[櫻井ジャーナル 他]ロシアを屈服させるというブレジンスキー親子やネオコンの計画は目論見が外れ、武力頼りの展開に

竹下雅敏氏からの情報です。
 これまでの状況を考慮すると、何らかの偽旗作戦をきっかけに戦闘状態に入るのは、避けられないように見えます。“続きはこちらから”以降のロシアの声によると、ウクライナは戦時体制への移行準備を指示し、ドネツク側は和平についての話し合いを拒否したようです。
 ただズビグネフ・ブレジンスキーは、ナサニエル陣営の指示に従うと見られ、キエフ入りしたアメリカ欧州陸軍司令官のフレデリック・ベン・ホッジス中将も同様だと思います。したがって開戦になったとしても、キエフ政権の親衛隊を前線に送り込み、そこで彼らを殲滅することになると考えます。悪は自ら作り出した舞台で消滅するという形になるかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシアを屈服させるというブレジンスキー親子やネオコンの計画は目論見が外れ、武力頼りの展開に
転載元より抜粋)
1月22日にキエフ軍がドネツクの市街を攻撃、バスなどが破壊されて13名から15名が殺され、多くの人が負傷したと報道されている。その前からウクライナの東部で戦闘が激しくなり、キエフ軍は大きなダメージを受けて空港はドネツク人民共和国側が制圧したと伝えられていた。ドネツク側によると、キエフは訓練が不十分な部隊を送り込んでいるようで、これが事実なら一種の「自爆攻撃」。本格的な攻撃の前に人民共和国側を少しでも疲弊させておきたいのかもしれない。

この戦闘を受け、相変わらずペトロ・ポロシェンコ大統領は証拠、根拠の類いを示すことなくロシア軍が攻撃していると主張しているが、1月20日にはバラク・オバマ米大統領も一般教書演説の中で同じように証拠も根拠も示すことなく、ウクライナにロシア軍が存在しているかのように主張している。嘘も繰り返せば事実だと思わせることができると考えているのだろう。

アメリカ欧州陸軍司令官のフレデリック・ベン・ホッジス中将を中心とする代表団が21日にキエフ入りし、キエフ政権の親衛隊を訓練するためにアメリカ軍の部隊を派遣する意向を示した。この部隊派遣は国務省の計画だという。

オバマ政権で注目されているのはズビグネフ・ブレジンスキー。

選挙戦で外交問題の顧問としてオバマが雇ったマーク・ブレジンスキーはズビグネフ・ブレジンスキーの息子。現在、スウェーデン駐在大使を務めている。選挙でオバマのライバルだったジョン・マケイン陣営の外交問題顧問はイアン・ブレジンスキーだが、この人物はもうひとりの息子だ。オバマでもマケインでもアメリカはウクライナを奪還し、ロシアを屈服させようとしたのだろう。

問題はロシアのウラジミル・プーチン大統領が脅しに屈しないこと。それどころか、経済や外交の分野でアメリカは窮地に陥ってしまった。ドルが基軸通貨の地位から滑り落ちるのは時間の問題のように見える。こうした状況を打開するため、ズビグネフはバルカン諸国のアメリカ軍を増強すべきだと主張しているようだが、軍事力に頼るしかないほど追い詰められているということだろう。昨年12月の上旬から噂になっているが、アメリカは何か大きな偽旗作戦を目論んでいる可能性がある。

好戦的な雰囲気を強め、軍事力の行使に人びとが合意するように仕向けるため、西側の有力メディアは反ロシア/反プーチンのプロパガンダに拍車をかけるだろう。が、すでにEUではメディアの信頼度が急落している。

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ウクライナのヤツェニュク首相、経済の全面的戦時体制への移行準備を指示
転載元)
© Photo: AP/Efrem Lukatsky

© Photo: AP/Efrem Lukatsky



ウクライナのヤツェニュク首相は国民経済が戦時体制に緊急に移行した場合に備え、各地方の首長に対し動員計画を準備するよう指示を出した。ウクライナ最大の民間通信社「ウクライナ独立通信社」が報じた。

ヤツェニュク首相は声明で「我々は、国民経済の動員計画を確認する話し合いをもったが、残念なことにみんながこれに責任感を持って当たっているわけではない。万人に要求する。戦時体制に全面的に移行せざるを得ないときに備え、それぞれの州が最終的な経済の動員計画を提出せよ」と語った。

同時にヤツェニュク首相は地方国家自治体の首相らに対し、技術災害および非常事態に対応する旅団を創設するよう言い渡した。

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ドネツク首相「ドネツクはもうキエフと和平を話し合う努力をしない」
転載元)
© Photo: RIA Novosti/Igor Maslov

© Photo: RIA Novosti/Igor Maslov


ドネツクのアレクサンドル・ザハルチェンコ首相は、ドネツクはもうキエフと和平を話し合う努力をしないと述べた。

和平について話し合う努力はもう行わない。むしろキエフのリアクションをよく見ようと思う。キエフは我々が三面戦争を行えることを理解していない」と首相。


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ウクライナ東部、一晩で16人死亡
転載元)
© Photo: REUTERS/Alexander Ermochenko

© Photo: REUTERS/Alexander Ermochenko



ウクライナ軍によるウクライナ東部における砲撃で一晩に16人が死亡した。金曜、ドネツク義勇軍副司令官エドゥアルド・ バスリン氏が会見で述べた。

市民3人が死亡し、6人が負傷したという。 全体では16人が死亡、18人が負傷とのこと。

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