[デイブ・ホッジス記者]怖れるべきはギリシャではない、米国の未来を先取りしている南アフリカだ 2/2

翻訳チームからの情報です。
 前回の続きです。
 デイブ・ホッジス氏に寄せられている、南アフリカの現状を訴えるメールは南アフリカに住む白人からのもので、Wikipediaで調べてみると、彼らは17世紀に入植してきたオランダ人か18世紀末に金やダイヤモンドを求めて入植してきたイギリス人の子孫だと思われます。ちなみに、先に入植していたオランダ系のボーア人とイギリスは支配権を巡って争い、これが「ボーア戦争」と呼ばれています。リンク先をみてみると、特にイギリスは凶悪だと感じました。
 こういった欧米の植民地政策や主導権争いで計り知れない程の原住民が犠牲となってきたと思われます。また、南アフリカの黒人差別が苛烈だったのは、政治・経済の分野で君臨したイギリス系の白人が、敗れたボーア人に特権をあたえ、不満の矛先が上に向かわないようにしていたこともあるのだと思います(参考)。
 記事に見られるような現在の混乱は、見方を変えるとそういった白人至上主義の反動と見る事もできるのかもしれません。ただ、ノーベル平和賞受賞者でアパルトヘイトを撤廃したネルソン・マンデラ元大統領は“ロックフェラー・オバマ陣営の人間”だったようなので、巧妙にNWOを目指していた可能性はあるのだと思われます。その余波が現在の混乱なのかもしれません。またオバマ米大統領がマンデラ氏が収監されていたロベン島を訪問していたことを考えると、デイブ・ホッジス氏が“南アフリカはアジェンダ21の雛型”と言っているのは分かるような気がします。
 現在、南アフリカはBRICSの加盟国ということもあり、マンデラによって解消されなかった“経済の不公正な仕組み”が破棄され、全国民の衣食住や教育等がきちんと整えば、混乱も落ち着き、本来の国の姿へ変わっていくのかもしれません。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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怖れるべきはギリシャではない、米国の未来を先取りしている南アフリカだ 2/2
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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