注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
【議会を徹底的に開かない】アベは11月1〜8日まで特別国会を開くというが、ひどい印象操作だ。3日は文化の日、4〜5日は土日で休み。5〜7日はトランプ来日騒動。残るは1,2.8日の3日間だけ。国会は首班指名でほとんど終わり。森友加計隠しで、どこまでも議会制民主主義を否定するアベだ。
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2017年10月26日
安倍首相は国会を先送りするようです。これは別に逃げているわけじゃないと思います。「国会なんか開かなくても、行政機構はふつうに機能しているし、みなさんの生活もふだん通りでしょ?つまり国会なんかあってもなくてもどーでもいいということです」というメッセージを発信しているのです。
— 内田樹 (@levinassien) 2017年10月26日
安倍政権が全力を尽くしてやってきたのは立法府の存在根拠の切り崩しです。質問に答えない、詭弁を弄する、食言する、やじを飛ばす、証人喚問を拒否する、強行採決する、解散する、召集しない・・・そうして「国会は機能していないし、存在しなくても誰も困らない」という信憑を国民に刷り込んできた。
— 内田樹 (@levinassien) 2017年10月26日
年内は臨時国会の召集を見送る公算が大きく、8月の現内閣発足後、閉会中審査を除けば、本格的な国会審議を行わない状態が続くことになる。
(以下略)
ということは、皆さん、(中略)憲法で「国権の最高機関」と位置付けられている国会が、今年6月中旬から来年1月のたぶん下旬までの7カ月余り、完全に機能停止状態に陥っている。それはどうしてかというと、安倍夫妻のモリ・カケ疑惑を徹底的に隠蔽したいという歪んだ超個人的な都合のためである。こんな馬鹿げたことをまかり通らせているのは、私を含めて国民の側の感覚麻痺である。
また、臨時国会の冒頭や、特別国会の首相指名後には、首相の所信表明演説が行われ、その後、各会派による代表質問が行われる流れになりますが、報道によれば、アベ首相は所信表明演説を行わない見通しだそうです。善意に取れば、自身が首相の座にふさわしくないと認めているのか、あるいはツイッターに見られるように、「国会など存在しなくても誰も困らない」という意思表示か。
アベの国会軽視は、今さら目新しくもない風景ですが、このままですと、前川前事務次官の証言から逃れるように閉会した6月18日から、来年1月の通常国会まで、なんと7ヶ月間も、国会は完全機能停止状態だそうです。モリ・カケから逃れる7ヶ月。
記事にあるように「この馬鹿げたことをまかり通らせているのは、国民の感覚麻痺」なのでしょうか。この度の選挙を通じて、健全な民意は確かにある、その民意が封じ込められていただけだと分かりました。
為政者にとっても、国民にとっても、これまでと同じではいられない時代かもしれません。