注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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【速報】江藤農水大臣の後任に小泉進次郎元環境大臣の起用固めるhttps://t.co/x5Q3PTpsuV
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 20, 2025
小泉氏は当選6回で、2024年10月まで党の選挙対策委員長を務めていた。小泉氏は20日、記者団の取材に対し、コメの価格対策をめぐり「いまこそ農政改革を断行すべき」などと指摘していた。 pic.twitter.com/WukCA5S8Ra
Q.お米をキロ数で言うと、どのくらい買ってますか?
— Mi2 (@mi2_yes) May 21, 2025
A.小泉進次郎「いろんなお米を買いますね。パックご飯も買います」
キロ数で聞かれんのに、相変わらずシンズローおもしれー pic.twitter.com/DAlAJom455
絶対に小泉を農水大臣にするな!
— 深田萌絵 MoeFukada (@MoeFukada) May 21, 2025
純一郎の二の舞で今度は農家の預貯金150兆円が奪われる!
【緊急配信】
農協マネー150兆円が外資に食われる。 #農水大臣に小泉起用反対 https://t.co/cS7OmKoakl @YouTubeより pic.twitter.com/hxzm1HqiJQ
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【三橋TVコラボ対談】日本からコメが消滅する.../黒幕はやはり「あの組織」なのか?(経世論研究所所長 三橋貴明、東京大学大学院特任教授 鈴木宣弘)【特別対談 後編】
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YouTube 25/5/19
【対談の要約】
(三橋氏)
元大蔵官僚の榊原英資氏の著書「財務官僚の仕事力」で明かされている、財務省の一番の出世コースは支出を決める「主計局」。その主計局の中でも一番の出世コースは「農林水産省係」だ。なぜなら予算をカットしやすいから実績が挙げられる。
農水省は、かつて3兆円あった予算が今や2兆円に落とされた。
今も農水予算をどうやって削るかが財務省の課題で、エスカレートしている。
(鈴木先生)
国家戦略とか国民を守るという発想はない。
アメリカから言われたものは何百兆円でも買わなければいけない。
それに対して緊縮財政で切りやすいところから切ろうとして、農業に集中している。
(鈴木先生)
先ごろ財政審が農業予算に対するひどい諮問を出した。
「農業予算はまだ多すぎる」「田んぼで作る餌米作の補助金は削ることにした」「備蓄米には金がかかるから減らせ」「国が備蓄すると金がかかるから備蓄米は民間に任せろ」「食料自給率にお金をかけるのはもったいないのでやめて輸入しよう」
国民の命を守る主食米を守ろうという発想がない。
「カルロース」という輸入米がすでに入ってきている。ミニマムアクセスは77万トン。
これで農家は加速度的にやめてしまうだろう。
主食の米さえも自給率が無くなってしまう、このような政策を金のために進めるのは亡国だ。
(三橋氏)
かつてのオイルショックはトイレットペーパーで記憶されているが、あの当時は世界的に天候不順で、小麦や大豆が不作だった。日本はアメリカからの大豆の輸入が止まり、豆腐や納豆が無くなる事態になった。ところがさほど大問題にならなかったのは「米があったから。」日本には米があるからなんとかなってきた。
(鈴木先生)
これからは米が無い。
小麦9割、大豆94%、とうもろこし100%輸入でも、米があるからなんとかなったのに、金が惜しいからそのコメを捨てるという発想は異常だ。
輸入米との競争で農家は負けてしまう。あと5年が正念場。
日本中、農家がいなくなると言ってる時に、アメリカへの「盗人に追い銭銭」外交で、今回は一番譲ってはいけないカードである米や乳製品をこちらからわざわざ差し出してきた。
ちょうど日本国内では米不足が問題となり、輸入に拍車がかかる。ストーリーができている。
国内では生産者に作るなと言って放置して、輸出は8倍にし、米は足りないから輸入で賄うという無茶苦茶の総元締めが財政当局の意向だ。
(三橋氏)
財務省の官僚と、自民党の政治家って何を考えているのか?
減反政策を続けてきて、民主党の時に入った「農業者戸別所得補償制度」をやめたのは安倍政権だ。
(鈴木先生)
実は、安倍政権の前、麻生政権時の石破農水大臣は、鈴木先生の提言に沿って「石破プラン」という4000億円の農政改革案を出していた。「減反政策を緩和して、米価が下がったら、それを農家に全額補填する。そうすれば消費者は助かって、生産者も助かって、需要供給も伸ばして、安全保障にもなる」というものだ。
ところがその1ヶ月後に民主党政権になった。事務方が準備していた政策が「農業者戸別所得補償制度」で実現した形だった。
安倍政権で無くされた「農業者戸別所得補償制度」だが、石破氏が総理になる直前に「農業新聞大会」という全国規模の大会で「この政策を絶対に入れなければいけない」と挨拶していた。
総理になった途端に忘れちゃったのかな?
最後、今厳しい状況の中、どうなってもいいから有終の美を飾るという石破氏の信念を期待している。
たかだか4000億円の追加的予算すらできないのか。
本来であれば政府がしっかりと買い上げ、備蓄も増やし、内外の援助にも使うなどは1兆円くらいあれば出来る。
2兆円を3、4兆円に増やせば出来る。
以前は実質予算5兆円程度あった。
(三橋氏)
石破氏は財務省の飼い犬と化しているので絶対やらないだろう。
総理になったらできない。財務省の「ご説明」に洗脳されちゃう。
今回の参議院選挙というのは財政破綻論との戦いだ。
ところが農協はこれだけ酷い目に遭いながら、未だに自民党から全国比例を出す。
(鈴木先生)
各県どこの農協も自民党は許せない、でも「うちの先生には世話になってきたので、うちの県は自民党に入れる。でも他県は自民を落としてくれ」と皆んな言っている。
(三橋氏)
農協の講演会で、こう言って回っている。
「誰のせいでこんなことになったんですか。自民党でしょう。なんで自民党がこんなことをやってるんですか。あんた達が支持してるからでしょう。」とあおっている。
内部から言ってくれと言われている。
自民党はあらゆる政党の中で、財政政策、消費税問題、農業問題も最っ低だ。
みなさん絶対に自民に入れないよう拡散をしてほしい。
周知の通り進次郎氏の父、小泉純一郎元首相は郵政民営化を断行し、国民の郵貯資金350兆円を外資に売り飛ばしました。鈴木宣弘先生と三橋貴明氏の対談の前編で語られていたカーギルなど外資が「農協」を狙っているという懸念が小泉進次郎氏を農水大臣に立てることでにわかに現実味を帯びてきました。深田萌絵氏は緊急配信で「このままだと農協が解体されて株式会社化し、外国のものになり、日本全国の農協が乗っ取られることになります!」と「#農水大臣に小泉起用反対!」のツイッターデモを呼びかけておられました。
ところで興味深いことですが、辞任した江藤拓氏の父、江藤隆美氏は農家出身の政治家で、小泉純一郎の道路公団民営化、郵政民営化に猛烈に反対した「抵抗勢力」議員の一人だったそうです。wikiでは著書の中で「小泉や竹中平蔵のことを『欧米かぶれした白面の輩』とこき下ろしている」とありました。
また今回取り上げた鈴木宣弘先生と三橋貴明氏の対談の後編11:30〜では、実は、安倍政権の前、麻生政権時の石破農水大臣は、鈴木先生の提言に沿って2015年「石破プラン」という4000億円の農政改革案を出していたそうです。「減反政策を緩和して、米価が下がったら、それを農家に全額補填する。そうすれば消費者は助かって、生産者も助かって、需要供給も伸ばして、安全保障にもなる」というものでした。ところがその1ヶ月後に民主党政権になり、すでに事務方が準備していた政策は民主党の「農業者戸別所得補償制度」で実現することになったそうです。安倍政権で無くなった「農業者戸別所得補償制度」ですが、鈴木先生は、石破氏が総理になる直前に「農業新聞大会」という全国規模の大会で「この政策を絶対に入れなければいけない」と挨拶していたと明かしています。鈴木先生は「最後、どうなってもいいから有終の美を飾るという(石破氏の)信念を期待している」と述べています。
石破首相には「立派な官僚であり政治家だった」父、石破二郎氏に恥じない捨て身の決断をしてほしいものだ。