アーカイブ: 原発再稼働

[院長の独り言]「反原発」票を食い逃げした鹿児島県知事 〜 鹿児島も新潟も、先に原発推進派の手がまわっていた

竹下雅敏氏からの情報です。
 まずは鹿児島から、“事実上、定期検査からの運転再開を容認”という事になったようです。10月17日の記事のコメントで、日本国民全体が“新潟県知事選に勝利した米山隆一氏には騙されていた”のではないかと記しましたが、鹿児島が先になりました。
 記事を見ると、“当選当初より変質していた” ことが指摘されていて、産経新聞の7月12日の記事では、“三反園氏は、川内原発について報道陣の問いかけに答えず、振り切るように鹿児島市内の事務所を後にした”とあります。だとすると、三反園氏は脅されて、“徐々にスタンスを変更”したのではなく、はじめから県民を裏切るつもりだったということです。
 恐らく鹿児島も新潟も、先に原発推進派の手がまわっていたと考えるべきでしょう。文末に“国民をだますのなんて簡単と高笑いする権力者達の嗤いが聞こえてくる”とありますが、そういうことでしょう。
 ただ、この連中は安倍政権の崩壊と共に消えてゆくことになると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
1410.「反原発」票を食い逃げした鹿児島県知事
転載元)
2016.12.04-1906-64413・原発が全国で唯一稼働している鹿児島県の知事選挙に自称「反原発」派の知事が、本年の7月に誕生していた。
当選後には徐々にスタンスを変更していたが、最終的に「私に原発を動かすかどうかの(決定をする)権限はない」と逃亡どころか、現在暗黙に了承されている再稼働のハードルを一挙に下げる原発推進の発言を行った。
・イソップ寓話のコウモリを連想させる行為であり、もはや鹿児島県知事は、脱原発にとって有害無益の存在と成り下がった。

 鹿児島県知事に、民間のジャーナリスト 「三反園訓」が当選したのは、昨年の7月のことである。

初当選三反園氏「県民の声」 刷新訴え一本化奏功 鹿児島知事選
2016年07月11日03時44分 (更新 07月11日 04時08分)
(前略)
 勝利の原動力になったのが「一本化」だ。三反園氏は告示6日前、反原発団体が擁立し、共産党県委員会が推薦した平良行雄氏(56)と「川内原発の停止、安全性の再調査を九州電力に申し入れる」などとうたった政策協定を締結。平良氏は立候補を見送った。

あの保守の強い鹿児島県で、「反原発」派の知事が誕生したことは当時は大きな驚きを持って報道された。私自身もかなり期待をしていたのであるが、当選当初より変質していたことは報道されていたようだ。

「原発ばっかり、答えようがない」 当選後、報道陣振り切る三反園氏…九電「元の木阿弥」募る懸念
2016.7.12 07:36更新 産経新聞

当選後会見から一転、歯切れの悪さ

 「原発は昨日から散々言っている通り。それ以上もそれ以下もありません。もう少し待ってください。原発ばっかり…私も答えようがないので」

 11日朝、三反園氏は、川内原発について報道陣の問いかけに答えず、振り切るように鹿児島市内の事務所を後にした。

 10日夜、三反園氏は同じ事務所で「原発のない社会を目指す。ドイツのように自然再生エネルギーを推進する。安全性が確保されていない原発を動かすわけにはいかない」と声を上げた。「脱原発」の姿勢を明確にした。

 喜びに沸く事務所には、地元の反原発団体「反原発・かごしまネット」代表の向原祥隆氏も訪れ、三反園氏の勝利を祝った。

 反原発派はもともと、メンバーを独自に擁立する予定だったが、原発停止や再調査に関する合意文書を交わし、三反園氏への一本化を図った。これを受け、三反園氏は、川内原発の点検、停止を公約に掲げた。

 立候補を取りやめた団体のメンバーは「一本化で流れが変わったのは間違いない。原発停止の約束を、(三反園氏に)果たさせる」と興奮気味に語った。

 向原氏も「(原発停止に)早急に着手してもらいたい。やらなければ県民を敵に回すことになる」と力を込めた。三反園氏が公約で掲げた原子力の課題を協議する検討委員会の設置には「原発反対派も入れてもらう」と要求した。

 だが、意気揚々の反原発派とは対照的に、三反園氏を支援した鹿児島市議は「つかず離れずにやっていくしかないでしょう」と冷めた様子でつぶやいた。

 当選直後から、おかしな感じであったことが伝わってくる。そして、今回の再稼働の事実上の「容認」

三反園知事が〝公約〟翻す? 川内原発の運転再開容認 「権限ない」と起動前検討委にこだわらず
2016.12.1 17:36 産経新聞
 鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事は1日の定例県議会で、九州電力川内原発の安全性を議論するため新設する検討委員会に関し、8日にも予定される川内1号機の原子炉起動前の設置にこだわらない考えを示した。「私に原発を動かすかどうかの(決定をする)権限はない」とも強調した。事実上、定期検査からの運転再開を容認したことになる。

 もともと、知事に「原発再稼働」の権限がないのは明らかではあるが、いままでは県民の安全を守る最高責任者の知事の容認がなければ、ゲンパツ再稼働などはできはしないというのが、これまで積み重ねてきた実績なのである。その実績を、つぶしたのであるから三反園氏の発言は、脱原発に有利になるどころか、原発推進派が泣いて喜ぶ発言に他ならない。

 ニュースキャスター、マスコミの人間は、出演しているときだけ、視聴者を煙に巻けばそれで済む。その習性を見事に体現したのが、この鹿児島県知事であり、先日の東京都知事候補ではないか。

 さらに、鹿児島県で行われる原発安全性の議論を行う専門家チームは、税金を支出するにもかかわらずメンバーを公表しないらしい。まさしく、「脱原発」の票を食い逃げしただけ。むしろ、原発は安全、再稼働させると発言していた 前知事の方が、主張を明らかにしていただけ、はるかにマシであった。

 国民をだますのなんて簡単 と高笑いする権力者達の嗤いが聞こえてくる。

原発関連の総統閣下シリーズ動画、高レベル放射性廃棄物処分の方針にみる原子力規制委の意識の低さ … 3〜400年、10万年の管理?

竹下雅敏氏からの情報です。
 総統閣下シリーズで、原発関連を取り上げました。3つ目の動画は昨日、“ネット工作員の劣化”に焦点を当て紹介しました。今回は、動画後半の“10万年”の方です。
それにしても、原子力規制委員会の“比較的放射能レベルが高い廃棄物の処分の基本方針”は、彼らの頭の悪さというか、意識レベルの低さを明らかにしたように見えます。電力会社が300〜400年管理するそうです。その前にまず、世界で400年続いている企業が何社存在するのかを明らかにすべきです。それがあって初めて、この期間の妥当性を論じることができるでしょう。
次の10万年間国が引き継ぐという部分は、おそらく、世界中の人々が、“あ〜? ほぉ〜”と思ったことでしょう。 
私が提案する廃棄物処理の方法は、ポータル、あるいはジャンプルームを使って、廃棄物を火星に廃棄するという案です。おそらく火星人が、即座に抗議の声を上げて中止を要請して来るでしょう。これで、秘密の宇宙プログラムの情報開示と、宇宙人による放射能中和技術の両方が手に入ります。冗談です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
総統閣下は伊方原発を再稼働するようです
配信元)
————————————————————————
総統閣下は基準地震動の計算方式を変えるつもりはないようです
配信元)
————————————————————————
総統閣下はネット工作員の劣化を嘆いています
配信元)
————————————————————————
制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針
引用元)
img 2016-09-04 20.36.22
 原子力規制委員会は31日、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。これで、放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。(以下略)

総統閣下は伊方原発を再稼働するようです / 伊方原発を止めておく5つの理由

読者の方からの情報(2本目)です。
 8月12日に愛媛県の伊方原子力発電所3号機が再稼働される予定です。プルサーマル発電です。鹿児島県知事のように熊本地震を踏まえて、不安に思う県民に配慮して、他県への配慮から考えても、再稼働は見送るべし。裁判を起こしてくださっている方々もいますが、今は、厳しく感じます。どうか、多くの方の声を愛媛県政へ届けてください。

県民環境部原子力安全対策課
〒790-8570 松山市一番町4-4-2
電 話 番 号:089-912-2340
ファックス番号:089-931-0888
(寄稿者のコメント)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
総統閣下は伊方原発を再稼働するようです
配信元)

————————————————————————
伊方原発3号機を12日に再稼働 四国電力発表
引用元)
エコノミックニュース  

 四国電力は5日、愛媛県にある伊方原発3号機を12日に再稼働させると発表した。15日に発電を再開する見込みで、徐々に出力を上げ、調整運転に入り、9月上旬に原子力規制委員会の最終検査を受け、本格稼働・通常運転に入るとしている。

(中略) 

 伊方原発3号機の再稼働で、原発の新規制基準の下で再稼働するのは鹿児島県にある九州電力川内原発1号機、2号機、福井県の関西電力高浜原発3号機、4号機に続く5基目。このうち、高浜原発3号機、4号機は大津地裁の運転差し止め仮処分決定で再稼働していない。川内原発1号機、2号機も年内には定期検査のため止まる予定。

川内原発1号機、2号機については鹿児島県の三反園訓知事が定期点検での停止を待たず、熊本地震で不安を感じている県民も多いとし、前倒しして停止させ、安全性の調査、点検をするよう、今月下旬にも九州電力に申し入れる模様。
(編集担当:森高龍二)

————————————————————————
配信元)



[NNNドキュメント] 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか? 【後半】

 山本太郎議員が質問した弾道ミサイルが原発を直撃した場合の被害想定に対して、田中原子力規制委員長は「弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制で対処すべき性質のものではない…従って弾道ミサイルによって放出されるという事態は想定しておりません」と答弁していますが、【後半】で暴露されている30年前に外務省が被害想定した報告書には『今日の誘導型爆弾(ミサイル)のもつ命中精度は極めて高いので、格納容器攻撃が一旦実行されれば、その器壁が破壊される危険性は高い』とちゃんと書かれてあります。今年まで“反原発運動などを考慮して、事実上マル秘”とされていたようです。
 先日の田中龍作さんの記事の中で泉田知事がこの報告書について「田中委員長が知らないということであれば、日本の原発の安全性の確保というのは、一体どうなっているのか?」と述べていましたが、その点について自分で原子力規制委員会(03-5114-2190)に問い合わせてみました。田中委員長同様「そもそも原子力施設の設置者に対する規制で対処すべき性質のものではない」の一点張りでしたが、保安院時代とは違い現在の規制委員会は国民の命を守るために独自の立場で被害を想定し国に意見を言えるのではないかと指摘すると「検討する」とのことで、どういった検討がなされたのか、その報告は後日電話すれば受けることができるとのことでした。
 “続きはここから”以降では、安倍首相が言う「世界で最も厳しい安全基準」の実態が明らかにされています。アメリカ原子力規制委員会の元委員長ヤツコ氏は「世界で最も厳しい基準などどこにもないと私は思います」と明言しています。新規制基準では、格納容器が損傷したら、放水砲で“亀裂から出る放射性物質を叩き落とす”そうです…。
(編集長)
※【前半】はこちら

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか?
転載元)

10:15〜 
2つ目のマル秘とは? 

倉澤さん今年、もう一つの報告書が、情報公開請求によって明らかになりました。『原子炉施設に対する攻撃の影響に対する一考察』

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P] 

1981年にイスラエルがイラクの原発を攻撃したことをきっかけに、外務省が日本で起きたときの被害を試算したものです。

しかし、63ページのこの報告書も、30年間公表されませんでした。この報告書の1ページ目をご覧ください。“「取扱注意」なるも実質的に部外秘”となっています。反原発運動などを考慮して、事実上マル秘とされたのです。

ナレーター:70年代に2度のオイルショックを経験した日本は、80年代、原発建設を積極的に推進した。外務省の報告書は、そんな時期に作られた。

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-2
NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-3
NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-1 

試算には100万kW級の原発が攻撃されたと仮定し、3つのシナリオが書かれている。

(I 補助電源喪失、II 格納容器破壊、III 原子炉の直接破壊)

(I 補助電源喪失、II 格納容器破壊、III 原子炉の直接破壊)



その中で格納容器破壊のシナリオに重点を置いている。格納容器攻撃で電気系統を破壊されたり、余熱除去系の末端が破壊されたりした場合は、やがて炉心は溶融に至り、最悪18000人が急性被爆で死亡。

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-5 

さらに、事故から100時間を超えると、原発のほうが原爆よりも残留放射能が多くなることも(書かれている)

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-6 

この外務省の報告書を元・日本原子力研究所の研究員で、著書に「シビアアクシデントの脅威」がある舘野 淳氏はどうみるか。

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-7 

舘野 淳さん「1984年ですから、チェルノブイリの前。この時期に非常に正確に原子炉の弱点はどこかと分析していることに感心しました。熱を除去するところを攻撃するということで炉心溶融に至るシナリオで....福島事故と非常によく似ている。軽水炉の最大の弱点というのは熱であるということが、当時から専門家は知っていたんじゃないか」

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-1
NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-2 

ナレーター:1998年、北朝鮮の放ったテポドンは、日本列島を飛び越え、太平洋に届いた。日本の原発は全てミサイル攻撃の射程距離内となるのだ。

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-4 

報告書にもミサイル攻撃の記述がある。『今日の誘導型爆弾(ミサイル)のもつ命中精度は極めて高いので、格納容器攻撃が一旦実行されれば、その器壁が破壊される危険性は高い』

聞き手「こういう研究が今まで行なわれていながら、公開されてこなかったということについてどう思いますか?

NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか  - 15.08.23[360P]-6 

舘野さん 「それは、原子力に関しては、「自主、民主、公開」の原則があることからいって、当然これを秘密にする事は論外だと思います。原子炉がそういう攻撃に非常に脆弱であるということを国民に隠していたということが非常に大きな問題だと思います。公開の原則というのは、原子力を始めたときの国民とのコンセンサス(合意)なわけですから、それに抵触するのであれば原子力を止めるのもやむを得ないと考えます。」

倉澤さん「公開の原則は、国民が原子力について判断するために最も重要な原則です。しかし政府は安全神話の下、ことあるごとにこの公開の原則をないがしろにしてきました。一方アメリカは最新の知見を動員して、その都度、最新の被害予測を国民に公開してきました」

» 続きはこちらから

[NNNドキュメント] 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか? 【前半】

竹下氏からの情報提供です。
 国が隠し続けてきた2つの原発事故試算が暴露されています。冒頭でその2つの試算について軽く触れられていますが、前半は原発事故が起こった時、その損害を賠償するため、被害予測を試算したレポートに光が当てられています。
 試算の結果、その損害額は最大で、当時の国家予算の2倍以上にあたる3兆7000億円(現在の貨幣価値で59兆円)にもなるようです。この試算が、なぜ39年間も隠されたのかですが、“原賠法を審議していた当時(1961年)、用意できる賠償額は最大で50億円だった。ところが、資産の単位は、億ではなく兆だった”からのようです。原子力の憲法ともいえる原子力基本法には、“自主・民主・公開” の三原則が盛り込まれており、“日本にまだ原発が一基もない時代に既に破られていた”ことになります。
 この調子なら、たとえ“原発施設の地下部分は核弾頭製造工場になっており、…すでに2000発の核弾頭を日本は所有しており、いつでも発射できる状態にある”としても不思議ではなく、むしろそんな気がしてなりません。
 後半の“原発が攻撃されたらどんな被害が出るのかを研究したレポート”の方は明日、取り上げます。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
NNNドキュメント 2つの“マル秘”と再稼働 国はなぜ原発事故試算隠したか?
転載元)

文書名:「原子炉施設に対する攻撃の影響に関する一考察」 1984年2月 財団法人 日本国際問題研究所

文書名:「原子炉施設に対する攻撃の影響に関する一考察」
1984年2月 財団法人 日本国際問題研究所


今年、外務省への情報公開請求で、ある秘密報告書が開示された。原発が攻撃されたらどんな被害が出るのかを研究したレポートだ。最悪の場合、18000人が死亡、とある。

1-1

しかし、今年まで30年以上、秘密にされていた。唯一の被爆国日本で原子力を進めるには、国民の理解が欠かせない。そこで、原子力基本法に、”自主・民主・公開” の三原則を盛り込んだ。原子力は原爆と違って安全なのだから、隠し事はしないと。

だが、福島原発事故が起きた後でさえ公開されることはなかった。さらに、”公開” の原則は、日本にまだ原発が一基もない時代に既に破られていた。

文書名:大型原発の事故の理論的可能性および公衆損害額に関する試算

文書名:大型原発の事故の理論的可能性および公衆損害額に関する試算


これは、原発が日本で事故を起こしたら、どれほどの被害が出るのか、1959年 国が試算させた報告書だ。損害額は最大で3兆7000億円とある。これは、当時の国家予算の2倍以上にあたる。

1959年度国家予算 1兆4950億円

1959年度国家予算 1兆4950億円



この報告書(文書名:大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算)も、1998年まで39年間、闇の底に置かれた。

» 続きはこちらから