[嗚呼、悲しいではないか! 他]こちらも最終章へ / ウソの上にウソを重ねるアメリカ政府

竹下雅敏氏からの情報です。
 2つの記事を取り上げました。よくフルフォード情報を翻訳・掲載してくれているサイトのものと、ポール・グレイグ・ロバーツ氏の翻訳記事です。
 最初のものは、ウクライナ問題に関して楽観的な立場から見たものです。文末の一文の通り、確かに“これでNATOが降りたらTHE END!”です。2つ目はポール・グレイグ・ロバーツ氏のやや悲観的な見通しです。氏はこのウクライナ紛争の結末が、戦争になると予測しています。
私の見方は楽観論の方で、おそらく始めの記事の見方が正しいと感じています。EU首脳が様々な事を言っていますが、おそらく演技で、アメリカとの間合いを計っているものと思います。フルフォード情報でもドイツ・フランス・イギリスは、アメリカから離れBRICSに最終的に合流するつもりのようです。というよりは、彼らが生き残るためには、これより他に道が無いということがわかっているのです。今回のウクライナの一件は、軍部の上層部を騙すことなど出来るはずがなく、形だけの対立にしかならないと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
こちらも最終章へ
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

――――――――――――――――――――――――
ウソの上にウソを重ねるアメリカ政府
転載元より抜粋)
Paul Craig Roberts
2014年8月28日

これはNATO発だが、最新のアメリカ政府のウソは、ロシアが、ウクライナを、1,000の兵士と自走砲で侵略したというものだ。

これがウソだとどうしてわかるのだろう? それは、ロシアについては、ウソ以外、聞いたことがないからだ。

病的ウソつきの連中が、突如として真実を語り始めるわけがない。

だが、ロシアが、ウクライナを、1,000人の軍隊で侵略していないことを理解するずっと良い理由がある。

理由の一つは、プーチンは、挑発的でない態度をとって、外交に非常に大きな重点をおいていることだ。決定的な結果を得るには、あまりに少ない人数の軍隊を送り込んで、自分が賭けている外交を危険にさらすようなことを、彼はするまい。

もう一つの理由は、もしプーチンが、東と南ウクライナのロシア人住民保護の為には、ロシア軍を送り込む以外の選択肢がないと判断すれば、グルジアでしたのと同様に、プーチンは、ことを素早くすませる為に、十分な軍隊を送り込むだろう。もし100,000人のロシア軍兵士が、上空援護を得ながら、ウクライナを侵略したという話でならば、それはずっと信用できる主張だ。

三つ目の理由は、キエフのアメリカ傀儡政権による、ロシア人住民に対する爆撃と砲撃を止める為には、ロシア軍は、ウクライナに軍隊を送る必要がないのだ。ロシア空軍は、易々と、迅速に、ウクライナ空軍と砲兵隊を破壊し、それにより、分離主義者の州に対するウクライナの攻撃を止めることができるのだ。


ウソつきのチャンピォン、サマンサ・パワーは、アメリカ安全保障理事会で“ロシアはウソをつくのをやめるべきだ”と語った。イギリスの国連大使は、ロシアは“主権あるウクライナの領土の明らかな侵害”のかどで有罪だと述べた。イギリスのキャメロン首相は、ロシアに“更に深刻な結果を招く”と警告した。ドイツのメルケル首相は、今後更なる経済制裁が必要だと宣言した。ポーランドのシコルスキ外務大臣は、これは、国際的行動が必要な、ロシアによる侵略だと呼んだ。フランスのオランド大統領は、ロシアの行動は“堪え難い”と宣言した。

ロシアとの戦争に向かう、ヨーロッパの指導者達によるこの自殺衝動は、ひたすら、1,000人のロシア兵が国境を越えてウクライナに入ったという見え透いたウソに基づいている。

事実から導き出せる唯一可能な結論は、アメリカ政府は、ロシアとヨーロッパとの政治的・経済的関係を瓦解させる為、ロシアとの戦争、あるいは、少なくとも、武器をもったこう着状態に、ヨーロッパを巻き込むと固く決意している。

ヨーロッパの指導者達が、これに従っているのは、
ヨーロッパ諸国は、シャルル・ドゴールのフランスを除いて、第二次世界大戦終結以来、独自の外交政策を持ったことがないためだ。彼等は、アメリカ政府の指図に従っており、そうすることでたんまり報酬を貰っている。

アメリカ政府には、覇権以外興味がないのだ。アメリカ政府は、ロシアに不快感と混乱をもたらすべく、アメリカ政府自身が作り出した状況を解決することには全く興味がない。この状況は、ウクライナの経済崩壊によって解決されるかも知れないという警告もあるが、そうでない場合、プーチンが、状況を武力で解決するのを先のばしにすればする程、課題は益々困難になるだろう。

記事原文のurl:
http://www.paulcraigroberts.org/2014/08/28/washington-piles-lie-upon-lie-paul-craig-roberts/

Comments are closed.