頸部の筋
筋肉 | 作用 | 呼吸 | 星座 | ドーシャ | 経脈 | ||||
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総称 | 名称 | 1項目 | 2項目 | ||||||
浅頸筋 | 広頚筋 | 首の表面に皺を関連する筋膜を緊張させ、口角を下方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | ||
胸鎖乳突筋 | 首を曲げ、回転させる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 肝 | |||
深頸筋 | 斜角筋 | 前斜角筋 | 肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | |
中斜角筋 | 肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胃 | |||
後斜角筋 | 第二肋骨を上方に引く | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胆 | |||
最小斜角筋 | 第一肋骨を引き上げる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 脾 | |||
椎前筋 | 前頭直筋 | 両側が機能すると頭を前方に曲げ、片側だと機能側に頭を曲げる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 腎 | ||
頭長筋 | 頭を前方に曲げる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 胃 | |||
頸長筋 | 頸部を前屈させる | 吸気筋 | 牡牛座 | サマーナ・S | ― | 膀胱 | |||
外側頭直筋 | 両側が機能すると頭部の起立と外側へ曲げる | 呼気筋 | 牡牛座 | クリカル・C | ― | (肝) |
胸部の筋
筋肉 | 作用 | 呼吸 | 星座 | ドーシャ | 経脈 | ||||
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総称 | 名称 | 1項目 | 2項目 | ||||||
胸腕筋 | 大胸筋 | 肩関節の水平内転、屈曲、内転、内旋 | 吸気筋 | 蟹座 | ウダーナ・S | 太陽の ヴァータ |
肺 | ||
小胸筋 | 肋骨(第3~5)を引き上げる | 吸気筋 | 蟹座 | ウダーナ・S | ― | 心臓 | |||
鎖骨下筋 | 鎖骨を前下方に引き下げる | 吸気筋 | 双子座 | プラーナ・S | ― | 大腸 | |||
前鋸筋 | 肩甲骨を前外方に引き、肩甲骨が固定されていると肋骨を引き上げる | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (大腸) | |||
胸壁筋 | 外肋間筋 | 肋骨を引き上げる | 吸気筋 | 双子座 | プラーナ・S | ― | 小腸 | ||
内肋間筋(前部) | 肋骨を引き下げる | 吸気筋 | 双子座 | プラーナ・S | ― | 大腸 | |||
内肋間筋(横・後部) | 呼気筋 | 双子座 | クールマ・C | ― | (心臓) | ||||
肋下筋 | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (小腸) | ||||
肋骨挙筋 | 肋骨を引き上げる | 吸気筋 | 蟹座 | ウダーナ・S | ― | 大腸 | |||
胸横筋 | 肋骨を引き下げる | 呼気筋 | 蟹座 | ナーガ・C | ― | (小腸) | |||
横隔膜 | 肺呼吸に関わる筋肉 | 吸気筋 | 蟹座 | ウダーナ・S | 太陽の ヴァータ |
小腸 |
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前回の記事で、“屈筋、伸筋という概念とは別に、吸気筋、呼気筋という概念がある”ことを説明し、“手脚の屈筋、伸筋に関しては、「伸筋は吸気筋であり,屈筋は呼気筋」なので、手を伸ばす動作、脚を伸ばす動作は息を吸いながら行うのが自然”だとしました。表をご覧になると、手足の屈筋群、伸筋群のすべてが、上記の解説の通りになっていることがわかると思います。
表をご覧になるとわかるように、「吸気筋-太陽のヴァータ-太陽の十二経脈」「呼気筋-月のヴァータ-月の十二経脈」という繋がりがあります。吸気筋は太陽のヴァータのサブ・ドーシャの働きで動き、いずれかの太陽の十二経脈が支配経脈となるのです。
面白いのは、足の筋肉の支配経脈が必ずしも足の経脈になるわけではないということです。これは、身体のバランスを取る際に、手が重要な役割を果たすことから、納得できるかも知れません。