注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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OKシードプロジェクトについて
(前略)
OKシードプロジェクトは市民の力で立ち上げた非営利ネットワークです
ゲノム編集食品が作られる時代になりました。これは自然な品種改良とは異なる方法で農作物や畜産・水産物の遺伝子が操作されて作られたものです。その操作の事実を表示せずに流通することを政府が認め、ゲノム編集されたトマトの種苗配布が2021年5月に始まっています。
食品表示がありませんので、消費者は知らない間にそうして遺伝子操作された食品を食べてしまうことになりかねません。(中略)
ゲノム編集をしていない種苗にゲノム編集していないマークを貼れば、農家や家庭菜園をやる人は選ぶことができます。それだけでなく、その種苗から作った収穫も、その収穫物を使った加工品もゲノム編集されていないものとして選ぶことができるようになります。すべての食にこのマークを付けることで食を守ることができます。そのためにはタネ(シード)から始めることが肝心になります。
そうやって、農家や市民の知る権利を守りたい、自分の作るもの、食べるものは選べるようにしたい、そう考える農家や市民が相談会を重ね、そして立ち上げたのがこのOKシードプロジェクトです。(中略)
ぜひ、このOKシードマークを活用してください。個人、企業を問わず、すべての種苗生産関係者、農家、食品加工、流通に関わるすべての皆様に使っていただくことで、私たちの食を守ることができます。
ご参加を心からお待ちします。
共同代表 久保田 裕子(日本有機農業研究会、有機農業推進協会)
中村 陽子(メダカのがっこう)
顧問 山田 正彦(弁護士)
天笠 啓祐(日本消費者連盟、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン)
事務局 印鑰 智哉(事務局長)、毛利さや佳(メダカのがっこう)
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ゲノムや遺伝子組換え、無添加の食品表示なくしていいか 超党派の議員連盟が院内集会
ゲノム編集食品の表示がないまま流通が始まり、2023年からは事実上「遺伝子組み換えでない」の表示もできなくなる。さらに現在、政府は「無添加」や「添加物不使用」の表示もできなくすることを検討している。食の安全性に関心が高まっているが、
表示がなされなくなれば、買い物をするさいに消費者が選ぶことすらできなくなる。
(中略)
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そこに「OKシードプロジェクト」というものが立ち上がり、すでに活動を開始しておられました。
「ゲノム編集」されていない種苗にマークをつけるのです。この種苗から作られた作物も加工品も同じマークをつけて流通に乗れば、消費者にも安心な食品が分かります。種から食卓まで全体を「OKシードマーク」をつけて守ろうとするプロジェクトです。これは、在来種の種苗を守ることにもなり得るそうです。これからの日本に必要な戦略は、不気味なイノベーションではなく「農家の存続、新規就農増加を可能にすること」「有機農業の技術支援、収入保証」など農業を豊かに健全に立て直すこと、食の安全を確保することです。
OKシードプロジェクトのサイトには詳しい目的や支援の方法もありました。先陣切って進む方々に感謝しかありません。