斎藤元彦パワハラ兵庫県知事の犯罪を明らかにし、辞職させることができるのは兵庫県議会 / 斎藤知事がリスペクトする金井元彦知事は「不幸な子供が生まれない運動」を先頭切ってやった人物

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ問題について、かつて明石市長であり、弁護士でもある泉房穂氏のコメントが大変参考になります。マスコミでは「おねだり」や「些細なことで激怒」など異常なパワハラが常態化していたことが伝えられますが、最も重大なことはオリックスの優勝パレード開催資金"環流"疑惑です。予定していた寄付金が集まらなかったことから、知事の指示のもと、「金融機関に補助金を増額することを見返りに開催資金を寄付するよう求めた」つまり「税金を使わないと言っておきながら、税金を"補助金"という名目で支出して、"寄付金"としてキックバックさせたのであれば、犯罪的だ。」と泉氏は指摘しています。これは405人の県職員の証言もあるようです。兵庫県警が捜査するのが一番ですが、泉氏によると「“県警”が県知事の案件で強く対応できるかというと、県との関係(予算や人事)などから簡単ではないように思う。」とあり、県警は県知事に楯突くことが難しいらしい。
 であれば、県民の代表である県議会ががんばるしかありません。現在は百条委員会が設置され、知事へ証人尋問も予定されていますが、効果的な強制力はなく、県の次年度の予算編成作業にも悪影響が出始めているそうです。泉氏は以前から県議会に対し「『不信任決議案の提出』を会派内で真剣に議論していただきたい。」「今こそ、県議会が決断すべきときだと私は思う。」と述べています。
 県職員の方が2人も亡くなった時点で、まともな県知事であれば責任をとって辞職しているはずですが、この斉藤知事には常識が通用しないらしい。犠牲者の方々が命をかけた今こそ、県民の力で暴君を排除するチャンスです。
 最後の動画では、泉氏が明石市長時代に体験した斎藤知事との関わりと、もう1つ、興味深いエピソードが語られています。斎藤元彦知事の名前の由来は、かつての兵庫県知事・金井元彦知事ですが、その金井知事は1962年に就任して「不幸な子供が生まれない運動、つまり障害があって生まれそうだったら殺してしまえという運動を全国の先頭を切ってやった」人物だそうです。その当時生まれた泉氏の弟さんは危うく犠牲になるところでした。この無茶苦茶な金井知事をリスペクトして「とにかく兵庫県知事になりたい、兵庫県のために何かやりたいことがあるわけではない」のが斎藤元彦知事です。
(まのじ)
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【続!兵庫県政問題】知られざる斎藤元彦知事と泉房穂の関係
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