イスラエルはパレスチナのガザ地区から5000発のロケット弾による攻撃を受ける ~西側のメディアはウクライナ紛争の時と同様で、一方的にイスラエル支持であり、イスラエルの極悪非道なやり口を全く報じない

竹下雅敏氏からの情報です。
 第4次中東戦争の開戦から50年の節目の日に、イスラエルはパレスチナのガザ地区から5000発のロケット弾による攻撃を受けました。アイアンドームは役に立たず、150発のミサイルが命中したということです。
 米NBCレポーターは「イスラエル国民はショック状態。…アイアンドームはガザの攻撃から市民を守る中核システムだが、理由はどうであれ今朝のミサイル攻撃に対し、アイアンドームは機能せず南部各所に着弾の煙が上がっている。市民は信じられない気持ちだ」と語っています。
 アルジャジーラの記事によれば、“この作戦におけるハマスの目的は秘密ではない。第一に、パレスチナの宗教的象徴、特にエルサレムのアルアクサ・​​モスクの占領、抑圧、不法入植、冒涜に対してイスラエルに報復し罰すること。 第二に、この地域でアパルトヘイト体制を受け入れるアラブ諸国とイスラエルとの正常化を目指す。 そして最後に、できるだけ多くのパレスチナ人の政治犯をイスラエルの刑務所から解放してもらうために、再度の捕虜交換を確保する”ということらしい。
 西側のメディアはウクライナ紛争の時と同様で、一方的にイスラエル支持であり、イスラエルの極悪非道なやり口を全く報じません。「唯一の解決策はパレスチナ人に土地を返すことだ」という視点が完全に抜けているのです。
 サウジアラビア王国は「イスラエルがパレスチナを弾圧し続けたせい」であるとの声明を出し、“占領の継続、パレスチナ人民の正当な権利の剥奪、聖域に対する組織的な挑発行為の繰り返しの結果、事態が爆発する危険性について、繰り返し警告してきた”と言っています。
 また、レバノンを拠点に活動するシーア派組織「ヒズボラ」の執行評議会議長であるハシェム・サフィディン氏は、“「我々はこの戦争において中立ではない」…我々はイスラエルと米国に対し、この「愚かさ」をやめるよう告げる、さもなければ地域全体が戦争に巻き込まれるだろう”と言っています。
 この件に対してロバート・F・ケネディJrは、“イスラエルに対するこの不名誉でいわれのない野蛮な攻撃は、世界的な非難とユダヤ国家の自衛権への明白な支持をもって迎えられなければならない。私たちはイスラエルを守るために必要なものをすべて今すぐ提供しなければなりません”とツイートしています。
 馬脚を現した愚かな発言です。アメリカの政治家にまともな者はいないということがよく分かります。
(竹下雅敏)
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イスラエルにハマスの戦闘員が侵入し銃撃戦 ネタニヤフ首相「これまでにない代償を」(2023年10月7日)
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