未曾有の国難が迫る日本 ~食料危機とエネルギー危機、そして備蓄の必要性

竹下雅敏氏からの情報です。
 「正に今みぞうゆうの国難」と言える事態です。
 東京大学の鈴木宣弘教授は、“輸入に頼ればいい、その方が安いと言っていたら、止まった時に食べるものがない…みんなが餓死するリスクを考えたら、国内で作るのが少々高くても、いざという時に皆を餓死させない為に、国内で作るということを国防安全保障だと考えれば、そのコストは負担しておく方が実は安い(5分58秒)”と話しています。
 こうした話は、常識の範疇にあるものだと思いますが、これが分からない官僚や政治家の頭の中はどうなっているのか?
 そのことについて鈴木宣弘教授は、“バカもバカですよ。現場を知らないし、知ろうともしない。頭の中だけで自分たちが受験勉強でやってきたような解き方一つしかないみたいな形での思考しかできないから、現場を見て何をやらないといけないかとか、そういうことに対する思考力というのが非常に少ない人が多い。もう1つはその忖度の問題ですよ(14分20秒)。…下手にアメリカとの関係を壊すようなことをやれば、自分の身も危ないじゃないですか。本来であれば我が身を犠牲にして国民を守らないといけない人たちが、国民を犠牲にして我が身を守る。この行動がものすごく強くなっている。(16分8秒)”と言っています。
 政府広報オンラインが、“もしもの時に備えて「食品備蓄」”を呼びかけています。こちらのツイートには、“各商品の一般的な賞味期限(未開封・標準保存時)とより長く保管するための方法”が書かれています。参考にしてください。
 “続きはこちらから”のIn Deepさんの記事には、“(イラン戦争が)仮に5月、6月まで長引いた場合、壊滅的な社会状況となる可能性はゼロではないです(どちらかというと100に近い)。そういう心づもりは必要なときなのかなと。”とあります。
 予測歴史研究家の江学勤(Jiang Xueqin)氏は、“(アメリカは)確実に地上軍を投入するでしょう。この状況はどんどんエスカレートしていきますが、問題はこの狂気が増すにつれて、アメリカ国民がこの狂気に鈍感になってしまう事です。”と言っています。
 ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は、“今、まもなくエネルギー危機とそれに続く金融危機がヨーロッパを同時に襲います。…エネルギーがなければ、経済は停止します。経済が停止すれば、すべてが危険にさらされます。イラン戦争の勃発以来、ヨーロッパでは天然ガスの価格が70%、石油の価格が60%上昇しました。この状況で重要なのは、存在することだけです。”と演説しています。
 この問題が深刻なのは、これが計画されたものだからです。ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の時代に住宅都市開発省の住宅担当次官を務めたキャサリン・オースティン・フィッツ氏は、“ホルムズ海峡の封鎖が経済戦争の意図的な行為であり…究極の目的はグローバル経済を不安定化させ、サプライチェーンを麻痺させ、世界を飢饉へと追い込むことだ”と述べています。すなわち「統制グリッドと人口削減」のアジェンダであり、「これはCovid 2.0です。」と言っているのです。
 それゆえに、十分すぎるくらいの準備が必要なのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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来るのか食料危機!?世界が奪い合う中で「減産」を強いる日本政府の異常事態と輸入の罠 鈴木宣弘氏
配信元)
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51年ぶりに訪れている混乱の景気循環サイクルの中で、最も深刻な事象は「飢餓による大量死の拡大」かもしれない
転載元)
(前略)  
現在は約51年周期の混乱サイクルの渦中

2年ほど前に、「2025年頃から経済の混乱と大量飢餓を含む51年のサイクルが始まるかもしれない」ということについて、金融・地政学サイクルのアナリストであるマーティン・アームストロング氏の景気循環理論を元にして書いたことがありました。

平たくいえば、景気循環には 8.6年ごとのサイクルがあり、その波が6つ目となる51.6年ごとに大きな混乱がある、という感じです。
以下の記事にあります。

大量飢餓の時代:51年サイクルの「食糧の壊滅的な不足」が近づいている可能性がある中での準備のすすめ
In Deep 2024年5月15日

この記事を書いた 2024年から約51.6年前(1972年〜1973年くらい)から始まった時代はどんなものだったかというと、目立つ出来事としては以下のようなことがありました。

・第1次オイルショック
・インフレ、狂乱物価
・第四次中東戦争

これらの文字のつらなりを今改めて見まして、「ああ、まさに今と同じだなあ」と思いますが、しかし、現在起きているオイルショックは、少なくとも日本にとっては、「この頃のオイルショックより、はるかに悪い」ものです。
(中略)
そして、今、サプライチェーンの崩壊…とまではいかないにしても、「将来的な崩壊の兆し」を感じる状態にはなっています。

日本の物流ニュースサイトでは、食品トレーやカップ麺の容器他、食料関係にも広く使われている「ポリスチレン」という原料の日本の在庫が「あと2カ月」と記されていました。

ご存じのように、現在の日本は、ほぼすべての食料が食品トレーやプラスチックでの梱包となっています肉も野菜も魚もパンもお菓子も納豆も豆腐やモズクもすべてです。

代替が効かない場合、「食料そのものはあるのに、梱包できないので、商品として流通させられない」という事態もなくはないでしょう。

梱包しない豆腐をトラックに載せて輸送することは無理です。

また、その輸送トラックも現在エネルギーの高騰で大変な状態となっています。トラック運送をはじめとした物流が滞ると、食べ物は移動できません。「ないも同然」です。

食料そのものの枯渇はなくとも、梱包手段が尽きたり、輸送手段が途絶えた場合は、今のシステムですと食料は手に入らないのです。

もちろん、近所に知り合いの農家さんなどがいるような恵まれた環境にお住まいなら、そういう心配もないでしょうが、都市部ではそれはなかなか難しい。
(中略)
仮に 5月、6月まで長引いた場合、壊滅的な社会状況となる可能性はゼロではないです(どちらかというと 100に近い)。そういう心づもりは必要なときなのかなと。

そういえば、アメリカの作家マイケル・スナイダー氏が、「世界的な飢餓の拡大」の可能性について述べていました。

その記事をご紹介して締めさせていただきます。



世界的な肥料危機により、世界の飢餓人口が現在の過去最高記録をはるかに上回る可能性があると警告されている
We Are Being Warned That The Global Fertilizer Crisis Could Push World Hunger Way Above The Current All-Time Record High
The Economic Collapse 2026/04/03



世界の食料価格が異常な高騰を見せ、世界中で何億もの人々が飢餓に苦しむようになったら、私たちはどうするのだろうか?

イランとの戦争が勃発する前から、世界の飢餓人口は過去最高を記録していた。そして今、世界が深く依存している石油、天然ガス、肥料の多くがペルシャ湾に閉じ込められている。この戦争が数ヶ月も長引けば、価格の大幅な高騰と配給制の導入は避けられないだろう。
(中略)
一部の国は中東から直接肥料を輸入し、また別の国は天然ガスを輸入して自国で肥料を生産している。

輸入天然ガスの供給が不足しているため、インド、バングラデシュ、パキスタンなどの国の肥料工場は操業停止を余儀なくされている。

ZME サイエンス誌の記事より

供給途絶の影響で、イランから数千キロ離れた場所でも生産が停止している。インド、バングラデシュ、パキスタンといった国々は、通常、湾岸諸国から輸入した天然ガスを使って肥料を生産している。そのガスがなければ、これらの国の工場は操業停止に追い込まれる。

私たちは本当に悪夢のような状況に直面している。

地球上に80億人が暮らしている今、十分な肥料を確保することは絶対的に必要不可欠だ。

ある専門家は最近、もし私たちが肥料をまったく使わなかったら、世界人口の約半分が飢餓に苦しむことになるだろうと説明した。

ZME サイエンス誌の記事より

この化学肥料の供給不足がもたらす影響は、特に世界の貧困層にとって、存亡に関わる重大な問題だ。

もし世界中で化学肥料の使用を完全に止めたら、おそらく世界の半分の人々が飢餓に苦しむことになるだろう」と、英国シェフィールド大学のアンソニー・ライアン氏はニュー・サイエンティスト誌に語った。
(中略)
私たちは人類史上、実に狂気じみた瞬間にたどり着いた。

もし庭を作ることができるなら、今年は良い年かもしれない。

この戦争はすぐには終結しないかもしれない。その場合、 2026年後半以降、非常に多くの人々が飢餓に苦しむことになるだろう。

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