐことの方が真実だと思うようです。
(竹下雅敏)
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ルカシェンコ大統領 ~ プリゴジンについて語る - ワグネルの今後(2023年8月25日)Lukashenko talks about Prigozhin( 日本語字幕)
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