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ぴょんぴょんの「フェンタニル狂想曲」 ~中国のフェンタニル前駆物質が、メキシコの麻薬カルテルで製品化され、アメリカに密輸されている
ゾンビタウンと化しているアメリカの大都市
🇺🇸フィラデルフィアへようこそ!
— ami (@amisweetheart) June 8, 2024
フェンタニルは外科的手術に使用する麻酔の一種だそうですが、街で使っている人は、みんな前屈みのゾンビみたいになっちゃいますね⁉️😱🧟♂️🧟♀️🧟pic.twitter.com/nhAa3q03Hq
これは、ペンシルベニア州フィラデルフィアのケンジントン・ストリートの動画なんだけど、ここは昔から、ヘロイン中毒者が集まるので有名な場所だったけど、今はヘロインじゃなくて、フェンタニル中毒者のたまり場になっているんだ。
ひえー! アメリカ誕生の地が、今やゾンビタウンと化している? たしかにここは、崩壊しつつあるアメリカを象徴しているよね。でも、ここだけじゃないんだ。アメリカの大都市にはゾンビエリアがいくつもあってね、カリフォルニア州サンフランシスコの「テンダーロイン地区」も、そのひとつ。
サンフランシスコって、お金持ちが住むきれいな街だと思ってたら、こんな場所もあるんだよ。「急に前屈みになったまま、小刻みに揺れている人の姿が目に入った。隣には道にうつ伏せになって全く動かなくなる人もいた。これが『ゾンビ化』した薬物中毒者の状態のようだ。交差点やスーパーの前でも、立ったまま動かなくなっている男性の姿。その付近には使用済みとみられる注射器が落ちているのを見つけた。」(FNN)
ずいぶん、古い歌を引っ張り出してきたよ。サンフランシスコにいっぱいいたIT企業の社員たちは、コロナでリモートワークになって郊外に出て行って、お店が減って、仕事がなくなって、ホームレスが増えたんだ。さらにカリフォルニア州では、950ドル(約14万円)以下の窃盗や略奪が「軽犯罪」扱いになったため、コンビニやブランドショップでの集団万引きも横行して、ますますお店は減り続けている。
とてつもなく危険な麻薬「フェンタニル」
麻薬の中でも、とてつもなく危険な麻薬だよ。アメリカでは、フェンタニルやその周辺の危険ドラッグの過剰摂取で死亡した人は2020年は5万人、2021年は7万人、2022年には11万人と、どんどん増え続けている。「10万人規模の都市に住んでいる人が1年で全員消え去ってしまうほど、命を落としているのです。信じられないかもしれませんが、これは現実なのです。」(All About)
じゃあ、知ってる? アヘンはケシの実から採った白い液体を乾燥させたものだよ。アヘンの有効成分の抽出したものがモルヒネで、モルヒネを半合成したのがヘロイン。モルヒネもヘロインもアヘンから合成されたは「アヘンもどき」、つまり「オピオイド」ってこと。
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— J&J Innovative Medicine Nederland (@JNJInnovMedNED) September 12, 2023
ポール・ヤンセン
安上がりで強力なフェンタニル
つまり、こういうことだよ。「アヘンもどき」と言いつつ、フェンタニルを作るにはケシを栽培しなくてもいい。実際に、違法フェンタニルの製造施設に行くと、薄汚い小屋にプラスチックのバケツや薬剤の瓶があるだけで、摘発されそうになればすぐに移動できるような簡易なものだって。(世界日報)
飲みすぎると呼吸が止まる!
問題は、なんの知識もないしろうとが、違法に製造されたフェンタニルを服用することだよ。しろうとが、フェンタニルの量を正確に測れると思う? 致死量はわずか2mgなんだよ。くろちゃんちに2mgの微量を測れる「はかり」がある?
そうゆうこと。薬の作用時間を長引かせるために、種類の違う麻薬をミックスして売られているものが問題なんだよ。たとえば、ラベルは「コカイン」なのにフェンタニルが混ざっていたり、ラベルは「フェンタニル」なのにヘロインが混ざっていたり、何が混ざっているかわからない。
アメリカをフェンタニル漬けにしようと企む中国
フェンタニルは麻薬だから、一般人に売ってくれない。だから、違法ルートで手に入れるしかない。以前は、中国製フェンタニルが国際郵便でアメリカに入っていた。でも、トランプの時代になってそれができなくなると、メキシコの麻薬カルテルが、中国製のフェンタニル前駆体を購入して、違法にフェンタニルを製造して、アメリカに密輸するルートを作った。(世界日報)
トランプは2019年、習近平にフェンタニルの規制を頼んだが、なし崩し。バイデンも2023年11月に、習近平にフェンタニルの規制に取り組むことを合意させたが、中国から「習近平と共産党を批判しないこと」「親中姿勢を取ること」など、条件をつけられているらしい。(Bloomberg)
今のアメリカの一番の問題
アメリカが、「国境を超えてフェンタニルが入ってくるのは、メキシコの犯罪グループのせいだ」とメキシコを非難したとき、オブラドール大統領は、「フェンタニルの危機は、米国における家族的価値観の欠如が、人々を薬物使用に駆り立てている」と非難している。(The Washington Post)
2023/08/23時事ブログには、「 “米国におけるフェンタニルの輸入元は大半が中国だ。…専門家は、悪質なフェンタニルの蔓延(まんえん)は、米国に向けられた『アヘン戦争』であると表現する。フェンタニルは死に至る高い中毒性により、軍事目的の化学兵器とみなされている”」とあります。
しかし、ゾンビに成り果てた哀れな国民を見捨て、他国からの移民を優先するアメリカは、国として存続することを捨てたとしか思えません。