ずさんなレンジャー訓練で命を落とした隊員を邪魔者、遺族をクレーマー扱いし、遺族補償年金や奨学援助金の支給も停止した陸上自衛隊の陰湿な体質 / 防衛大増税の陰で劣悪な待遇の自衛隊

読者の方からの情報です。
 2025年3月、陸上自衛隊のレンジャー部隊の訓練中に、訓練塔から落下した機関銃が地上の隊員に直撃して死亡したという事故が発生しました。原告側は、部隊には4つの安全配慮義務違反があったと訴え、特に担当弁護士は「危険な訓練なのだから、独自の規則やマニュアルがあるだろうと思ったが、まったくなかった」と主張しています。報道によると、レンジャー訓練は事故が相次ぎ、2025年4月以降は一部を除いて中止されていることから、事故は起るべくして起こったと見られます。
 注目されるのは、遺族が当初、提訴する考えはなく、加害隊員へも寛大な処分でよいと考えていたことです。軍事ジャーナリストの清谷信一氏は「事故死した隊員は身内ではなく、単なる邪魔もの、その家族も同じという冷たく陰湿な陸自の体質が遺族を怒らせた。」と指摘しています。「レンジャー部隊の一員として誇りを持って任務にあたっていた」隊員のご遺族をクレーマーのように扱い、その上、驚くことに「遺族が損害賠償請求を弁護士に依頼する意向を伝えたところ、公務災害補償である遺族補償年金や子どもたちの奨学援助金の支給手続きが停止された。事故から1年以上が経過した現在も、これらの補償は支払われていない」そうです。清谷氏は「こんなことをやっていればどんどんに隊員はやめるし、リクルートでも苦戦するのは当たり前です。」と述べています。
 日本の国民に対しては防衛特別法人税や防衛特別所得税など増税で絞り上げ、生活水準は下がる一方ですが、増額する防衛費はどこに向かうのでしょうか。自衛隊員への待遇が劣悪を極めていることは、清谷氏が克明にレポートされています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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「あまりにずさんな訓練」陸自レンジャー隊員に「重さ7キロ」機関銃が直撃して死亡…遺族が国提訴
引用元)
陸上自衛隊のレンジャー部隊の訓練中、訓練塔から落下した機関銃が地上の隊員に直撃して死亡した事故をめぐる裁判が始まった
(中略)
亡くなった男性隊員の遺族が国に総額約1億3700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6月24日、東京地裁で開かれた。

原告側が意見陳述し、国側は請求棄却を求めた。男性の妻は法廷で「夫の死が無駄にならないために、提訴することを決めました」とうったえた。
(中略)
約30人が参加したレンジャー練成訓練の夜間科目で、ヘリコプターなどからロープを使って降下する「空路潜入」訓練中、高さ約15メートルの訓練塔最上部にいた隊員が、携行していた5.56ミリ機関銃(全長約1メートル、重さ約7キロ)を負いひも(スリング)から脱落させた。

機関銃は、地上で安全係をつとめていた男性隊員(当時2等陸曹)の左胸に銃口部分から当たり、男性は搬送先の病院で死亡した

(中略)
遺族は当初、提訴する考えはなかったという

事故直後は、加害隊員らについても寛大な処分でよいと考えていた。しかし、懲戒処分が軽すぎることや、刑事処分をめぐる不満があり、自衛隊の対応を問題と捉えて提訴を決断したという。
(中略)
また、遺族補償年金や子どもの奨学援助金についても、事故から1年3カ月以上が経った現在も支給されていないという。

原告側は、本来は生活保障のため、公務災害の給付を先行させるべきだとして、「二次被害」とうったえている
(以下略)
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事故死した隊員と家族は「敵」という陸上自衛隊という組織。
 レンジャー訓練で死亡した隊員の家族が訴訟を起こしました。これは陸幕の不徳の致すところです。事故死した隊員は身内ではなく、単なる邪魔もの、その家族も同じという冷たく陰湿な陸自の体質が遺族を怒らせた

 こんなことをやっていればどんどんに隊員はやめるし、リクルートでも苦戦するのは当たり前です。どんなに気を付けても不幸な事故は起こるときは起こる。だから事故を起こさないような不断の努力は必要だし、起きた際の対応も大切ですが、陸自にはその両方に対する当事者意識と能力が欠如している
(中略)
最後の部分が大切です。関係者を適切に処罰し、遺族に寄り添った対処を行っていれば防げた訴訟です。死んだ奴は無価値、遺族はクレーマーという態度で、命を懸けて任務を遂行したいと思う隊員はいるでしょうか
(中略)
ただ原告側の主張に一点問題があります。
(中略)
今回の件では使用されていた私物の強度が足りなかったわけですが、まともな欧米製の製品であれば起こらなかったことだと思います。
(中略)
陸自は隊員の安全には気を使っていません
(中略)
先進国の軍隊でこんなものをいまだに使っているのは自衛隊ぐらいです。ですから機銃のスリングとかも変更しようとは思わない。

それでも官品が支給されていればいいが、されていない場合も多々あります。以前中速連の狙撃手から聞きましたが、狙撃銃のスコープのポーチが支給されておらず、タオルを巻いて使っていたときいたことがあります。

自衛官の給料上げることも必要ですが、無理やり自腹を切らざるをえない現状を変えていくべきではないでしょうか
(以下略)

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