ところが笑っていられない問題が浮上しました。早くとも2025年1月までは水道が無い現場で起こり得る地獄です。ことの起こりは維新の橋下徹氏や吉村知事が、例の木造巨大リングについて「釘を一切使わない貫工法」と言って自慢したところ、実際にはナットやボルトが使われていて嘘をついたことを国会で追及され、本来の伝統の職人技まで貶めていた問題でした。
その経緯で、いつも急所となる指摘をされる森山高至氏と工学博士のHirosi Makita先生とが巨大木造リングの問題点をやりとりをされていました。そもそもの問題として、この木造リングは火災に対して脆弱ではないのか?「ご心配のとおり、空中に浮かせた木の井桁は、下から吸気し上に上昇する煙突効果もあり、燃え広がると火の回りは速いです。」このような建築物に対して、では万全の対応があるのか言うと、「壁がなく酸欠にならない、埋立地なので風が強い、防風施設がない、消防拠点が未整備、動線が貧弱、現時点で上下水道未整備、消防船が接近できない」という致命的な現状を上げておられます。過去の木造幼稚園の火災や悲惨な死亡事故を例に取られ、ひと度火災が発生したら手のつけられない惨状になりかねないことを危惧されていました。
放火のような悪質な犯罪がなくとも「一番危ないのは、建設中で、周辺そこら中にガソリンや可燃物がゴロゴロしています」「工事における電気系統トラブルによる発火のほうがありそうで怖いですね…。工事の人手不足が叫ばれる中で突貫工事となれば、ますますトラブルが懸念されます。」など、専門家たちからも懸念のコメントがあります。
「木造タワーリングインフェルノ」で多くの人命を危険に晒す可能性があると分かっていながら、このまま工事を進めても良いのか。汚職だ、高額な費用負担だというレベルではない重大な責任を大阪市、大阪府、そして日本政府は負えるのか。地獄が待っていそうです。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
《大阪万博。ミャクミャクは来ても、電気は来ない。パビリオンの期日までの完成も不可能。水洗トイレも難しく、イベント用の仮設トイレの箱になりそう》
(中略)
《まぁ…電力がない状態で万博が開催できたら、これはこれで外国人がビビる、まさにクールジャパンだよな。ロウソクとか提灯とかって風情があるやん》
2025年4月の開幕に、トイレや電気は間に合うのか? 大阪市の大阪港湾局に聞いた。
「上水・下水の整備は間に合う予定で進んでおります。2024年度中に整備は完了する予定で、2025年1月にポンプ場が稼働するので、そこを目がけて整備を進めています。ポンプ場が稼働すれば汚水処理場まで送ることが可能になりますので、トイレも間に合う予定です」(営業推進室開発調整課)
(以下略)
これな、妙なところで梁を継いどんな。
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) December 8, 2023
梁せいも突然変えてあるな。
なんでやろ?
↓
「日本の恥さらし」大阪万博344億円木造リング、伝統的貫工法のはずが「釘もボルトも活用」…吉村知事らの「弁明」に呆れ声(SmartFLASH)#Yahooニュースhttps://t.co/tOSizfIQFO
ずっと不思議なのですが、深夜にガソリンで放火されたら2km全部燃えちゃいそうなのです。金閣寺よりよく燃えるのでは?
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) December 8, 2023
壁がなく酸欠にならない
埋立地なので風が強い
防風施設がない
消防拠点が未整備
動線が貧弱
現時点で上下水道未整備
消防船が接近できないhttps://t.co/J8aVp5VtYo
青山で起きたデザインイベントでの木組みジャングルジムの凄惨な死亡事故のこともあり、あまり思い出したくはないのですが、
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) December 8, 2023
ご心配のとおり、空中に浮かせた木の井桁は、下から吸気し上に上昇する煙突効果もあり、燃え広がると火の回りは速いです。
木造幼稚園の火事の記事https://t.co/XIhBbI0ubZ pic.twitter.com/Dxs1tsuiE0
あのジャングルジムは地獄の有り様でした。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) December 9, 2023
そもそも受動的安全確保の基礎の基礎に反した設置物で、森ビルの殺人回転ドアーと同じで工学の基本に反した代物でした。
あの、木のジャングルジムの拡大版が万博リングです。
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) December 9, 2023
私もそう思います。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) December 9, 2023
マッチで火をつけた程度では何ともないでしょうが、10L程度のガソリン缶で消火困難なほどに構造体に火が点きます。
リュックで簡単に運べる20Lもぶっかけられたら直ちに放水しないとすぐに消火不能になります。
ガソリンは意図的な放火ですが、電気火災は同様の脅威となります。
この木のジャングルジムの可燃性については、テレビでもラジオでも打合せ中にお話ししていますが、事件のことを思い出すたびに、本当にかわいそうで、あまりに過激なので今のところ見合わせています。
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) December 9, 2023
が、安全性について、いつかは言わなくてはならないでしょう。
あのジャングルジムは、キャンプのかまどやキャンプファイヤーそのものでしたからね。可燃物と熱源をその中に置いて、人を入れるなんて殺人装置そのもので驚きました。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) December 9, 2023
実はリングも上層に人が入るとの事で、危ないなと思っています。電気火災が脅威ですが、ガソリン・テロールだってあり得ます。
コンクリの井桁なら、躯体は絶対に燃えないのでガソリン放火されてもその部分が煤けるだけですが、集成材といっても木材ですから、耐火能力を超えたら躯体そのものが燃えてしまいます。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) December 9, 2023
一番危ないのは、建設中で、周辺そこら中にガソリンや可燃物がゴロゴロしていますし、侵入も可能です。
木造高層建築に関する議論、危ういんですよね。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) December 9, 2023
ガソリンなどによるテロールにはコンクリに比して受動安全性が遥かに劣りますし、電気火災という静かにゆっくりと燃え広がっていきなり広域でぱっと燃え上がりかねないものもある。
木造タワーリングインフェルノには入りたくないです。
失礼します、放火よりも、首里城のような工事における電気系統トラブルによる発火のほうがありそうで怖いですね…。工事の人手不足が叫ばれる中で突貫工事となれば、ますますトラブルが懸念されます。
— ぷよ太郎 (@puyotaroh) December 9, 2023
こういうことです。 pic.twitter.com/H11irnwikI
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) December 9, 2023
トイレも無ェ~、電気も無ェ~、巨大リングで無駄遣い~、
おら万博はいやだ~、おら万博はいやだ~、大阪を出るだ~♪