「動く瞑想」となる経筋体操のポイント 〜 各体操の間にタダアーサナを挟む。呼吸の際に舌先を下の前歯の付け根に当てる。腸骨が吸気で閉じて、呼気で開くのをしっかりと感じる。
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ムーラーダーラ | 地の呼吸 | 鼻で吸って鼻で吐く |
スワディシュターナ | 水の呼吸 | 鼻で吸って口で吐く |
マニプーラ | 火の呼吸 | 口で吸って鼻で吐く |
アナーハタ | 風の呼吸 | 口で吸って口で吐く |
ヴィシュダ | 空の呼吸 | 鼻で吸って一旦止めて鼻で吐く |
関節の 運動 |
筋肉 | 作用 | 呼吸 | 星座 | ドーシャ | 経脈 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総称 | 名称 | 筋 | 息 | 1項目 | 2項目 | |||||
屈曲前屈 | 主動筋 | 浅頸筋 | 胸鎖乳突筋 | 首を曲げ、回転させる | 吸気筋 | 吸気 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 肝 |
椎前筋 | 前頭直筋 | 両側が機能すると頭を前方に曲げ、片側だと機能側に頭を曲げる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 腎 | |||
頭長筋 | 頭を前方に曲げる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胃 | ||||
頚長筋 | 頸部を前屈させる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | ||||
伸展後屈 | 主動筋 | 後頭下筋 | 大後頭直筋 | 頭部の後屈、側屈、回旋 | 呼気筋 | 呼気 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (脾) |
小後頭直筋 | 頭部の後屈、側屈、回旋 | 呼気筋 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (胃) | ||||
上頭斜筋 | 頭部の後屈、側屈、回旋 | 呼気筋 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (腎) | ||||
半棘筋 | 頸半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (小腸) | |||
頭半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (心臓) | ||||
胸半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (肺) | ||||
板状筋 | 頭板状筋 | 片側が作用すると、その方向に首が回転し、両側で顔が上に向く | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胃) | |||
頸板状筋 | 片側が作用すると、その方向に首が回転し、両側で顔が上に向く | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胆) | ||||
回旋筋 | 腰回旋筋 | 脊柱の回旋 | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
― | (膀胱) | |||
胸回旋筋 | 脊柱の回旋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (脾) | ||||
頸回旋筋 | 脊柱の回旋 | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胆) | ||||
協力筋 | 棘間筋 | 腰棘間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 吸気筋 | 天秤座 | 太陽の ヴァータ |
― | 脾 | ||
胸棘間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 吸気筋 | 蟹座 | ウダーナ・S | ― | 肝 | ||||
頸棘間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 腎 | ||||
回旋 | 主動筋 | 浅頸筋 | 胸鎖乳突筋 | 首を曲げ、回転させる | 吸気筋 | ( 吸気 ) |
牡牛座 | サマーナ・S | ― | 肝 |
後頭下筋 | 大後頭直筋 | 頭部の後屈、側屈、回旋 | 呼気筋 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (脾) | |||
下頭斜筋 | 頭部の後屈、側屈、回旋 | 呼気筋 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (膀胱) | ||||
半棘筋 | 頭半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | (心臓) | |||||||
頚半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (小腸) | ||||
胸半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (肺) | ||||
椎前筋 | 頚長筋 | 頸部を前屈させる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | |||
回旋筋 | 腰回旋筋 | 脊柱の回旋 | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
― | (胃) | |||
胸回旋筋 | 脊柱の回旋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (膀胱) | ||||
頸回旋筋 | 脊柱の回旋 | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (脾) | ||||
斜角筋 | 前斜角筋 | 肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | |||
中斜角筋 | 肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胃 | ||||
後斜角筋 | 第二肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胆 | ||||
協力筋 | 板状筋 | 頭板状筋(片側) | 片側が作用すると、その方向に首が回転し、両側で顔が上に向く | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胃) | ||
頸板状筋(片側) | 片側が作用すると、その方向に首が回転し、両側で顔が上に向く | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胆) | ||||
側屈 | 主動筋 | 浅頸筋 | 胸鎖乳突筋(片側) | 首を曲げ、回転させる | 吸気筋 | ( 吸気 ) |
牡牛座 | サマーナ・S | ― | 肝 |
椎前筋 | 外側頭直筋 | 両側が機能すると頭部の起立と外側へ曲げる | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (肝) | |||
後頭下筋 | 上頭斜筋 | 頭部の後屈、側屈、回旋 | 呼気筋 | 牡羊座 | デヴァダッタ・C | ― | (腎) | |||
椎前筋 | 頚長筋 | 頸部を前屈させる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | |||
斜角筋 | 前斜角筋 | 肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 肝 | |||
中斜角筋 | 肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | ||||
後斜角筋 | 第二肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胃 | ||||
協力筋 | 板状筋 | 頭板状筋(片側) | 片側が作用すると、その方向に首が回転し、両側で顔が上に向く | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胃) | ||
頸板状筋(片側) | 片側が作用すると、その方向に首が回転し、両側で顔が上に向く | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胆) |
関節の 運動 |
筋肉 | 作用 | 呼吸 | 星座 | ドーシャ | 経脈 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総称 | 名称 | 筋 | 息 | 1項目 | 2項目 | |||||
屈曲前屈 | 主動筋 | 腹筋 | 腹直筋 | 体幹部の屈曲や回旋、側屈 | 呼気筋 | 呼気 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(腎) |
側腹筋 | 外腹斜筋 | 肋骨とともに胸郭を引き下げ、脊柱を曲げると同時に、骨盤を引き上げる | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(肝) | |||
内腹斜筋 | 肋骨とともに胸郭を引き下げ、脊柱を曲げると同時に、骨盤を引き上げる | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(胃) | ||||
伸展後屈 | 主動筋 | 半棘筋 | 胸半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | ( 呼気 ) |
蟹座 | ナーガ・C | ― | (肺) |
協力筋 | 棘間筋 | 腰棘間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 吸気筋 | 天秤座 | 太陽の ヴァータ |
― | 脾 | ||
胸棘間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 吸気筋 | 蟹座 | ウダーナ・S | ― | 肝 | ||||
頸棘間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 腎 | ||||
多裂筋 | 腰多裂筋 | 彎曲の伸展(背屈)とわずかの回旋 | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
― | (膀胱) | |||
胸多裂筋 | 彎曲の伸展(背屈)とわずかの回旋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (肝) | ||||
頸多裂筋 | 彎曲の伸展(背屈)とわずかの回旋 | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胃) | ||||
回旋 | 主動筋 | 半棘筋 | 胸半棘筋 | 頭部および脊柱の後屈、側屈、反対側への回旋 | 呼気筋 | 呼気 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (肺) |
側腹筋 | 外腹斜筋 | 肋骨とともに胸郭を引き下げ、脊柱を曲げると同時に、骨盤を引き上げる | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(肝) | |||
内腹斜筋 | 肋骨とともに胸郭を引き下げ、脊柱を曲げると同時に、骨盤を引き上げる | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(胃) | ||||
協力筋 | 多裂筋 | 腰多裂筋 | 彎曲の伸展(背屈)とわずかの回旋 | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
― | (膀胱) | ||
胸多裂筋 | 彎曲の伸展(背屈)とわずかの回旋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (肝) | ||||
頸多裂筋 | 彎曲の伸展(背屈)とわずかの回旋 | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (胃) | ||||
側屈 | 主動筋 | 腹筋 | 腹直筋 | 体幹部の屈曲や回旋、側屈 | 呼気筋 | 呼気 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(腎) |
側腹筋 | 外腹斜筋 | 肋骨とともに胸郭を引き下げ、脊柱を曲げると同時に、骨盤を引き上げる | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(肝) | |||
内腹斜筋 | 肋骨とともに胸郭を引き下げ、脊柱を曲げると同時に、骨盤を引き上げる | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
(胃) | ||||
後腹筋 | 腰方形筋 | 腰椎を作用側に屈する | 吸気筋 | 天秤座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
脾 | |||
協力筋 | 横突間筋 | 腰内側横突間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
― | (脾) | ||
腰外側横突間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 呼気筋 | 天秤座 | 月の ヴァータ |
― | (胃) | ||||
胸横突間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (腎) | ||||
頸後横突間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (膀胱) | ||||
頸前横突間筋 | 脊柱の背屈(側屈、後屈) | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (肝) |
経筋体操は、各体操の間にタダアーサナを挟んで行います。タダアーサナを行う場合と経筋体操では、呼吸の際の舌の位置が異なります。タダアーサナの場合は、舌先を上の前歯の付け根に当て鼻で呼吸をするか、口から息を吐き鼻から息を吸うようにします。こうすることで、上半身の伸筋の力を抜き、丹田の周りの筋肉に力が入るようにするのです。
しかし、経筋体操は、舌の力を抜いて、舌先を下の前歯の付け根に当てた自然な状態で行います。これは、体外のスワディシュターナ・チャクラの放出と吸収が自然に行われるようにするためです。
記事では、意識を副交感神経優位の状態に誘導する3つの方法を記しています。どれか1つを行えば、他の2つも自然に出来ているはずです。タダアーサナを副交感神経優位の状態で行うのは比較的容易ですが、経筋体操を同じように副交感神経優位の状態で行うのは、少々練習が必要です。
経筋体操がうまく行われていると、途中で数が数えられなくなったり、呼吸を間違えたりします。これは、半分寝たような状態で行われているから起こることです。経筋体操を繰り返し行うことで、間違えずに出来るようになります。
経筋体操の順序は、少々入れ替わっても大丈夫なのですが、腰の回転(19と20)と頭の回転(21と22)は、このままの順序で行ってください。特に、頭の回転は、効果が高いだけに、ゆっくりと無理をせずに行って下さい。大きく回そうとしたり、力を入れて早く行うと、めまいがすることがあります。このような場合は、“腸骨(上前腸骨棘)が吸気で閉じて、呼気で開く”のをしっかりと感じるようにして行って下さい。経筋体操を毎日行って、首の筋肉がほぐれてくると、めまいはなくなってきます。
経筋体操は、意識を副交感神経優位の状態に誘導して行うことで、簡単な体操とは言えないものになっています。これは、「動く瞑想」だと考えてもらって結構です。経筋体操を会得すると、ヨガや太極拳なども同じような意識状態で行えば良いことに気付くと思います。