レバノンで発生した通信機器の爆発では、“家庭用の太陽光発電システム、車のバッテリー、電動スクーター、ノートブック、指紋認証リーダー、iPhoneなどのさまざまな電子機器が爆発した” ~コンピュータプログラムの設計・開発段階でバックドアは盛り込まれている

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭のツイート「レバノンで2日連続の通信機器爆発 分かっていること」をクリックして全文をご覧ください。
 レバノンで発生した通信機器の爆発では、“家庭用の太陽光発電システム、車のバッテリー、電動スクーター、ノートブック、指紋認証リーダー、iPhoneなどのさまざまな電子機器が爆発した”ということです。
 9月19日の記事で、爆発したポケベルはイスラエル諜報機関のフロント企業「BAC Consulting」が供給したものだが、BAC Consultingの財務概要の不自然さから、この企業は軍事や諜報活動の正体を隠す「ペーパーカンパニー」の可能性があるということでした。
 ロシアのタス通信は、“レバノンで爆発したポケベルはハンガリーのBAC Consultingではなくブルガリアのノルタ・グローバル社が台湾のゴールド・アポロ社から購入した可能性がある…BAC Consultingは台湾企業との契約を仲介するだけの役割しか果たしておらず、ポケベルの調達に直接関与したのはソフィアに拠点を置くノルタ・グローバル社だという。”と報じています。
 “続きはこちらから”のソルカ・ファール情報によれば、“ノルタ・グローバル社の所有者であるリンソン・ホセ氏は、レバノン各地で爆発が始まった日に姿を消した”ということです。
 爆発したポケベルはレバノンに輸入される前に爆発物を埋め込まれ、メッセージ受信後に爆発したと考えられているのですが、「インターネット機器に接続されたソーラーパネルが爆発したという情報が流れたことで、パニックはさらに拡大した。また、パソコンが爆発したという情報もあった」ということになると、爆発物を埋め込んだということ以外に、「イスラエル諜報部隊が遠隔操作でリチウム電池等を爆発させるマルウェアを、サプライチェーンに入れ込んだ可能性」も考慮しなければなりません。
 チェチェン共和国指導者のラムザン・カディロフ首長は、テスラCEOのイーロン・マスクからサイバートラックを贈られたが、“つい最近、マスクは遠隔操作でサイバートラックを使用不能にした”とテレグラムに投稿しました。
 8月30日の記事で、テレグラムの創設者パヴェル・ドゥロフ氏は、“テレグラムで働いているエンジニアにFBIが接触し、特定のオープンソースツールを使うように彼を説得しようとした”と言っていました。パヴェル・ドゥロフ氏は「それはバックドアとして機能するものだったのでしょう」と話していました。
 アメリカ合衆国連邦政府では、アメリカ合衆国内で使用されているほとんどの通信機器に、あらかじめ政府機関からのアクセスを許容するバックドアが設けられているということです。
 これと先のパヴェル・ドゥロフ氏の発言を考慮すると、コンピュータプログラムの設計・開発段階でバックドアは盛り込まれていると考えられるのではないでしょうか。
 もしもそのバックドアをCIAやモサドなどが自由に使えるとしたら、「諜報機関は、あなたをスパイするだけでなく、もしあなたが彼らの逆鱗に触れた場合、挑発や正当な手続きなしにあなたを殺害できる」のではないか。
 妄想はどこまでも続きますね。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
※全文はツイッターをクリックしてご覧ください




※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
レバノンのポケベル爆発事件の10日前、米国は技術的な理由から、地元ベイルートのアメリカン大学病院の医療スタッフを新しい機械化ポケベルに置き換えた。

アメリカ、あなたは実際、レバノンのポケベル爆破事件には関与していないと言いましたね?

「認めない限り、悪党に対しては何もできない」とネット民が言うのも不思議ではありません。
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「ビープ、ビープ、ドカン!」大規模テロ攻撃の後、「歴史的大惨事」が迫る
引用元)
(前略)
ヒズボラが、長きに渡って苦しんでいるレバノン国民を支援するサービスに従事する数千人の民間労働者に提供した爆弾仕掛けのポケベルは、従業員が1人しかいないハンガリーのBACコンサルティング社から調達されたもので、同社はブルガリアの企業ノルタ・グローバルの仲介役を務めていた。ブルガリアはノルタ・グローバルに対する刑事捜査を開始し、本日、次のことが明らかになった。

「レバノンへの爆発ポケベルの配送に関与していたとみられるブルガリアの企業ノルタ・グローバルの所有者であるノルウェー人起業家リンソン・ホセ氏は、国内各地で爆発が始まった日に姿を消した...ホセ氏は火曜日にオスロ郊外の自宅アパートを出て、予定していた出張に出発した...彼の主な雇用主であるノルウェーのメディア複合企業NHSTは、それ以来彼と連絡が取れず、水曜日に同国の国内情報機関に通報した。」
(中略)
そして水曜日には、仕掛け爆弾がしかけられたトランシーバー、携帯電話、ノートパソコン、さらには太陽電池がレバノン全土で爆発し、少なくとも20人が死亡、450人以上が負傷した。

その後、「昨日はトランシーバー、明日は冷蔵庫?」といった記事が出始めた。この前例のない大規模なテロ攻撃の後、ロシアのセキュリティ専門家は次のように評価しました。

「プライバシーを重視する人々にとって、このテロ行為は恐ろしい新たなリスクをもたらす。諜報機関は、あなたをスパイするだけでなく、もしあなたが彼らの逆鱗に触れた場合、挑発や正当な手続きなしにあなたを殺害できることを実証しています
(以下略)

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