[AFP 他]ベネズエラ、首都市長を逮捕 「米支援のクーデター関与」

竹下雅敏氏からの情報です。
 国民に支持されているベネズエラのマドゥロ政権を、クーデターにより排除する計画が、アメリカによって企てられていたとのこと。クーデターが成功した場合、新政権は“石油産業の私有化、経済の規制緩和、IMFなど国際金融機関との協定を主張”ということで、国の資産を一部の人間が奪略し、外資にベネズエラを売り渡すつもりであったようです。要するにベネズエラを支配するのは、アメリカだということです。
 アメリカは建前では民主主義なのですが、このように一部の権力者が支配する独裁国家なのです。こうした独裁を世界中に広げ、アメリカが一元支配する世界秩序を夢想しているわけで、盗聴と監視、加えて政敵の暗殺、及び軍事力を持ってすれば、世界支配が可能だと考えたのだと思います。
 メディアでのイメージとは異なり、ベネズエラは最も民主主義の国だと思います。ロシアもまた、アメリカに比べればずいぶんと民主主義国家だと感じます。アメリカも日本も表向き民主主義を装っていますが、本来そうであった試しはなく、地球上にこれまで民主主義国家というのは存在しなかったのではないかと思います。
 今後、地球は世界的レベルで民意が反映された国造りにシフトして行く必要があると思います。
(竹下雅敏)
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ベネズエラ、首都市長を逮捕 「米支援のクーデター関与」
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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ベネズエラ政府はクーデター計画があったと発表、米国、イスラエル、英国、カナダ、ドイツの名前
転載元より抜粋)
2月12日にはベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領がクーデター計画を阻止したと発表した。この日、ベネズエラ軍を装ったアメリカの傭兵会社「アカデミ」(かつてのブラックウォーター)の航空機が大統領官邸を攻撃してマドゥロ大統領を暗殺、ベネズエラ国内に潜入させたエージェントに暴動を演出させることになっていたという。

このクーデター計画は2月6日に完成、「ジェリコ計画」という暗号名がつけられ、アメリカのNSC(国家安全保障会議)のリカルド・ズニーガが指揮したと言われている。この人物は2009年から11年にかけてCIAのハバナ支局長を務め、反フィデル・カストロ派をキューバ国内で編成するためのエージェントを雇う工作を行っていた。軍事行動の責任者はSOUTHCOM(アメリカ南方軍)で情報部門を統括しているトーマス・ゲリー准将とアダデミのレベッカ・チャベス。

キューバはアメリカとの関係改善を進めているように見えるが、裏ではクーデターの準備が進められていたということだ。

ベネズエラでもNEDをはじめとするNGOが中心的な役割を果たしたようだが、イスラエル、イギリス、カナダ、ドイツも参加、それぞれチャベス派の暗殺、プロパガンダ、国際空港のコントロール、NATO諸国の人びとの保護を担当することになっていたという。

クーデターが成功した場合、大統領に就任する予定だったとされているのはマリア・コリナ・マチャド元議員。マチャドはアントニオ・ロデスマ、レオポルド・ロペスと共同で11日に声明を発表、新政権への移行を訴え、石油産業の私有化、経済の規制緩和、IMFなど国際金融機関との協定を主張している。「国境なき巨大資本」にベネズエラを支配させ、国の資産を略奪し、自分たちは「オリガルヒ」になりたいという宣言だ。

ベネズエラの現政権はウーゴ・チャベスの政策を引き継いでいる。チャベスが大統領に就任したのは1999年。その3年後にアメリカはクーデターを試みて失敗している。
WikiLeaksが公表したアメリカの外交文書によると、2006年にもクーデターが計画された

アメリカのクーデター計画はその後も続き、昨年2月17日にはアメリカの外交官3名、つまり副領事のブレアン・マリー・マックスカー、ジェフリー・エルセン、そして二等書記官のクリストファー・リー・クラークが国外追放になっている。アメリカはベネズエラの学生組織していたようで、そうした学生グループのリーダーは、11日に声明を出したひとりで、ハーバード大学で学んだ経験のあるレオポルド・ロペスだとされていた。

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