ぴょんぴょんの「国の崩壊は家族の破壊から」 ~アメリカの崩壊は、日本が目覚めるチャンスになるか?

 時事ブログでもおなじみの、元アメリカ海軍情報部局の秘密調査員、マックス・フォン・シューラー氏の著書「内戦で崩壊するアメリカ」普及版を読みました。
 この本は、2017年にトランプが大統領になった頃に書かれたものに、最近加筆されたものですが、トランプ時代の話はザッと読み流して、加筆された部分を重点的に読みました。
 マックス氏は7年前にすでに、「アメリカの内戦」を予想していたんですね。
 「大切なことは、日本にはまもなく、大変な危機の時代が来るということです。アメリカの混乱によって、日本の貿易は打撃を受け、食糧輸入の多くを失います。また、失業する人が急増します。(260p)」のように、書き留めたいフレーズがいくつかありましたので、抜粋しました。(ページ数はすべて「内戦で崩壊するアメリカ」のページです。)
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「国の崩壊は家族の破壊から」 ~アメリカの崩壊は、日本が目覚めるチャンスになるか?

「失敗した社会」アメリカを捨てた一番の理由


アメリカ、大変だ!

また、アメリカかい!

だって、YouTubeを見ると、アメリカに住んでいた日本人が日本に帰ってくるとか、アメリカ人が日本に移住するとかの動画が、めちゃくちゃ多いんだよ。

「出エジプト」じゃない、「出アメリカ」が、はやりかよ?

たとえば、この動画。

アメリカから逃げて日本に移住した理由

アメリカ人の若者が、なぜアメリカから逃げて日本に移住したのか、話してるんだ。

なんで、逃げてきたのが日本なんだ?

日本が好きだから。でも、アメリカでは「日本が好き」というとバカにされるから、隠していたんだって。

へえ? アメリカでも、好きなものを好きと言えねえんだ。

でも、今は、日本への愛国心を隠さなくていい、うれしいって。「多分日本人より、オレのほうが日本愛国心ある」って。

こいつ、まだ20代だろ? そんなアメリカ人に日本への愛国心があるだと? 今どきの20代の日本人に「日本への愛国心ありますか?」とか聞いたら、ドン引きされるわ。

アメリカは、日本人が思っているようなすごい国なんかじゃない。それは日本人の勘違いだ。むしろアメリカは「失敗した社会だ」とチェイスは言う。

「失敗した社会」? いや、「失敗させられた社会」かな。

「失敗した社会」アメリカを捨てた一番の理由は、治安。「アメリカの治安悪すぎるね 〜 悪すぎ 〜 」「銃で、iphoneを出せと言われたら、iphoneはさよなら〜」。



だよなあ。アメリカから日本に帰ってきたら、キョロキョロ、ビクビクしてる自分に、気づくって言うからな。

チェイスは、今でもアメリカの夢を見て、うなされるそうだよ。目が覚めて、「ああ、日本で良かったー」って、ホッとするんだって。

アメリカは、悪夢みたいにコワいところなんだ。


子どもに覚醒剤を与えるアメリカ社会


治安だけじゃない、麻薬もはびこってる。麻薬じゃないけどマリファナも。高校に入ると、みんなマリファナを吸ってて、自分だけ「NO」とは言えない空気なんだって。

なんだ? アメリカも空気読むのかよー。

そうだよ、同調圧力もあるし、日本と変わらないね。でも、覚醒剤を子どもに処方するのには驚いた。

なんだと?

日本にもいるでしょ、授業に集中できないADHDの子どもたち。アメリカでは、ADHDと診断されると、医者からメタンフェタミンという覚醒剤を処方されるそうだよ。

メタンフェタミン? 覚醒剤?

メタンフェタミンは、正真正銘の覚醒剤、俗に言う「シャブ」のことだよ。

メタンフェタミン
Author:Radspunk[CC BY-SA]

ヒエ〜! アメリカは、子どもにシャブを与えるのか?

おかしいよね。ADHDの原因て予防接種とか、育児ネグレクトでしょ? チェイスも、ADHDは子育てに問題があると言ってるよ。アメリカの両親は共働きで子どもの世話をしないから。実際、チェイスの友だちの半分ぐらいが、メタンフェタミンみたいな覚醒剤を飲まされていたそうだよ。

子どもの頃から覚醒剤だと?あきれたな。だから大人になって、フェンタニルみたいなチョー危険ドラッグに、気軽に手を出すのか。

今のアメリカは子育てには向かないね。

子どもの誘拐が多いし、治安は悪い。ADHDと診断されたらシャブ漬けにされる、学校では同級生からマリファナを強要されるんじゃ、子育てはムリだろ。


アメリカをむしばむポリコレ


そして、麻薬と同じくらいにアメリカをむしばんでいるのが、ポリティカル・コレクトネス、いわゆるポリコレ。

それ、聞いたことある。黒人やLGBTQに対して、差別に聞こえないように気を使いましょうってヤツ?

そう、「マイノリティに対して公正で中立的な表現をしましょう」が、今や行き過ぎちゃって、何でもかんでも「差別だ」「ヘイトスピーチだ」と騒ぎ立てられて、暴力や訴訟にまでなるから、言いたいこともろくに言えないらしい。

へえ、不自由な国だなあ。

実際に、2019年にバージニア州の高校であった事件では、教師がトランスジェンダーの生徒の希望する性別の呼び方を忘れて、うっかり「彼女」と呼んだために、解雇されたんだよ。 (JCC

うえ〜、めんどくせえ〜〜。

チェイスも、似たような経験を話している。スーパーで働いていたとき、同僚を指して、「Sheが手伝えるよ」と言ったら、当人が「チェイス、今、勝手に私のことSheって言った?」と言うので、「あ、ごめん、Heが手伝える」と言い直したら、「私は男でも女でもないよ!」と言われ、「わかった、Itが手伝えるよ」と言ったとたん、「お前が死ね!ファッ○ユー!」と怒られた。でも、「It」でダメなら、ほかに呼びようがないよね。


・・・正解は「Ze」だそうだ。マックス・フォン・シューラー氏の著書「内戦で崩壊するアメリカ」に書いてある。「英語の“He”(彼)と“She”(彼女)は、現在では差別用語であると考えられています。そして、これからの性別として、中立的な“Ze”を使うことを勧めています。(53p)」

ジイ〜? ゼエ〜? アホくさ〜〜!!

マックスも言ってたな。アメリカのポリコレは行き過ぎて、軍隊にまで影響が及んでいると。

アメリカ軍までが、ポリコレに染まってるの?

そうだ。そのせいで、アメリカ軍はおかしくなっている。アメリカで一番嫌われているのは、特別扱いされてきたと思われている白人男性。「白人男性を昇進させず、代わりに女性や人種的マイノリティ、トランスジェンダーを昇進させるという左派の政策のせいで、多くの白人男性が軍を去っています。ブラウン新参謀総長は、白人男性将校の昇進をすべて凍結しました。(287p)」

ブラウン新参謀総長
Wikimedia_Commons[Public Domain]

そんなことして、アメリカ軍、大丈夫なの?

大丈夫じゃない。「今や軍隊の昇進は、能力が基準ではなく、マイノリティであるかどうかや、性別といったものの方が大切です。能力よりも、このようなことが優先されるのです。その結果、事故が起こり、人が死にます。(196p)」

うわあ、国の一大事だー。

日本人も染まりやすい方だが、アメリカ人も染まりやすくて困ったもんだ。

そうだね。自分の信念を相手に押し付けるのが好きみたい。たとえば、肉や魚を食べていると、ヴィーガンの人に「お前はクズだー」って言われてたり、ガソリンスタンドで給油していると、コワいおばさんが飛んで来て、「環境問題を考えろ」ってお説教されたり。


おせっかいが過ぎるだろ。相手の考えを尊重することができんのか。


アメリカ崩壊のための計画


はあ~ 核ミサイルを打ち込まれなくても、犯罪、麻薬、ポリコレなどで、内部から勝手にガラガラ崩れていくアメリカ。その根本にあるのは「家族の価値がなくなっていることだ」と、チェイスは言う。

おお! オブラドール大統領もそんなことを言ってた。「フェンタニルの危機は、米国における家族的価値観の欠如が、人々を薬物使用に駆り立てている。」(The Washington Post

ロペス・オブラドール大統領
Author:Agencia de Noticias ANDES[CC BY-SA]

「家族の価値」が失われている。わかる人にはわかるんだね。日本も傍観できないけど、
アメリカは特にひどい。親が離婚してる子どもは8割、いや9割だそうだよ。チェイスも言ってる。「今、ほぼみんな離婚する。お父さんがいない家族が多い、So many! 」「家族がもうない。アメリカで家族は終わり。ちゃんと育てられてる人、いない」。

支配者が、アメリカ崩壊のために計画したことが、みごとに成功しているワケだ。マックスも著書で引用しているが、1969年のフェミニストらによるウーマンリブの集会をのぞき見れば、その計画がよくわかる。(82〜84p)

フェミニストのリーダー(L)「私たちはなぜ今日、ここにいるの?」
メンバーたち(M)「革命を起こすために」
L「それはどんな革命?」
M「文化の革命」
L「どうやって文化に革命を起こすの?」
M「アメリカ家庭の破壊によって!」
L「では、どうやって家庭を破壊するの?」
M「アメリカの家長制度を破壊することによって!」
L「では、どうやってアメリカの家長制度を破壊するの?」
M「男たちから権力を奪い去ることによって!」
L「どうやって?」
M「一夫一婦制の破壊によって!」彼女たちが叫ぶ。
L「一夫一婦制をどうやって破壊するの?」
M「乱交、好色、売春、同性愛を奨励することによって!」

うわ〜! これは「フェミニスト」という仮面をかぶった魔女の集会?

うーん、悪魔崇拝者の集会だな。

結局、ウーマンリブ、女性の地位向上も、家族の分断が目的だったんだね。

そして、犠牲になるのは子どもたち。寂しい幼少期を送った子どもたちは、麻薬や犯罪の誘惑のワナに引っかかりやすい。子どもはまともに育たず、国は荒れ果て、将来を担う者はいなくなり、弱体化する。

アメリカを弱体化して、分割して支配しやすくする計画だね。アメリカから日本に逃げてきたチェイスもマックス氏も、アメリカの「家族の崩壊」に気づいている。でも、若いチェイスは日本に希望をもっている。「日本では子供たちが自分で学校に行ける。アメリカよりも、ずっと家族が別れたりしない」と。

う〜ん、申し訳ないが、日本も確実にアメリカの後を追いかけている。動画のコメントを見ろよ。「チェイスくん。日本もそうなりつつあるんだよ」「気をつけないと、チェイスが愛する日本で無くなってしまうかもしれないな…」「私が育った日本🇯🇵 変わらないで欲しい どんどんアメリカの跡を追っていることが とても悲しい」。

チェイスを失望させたくはないけど、まったく同感だね。

長年日本に住んでいるマックスも、日本への愛国心はチェイスに負けてないが、もっと現実を見つめている。マックス「最初にこの本を書いたとき(7年前)、私は、政治的な違いをめぐる内戦が次の南北戦争の始まりになると想像していました。今、私は犯罪と無秩序な移民が最大の危険だと考えています。(295p)」

たしかに今のアメリカは、共和党と民主党の内戦よりも、犯罪と麻薬と移民による内乱の方が起こりやすい感じだね。


このアメリカの危機は日本に大きな影響を与える


だから、マックスは「アメリカの未来は実に暗いです(289p)」と言う。そして日本は、そんなアメリカと心中しようとしている。


心中するなら、支配層だけで仲良くやってくれ。ぼくたち国民は道連れにしないでほしい。

たしかに連中は、「今でも日本を、アメリカと同じような国に変化させようとしています。しかし、それは必ず失敗するでしょう。なぜなら、アメリカ自身が自滅するからです(88p)」と、マックスは言う。

ああ~ 良かった〜。アメリカが自滅してくれたらうれしい。

だが、問題はその後だ。「日本の多くの食糧は、アメリカから輸入しています。しかしこれからは、それらに依存することはできません。ですから、日本国内の食料生産を増やすように、全国で努力する必要があります。(中略)...そして、日本の食料自給率を上げ、自分で自分の国をまかなう、自給自足の可能性を求めましょう。(241p)」

そこなんだよねえ〜。日本政府は真逆へ逆走しているけど、大丈夫かあ?

そして、「まず最初に、日本を浄化する必要があります。(226p)」

浄化する?

上にいる連中のことだよ。「このアメリカの危機は日本に大きな影響を与えるでしょう。今こそ日本人は目を覚まし、アメリカから日本の運命の主導権を奪い、日本の統治の戻る時です。手始めに、現在の首相を交代させ、現在のアメリカ大使を追放すべきです。(297p)」

「芋煮える」もちゃんと、追放リストに入ってる!

ラーム・エマニュエル米国駐日大使
Wikipedia[Public Domain]

「アメリカの崩壊によって、世界はより困難な時代に入ります。特に日本は、アメリカとの縁が深く、接点が数多くあります。しかし私は、日本人の能力を信じています。15年後、あるいは10年後に、日本は世界で最も魅力的な国となり、最も豊かな生活と、最も幸せな国民の国となるでしょう。私も、その将来のために努力していきたいと思います。(273p)」

たとえ、「失敗した社会」アメリカが崩壊しても、それが日本再生のきっかけになったらいいなあ。

いや、そうなる前に、なんでもいいから目覚めてくれ、日本人!


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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