米不足を招いた政府の対応遅れと集荷競争の過熱 ~猛暑・不作から米価高騰、食糧危機へ

竹下雅敏氏からの情報です。
 東京大学の鈴木宣弘教授は、“2023年、24年は猛暑で確かに米がとれなくなった。それで品質も下がって、主食米で流通できる量がかなり少なくなった。一方、需要の方は米以外の小麦とかの値上がりが激しかったので、米の消費は逆に増えたわけです。だから、ものすごく大きな需給ギャップが生じて、米は本当に足りなくなった。ところが問題は、それを政府が認めなかった(2分13秒)。…そのために何が起こったかというと、米が足りない状況が長引いて、去年も不作になるのではないかという声が多かった(3分50秒)。…どんどんどんどん値段が釣り上がって、ものすごく高い値段で集荷競争が過熱した。それは結局、政府が米不足を認めないで対策をしなかったということが原因だ(4分19秒)。…結局、事態が悪化して、ついに小泉米が出たわけですけれども、完全に遅かった。…2025年産は思ったよりも取れた。…そこに60万トンの小泉米が後で出てきてしまった。それから集荷競争の過熱で米価が上がったから、輸入米は去年95倍に増えた(4分55秒)。…それで一時的に在庫がウワッと増えた。だからこれは、米不足に対する対処の方法を誤った(5分50秒)”と話しています。
 “続きはこちらから”のRTの記事をご覧ください。「欧州全域が相次ぐ熱波に見舞われたことを受け、EU各地の農業生産者らは、収穫量が急減する恐れがあると警告している。経済学者らは、この損失により、今後数カ月の間に食料価格が上昇する可能性が高いと指摘している。」という事です。
 『ロシアの黒海の港湾への攻撃によりウクライナの穀物輸出が停止状態に』には、“ヨーロッパの今年の熱波がいつまで続くかも不透明で、ロシアは農業生産に必須のディーゼルの極端な不足が報じられています。というか、ディーゼル危機は今や世界全体に広がろうとしています。どこのどんな国でも、農業にディーゼル燃料は不可欠です。JPモルガンのアナリストが、来年に向けて世界的な食糧危機がおとずれる可能性について述べていたことを最近記事にしましたが、他のさまざまな状況からも、世界の穀物供給は厳しいものとなっていく可能性が高まっています。”とあります。
 日本政府も含め、意図的に食糧危機を作り出そうとしている人たちがいるとしか思えません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【備蓄はわずか15日分】令和の米不足は人災?農家を潰し国民を餓死させる政府の失策 鈴木宣弘氏
配信元)


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EU、食料危機に直面
転載元)
専門家は、農作物の収穫量が激減することで消費者の食料品支出が増加すると警告している

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
イタリア・サン・ダニエーレ・ポーの畑で被害を受けたトウモロコシ(2026年6月23日)。© Piero Cruciatti/Anadolu via Getty Images

この夏、欧州全域が相次ぐ熱波に見舞われたことを受け、EU各地の農業生産者らは、収穫量が急減する恐れがあると警告している。経済学者らは、この損失により、今後数カ月の間に食料価格が上昇する可能性が高いと指摘している。

EUの「コペルニクス気候変動サービス」によると、西欧では6月と7月の気温が観測史上最高を記録しました。同機関は、8月から9月にかけても「欧州の広範囲で熱波の影響が続くリスクがある」と警告しています。

フランスの国立地質調査機関によると、EU有数の穀物生産国である同国では、8月上旬までに国内の大部分で地下水の貯水量が著しく減少した。

ブルターニュ地方の主要な生産者協同組合である「プランス・ド・ブルターニュ(Prince de Bretagne)」は先週、「歴史的」な規模の野菜不足の危機にあると警告しました。同組合は、この夏の収穫量がエンドウ豆で40%、ブロッコリーで60%、アーティチョークで50%から100%減少すると予測しています。

フランスの缶詰・冷凍野菜生産者による主要団体「ユニレ(Unilet)」のエリック・ルグラ会長は、猛暑がフランス北部や南西部にも及んでいると述べ、今回の危機を「異例の事態」と表現しました。

一方、畜産農家は冬を前に「飼料生産の不足」が拡大していると警告しています。フランスの卵振興全国委員会(CNPO)の推計によると、熱波の影響で1日あたりの卵の生産量が約100万個減少したほか、養鶏場からは高い死亡率が報告されています。

欧州有数の米産地であるイタリア北部では、水不足により一部の田んぼが「完全に枯れ果て、焼け焦げ、稲が干からびた」状態になっていると、同国最大の農業団体コルディレッティ(Coldiretti)が報告しています。

スペインの農家からも同様に、穀物収穫量の著しい減少や、牛の飼料不足が報告されています。

ドイツ農業者連盟は火曜日、穀物生産量が前年比で7%(330万トン)減少するとの見通しを示しました。特に被害の大きい南部地域では、作物が全滅する恐れもあります。

隣国ポーランドでは、経済紙「プルス・ビズネス(Puls Biznesu)」が先月、長引く干ばつにより食料輸入への依存を強めざるを得なくなる可能性があると予測しました。

チューリッヒ・インシュアランス・グループや欧州の複数の銀行のアナリストは、今回の熱波によるEUの経済的損失は500億ユーロから1800億ユーロに上る可能性があると試算しています。

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