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「座った前屈のポーズ」と「腹筋運動」の正しい呼吸の合わせ方

竹下雅敏氏からの情報です。
 コロナちゃんの関係で、3.0次元近辺に意識を合わせることが多くなったこともあり、肉体の健康に焦点を当てた記事を多く取り上げるようになりました。
 そうした中で、どうもヨーガや筋トレの講師の方の解説などが、“違うのではないか?”と思うことが少なからず出てきました。今回は、その中で「座った前屈のポーズ」と「腹筋運動」を取り上げてみました。
 「座った前屈のポーズ」は、“太ももの筋肉を伸ばし、ストレッチさせる”とありますが、アーユルヴェーダの解説の38回目の「関節の運動」の一覧表をご覧ください。
 股関節の伸展(後ろに蹴る動作)の主動筋は臀筋と大腿屈筋群(ハムストリング)ですが、どちらも「呼気筋」です。また、大腿屈筋群(ハムストリング)は、足の膝関節の屈曲の主動筋でもあります。これらの筋肉は呼気で収縮し、吸気で弛緩します。
 こうしたことから、「座った前屈のポーズ」は、“息を吸いながら前屈する”のが正しい呼吸の合わせ方になります。多くの方が、“息を吐きながら筋肉を弛める”ものだと信じていることから、こうした誤りが出てくるのですが、筋肉が「呼気筋」と「吸気筋」に分かれることを知っていれば、ポーズに合わせた正しい呼吸の合わせ方が理解できるようになります。
 このことは、シットアップと呼ばれる「昔ながらの腹筋運動」も同様です。“続きはこちらから”の記事をご覧になると、「昔ながらの腹筋運動は、ほとんど意味がない」と書かれています。“昔ながらの腹筋は股関節など、他の筋肉を使ってしまうことが多いため…効果的ではない”とあります。
 「関節の運動」の一覧表の胸腰部の屈曲前屈の主動筋は、腹筋と側腹筋ですが、いずれも「呼気筋」です。従って、腹筋に力を入れる際には、呼気で行うのが自然だという事になります。しかし、シットアップのように、上体を起こし両膝に近づける時は、股関節の屈曲の際の主動筋である腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)を使っているのです。
 この部分は、3月5日の記事で紹介した「超簡単『解ればなくなる ぎっくり腰』 /現役医師の15分動画」の9分13秒~11分13秒をご覧になるとよく理解できます。
 動画の中で、“腹筋を鍛えるための運動として有名な腹筋運動ですが、本当の主役は大腰筋なのです。腹筋は背中を丸くするだけのわき役です(10分53秒)”と言っています。
 その腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)は「吸気筋」です。従って、シットアップの場合の呼吸の仕方は、「1.息を吐きながらヘソを見るように背中を丸める。2.息を吸いながら上体を起こし両膝に近づける。3.息を吐きながら上体を戻す。4.息を吸いながら背中を伸ばす」という複雑なものになりそうです。これでは、筋トレとして使えないでしょう。
 「昔ながらの腹筋運動」を行うことで、腰痛になる人が出て来ることもあって、今では腹筋を鍛えるのは、記事の最後に紹介したクランチが主流のようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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完全保存版:ヨガの効果と基本ポーズ30選。初心者でも簡単&家でできる! (1/2)
引用元)
(前略)
◆ヨガの基本ポーズ[27] 座った前屈のポーズ


1. 脚を伸ばして座り、つま先をつかみます。できるだけ脚を真っ直ぐに伸ばしてつま先をつかむようにしますが、はじめは膝を曲げてもOKです。背筋を伸ばしましょう。


2. 背筋を伸ばした上体を意識して、息を吐きながら前屈します。お腹を太ももにくっつけるような感じです。このポーズを5呼吸程度キープします。
 これが「座った前屈のポーズ」です。太ももの筋肉を伸ばし、ストレッチさせることで自律神経を整えます。骨盤の歪みを矯正し、疲労回復効果も期待できます。
(以下略)
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シットアップの正しいやり方|Training Movie 100+|TarzanWeb
配信元)
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【シットアップのやり方を詳しく解説!】ダイエットも効果的な筋トレ!
配信元)

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竹下雅敏考案 経筋体操[前編]:単純な体の動きに呼吸を合わせ、ゆっくりとリラックスして、同じ動作を12回繰り返すだけ


竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説の40回目です。38回目の解説で、「関節の運動」の筋肉の分類から、各関節の様々な運動が呼気・吸気のいずれが自然かを考察しました。この結果、「経筋体操」と名付けた簡単な体操が生まれました。
 単純な体の動きに呼吸を合わせるだけなのですが、かなり効果は高いようで、私の場合、短期間にウエストが5センチ細くなり、それをキープ出来ています。面白いのは、花粉症の症状が今年は随分と軽いのですが、パソコンで目に負担をかけると、てきめんに次の日に鼻づまり、クシャミなどの花粉症の症状が出て来ます。ところが、外に出てノーマスクで「経筋体操」を始めると、症状が治まるのです。このことは、花粉症の根本原因が花粉ではないことを意味しているかも知れません。
 「経筋体操」を行う上でのポイントは、ゆっくりとリラックスして行うことです。副交感神経を優位にするために、「息を吐く時に腸骨(上前腸骨棘)が開き、息を吸う時に腸骨が閉じるのをイメージする」と効果的です。本当は、呼吸に合わせて、腸骨(上前腸骨棘)が開いたり閉じたりするのを感じながら体操を行うのが一番いいのですが、少々難しいので、最初はイメージすることから始めてください。
 もう一つの特徴は、“各体操と体操の間に、タダアーサナのポーズで、3~5呼吸休む”ことです。これを行うことで、身体全体の気の通りが抜群に良くなります。
 適切なモデルが居ないため、「経筋体操」の紹介はせいぜいイラスト付きのものになるだろうと言っていたわけですが、わかりやすいイラストを描いてくれたのは、スタッフこじかさんです。よく見ると、息を吐く場面では、クマさんの口が開いています。細かい所まで気を配ったもので、かなりの労力と時間がかかっているイラストです。
 今回は、「経筋体操」の前半です。ゆっくりやると、前半だけで20分ほどかかります。通常の体操は、同じ動作を10回繰り返すのが普通ですが、「経筋体操」は12回繰り返します。これは、10回と12回では、気の通りが全く異なるためです。どの体操もタダアーサナをはさんで2回繰り返すと、抜群に効果が高くなります。私は、特に気に入っている体操のみを2回繰り返すようにしています。
 肩関節の屈曲、伸展などの用語が意味する関節の動きは、こちらのpdfの「各関節の動き」の図を参照してください。来週に、「経筋体操」の後半を紹介します。 
(竹下雅敏)
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竹下雅敏考案 経筋体操 前編PDF出力


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ぺりどっと通信69 ぎっくり腰

先日、人生初となるぎっくり腰になってしまいました。今その回復途中ではありますが、その経緯などを書いてみたいと思います。
(ぺりどっと)
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まずは、事の顛末をば。

昨年の11~12月あたりの話。40分ほどゆっくりと散歩するのがぺりどっとの日頃の楽しみだったのですが、歩くたびに股関節に痛みが出てきました。



その筋の詳しい知人友人に色々聞いたり、自分でも調べたりして、色々と対策を取った結果、今年に入ってからは痛みもなくなり、不具合や不調もなく過ごしておりました。

ですが、1月の大雪の際に、雪かきをしていて一度腰がグキッと鳴って、ギックリ腰か!とも思ったのですが、その後、特に痛みも違和感もなく、雪かきも続けられたのでした。今思うと、その前兆であったように思われます。



そして、くしくも、3月5日の腰痛の記事掲載の二日後、その日はやってきました。ぺりどっとがいつものように散歩に出掛けようとしたところ、何の前触れもなく「グキッ」という音と共に腰に魔女の一撃をくらいました!


とはいっても、イラストのように重いものを持っていたわけでもなく、ただ玄関下の靴のところに降りようとしただけだったのです。その後、なんとか歩けはするものの、歩くたびに腰に激痛が走ります。それこそ、牛歩戦術のような歩みで、ゾンビのような様相を呈しておりました。


歩くのも、座るのも、立ち上がるのも、横になるのもやっとの状態で、ほんの少しの段差の上り下りにも恐怖する始末。一番辛かったのは、横になってから起き上がることで、少しでも油断すると腰に激痛が走ります。特に夜、目が覚めてトイレにいく度に戦慄させられました。こんなときになって切に痛感するのは、日頃の健康のありがたみです。


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ままぴよ日記 69 「協調性って何?」

 来年度の子育て広場のシフトを考えるミーティングで1人が「今後、後世の育成のためにも、セミナーの担当者を交代制にしませんか?」と言いました。「色々な事情で休む時もあるから、誰でもできるようになった方がいいね」と流れができました。
 新しい担当者を合意の下で決めたのですが、あるスタッフの顔が曇りました。
 「本当にいいの?無理する必要はないよ」と言っても「いいです」というばかり。でも、他の人は気づいていなかったけど、目に涙が・・・。
 「向き不向きもあるし、苦手な事はしたくないって言える会議にしよう」と、言いました。
 そのスタッフは「嫌だと思う自分がダメだ。頑張らなければみんなに迷惑かける」と思ったらしいのです。
 日本に蔓延している「自分さえ我慢すれば」「自分の本心に蓋をして皆に合わせる」ウイルス感染症です。
(かんなまま)
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主体性と協調性は相反するものじゃない



15年前から月に1回、ママ達と子育てや自分の事を話す「ままぴよ会」を開催しています。

ママ達と「子どもの主体性を大事に育てたいね」と話していたら、あるママが「えっ?でも、主体性を大事にしすぎると、協調性が育ちませんよね」と言いました。こちらの方がびっくりして「どうしてそう思うの?」と聞いたら「例えば、皆が右を向くときは右を向く。自分を捨てて人に協力するのが協調性ですよね。社会で生きていくためには必要なことだし、学校でも協調性のある子に育てましょうって言われます。子どもに「自分勝手な事をしないで合わせなさい」と教えているのに、主体性が大事と言われたらわからなくなります」と、言うのです。


「主体性と協調性は相反するものじゃないと思うよ。主体的に協調するんだよ」と言って、その場で意味を調べました。「協調性とは異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助けったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質」とウィキペディアに書いてありました。

「だから右に倣えと従うのではなく、何かを達成するために、お互いに違いを認めた上で主体的に合意形成しながら協力していく事だよ」と言ったら「えーーー!!。勘違いしていました!」とひっくり返りそうになりました。他のママも次々に「私も子どもの頃から誤解していました!」と言い出したので又びっくり。

何という事でしょう!!一斉にみんなと同じことをしながら学ぶ教育の弊害かもしれません。

それは1歳前から預かってくれる保育園から始まっています。園側も集団で預かるので、まとめて保育しないと一日が回りません。一斉に朝のご挨拶をして、皆と同じ遊びをして、トイレに行って、手を洗って、昼ご飯を食べて、歯を磨いて、お昼寝をして、お散歩に行って、絵本を読んで、お迎えを待つ組とバスに乗る組に分かれて帰ります。

保育者は「あ~、今日も無事でよかった」と、滞りなく安全に保育できたことに安堵します。保育園は子どもを見守るところなのです。でも、子どもにとってはどうなのでしょう?

子ども達は無意識のうちに集団に合わせる事を学びます。同じような絵を描きます。真似っこしながら育つ時期なのでいい影響も与えます。「汽車ポッポ~」と、行列してトイレに行き、皆でパンツを脱いでトイレに座る事でトイレトレーニングができます。


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尿もれ、便もれ予防のために大切な「正しい姿勢」 ~骨盤底筋が締まりやすい身体を作ることが大事

竹下雅敏氏からの情報です。
 「正しい姿勢」を追及すると、尿もれに至ることがわかりました。冒頭の動画の4分7秒のところで、“出産前後に一度でも尿もれを経験したということになると80%ぐらい”と言っています。出産を経験すると、骨盤底筋が傷つくことが原因だとのことです。ほとんどの女性は、出産後1年で尿もれがなくなると言っていますが、加齢と共に身体の筋肉の衰えから、骨盤底筋群にまつわる様々な悩みが出てくるとのことです。
 8分5秒~23秒で、“全身リラックスして膣と肛門をキュッと締めて、(息を)吐きながら上にグッと持ち上げて、4~5秒したら緩める。そういう簡単な動きを朝10回・昼10回・夜10回”行うと良いと言っています。
 1月29日の記事で、「骨盤底筋」について詳しく説明しましたが、この時の内容が参考になると思います。
 2つ目の「骨盤底筋体操」の動画は、大変参考になります。この動画を見ると、「正しい姿勢」が尿もれ、便もれ予防のためにどれほど大切かがよくわかります。12分57秒以降で、骨盤底筋が働きやすい「正しい姿勢」を解説しています。
 3つ目の、いつも大変有用な情報を提供してくれるシドニーのShojiさんの動画では、“尿もれを起こす方というのは、ここ(骨盤底筋)を締める力が足りない…姿勢矯正のプロとして言わせてもらうと、骨盤底筋だけ鍛えてても絶対うまくいかないです(2分~2分40秒)”とのこと。
 要は、骨盤底筋が締まりやすい身体を作ることが大事だということで、“尿もれを起こす人全員に共通する弱った筋肉が2つある…1つ目はお尻の割れ目を作っている大臀筋…もう1つあって…腹筋です。…尿もれする人は全員ですね。腹筋が激弱!…なので、ここの筋トレ…絶対に必須になってきます(3分16秒~4分23秒)”と言っています。
 5分20秒以降は、大臀筋、腹筋を鍛える4つの方法で、1つが15秒なので、4つ全部で1分しかかからない優れものです。これを1日1回1分行うだけで良いと言っています。
 “続きはこちらから”は、哲学的で結構面白い話で、2倍速で最後まで見てしまいました。動画の要点は7分30秒のところのクンバハカで、「両肩の力を抜いて、下腹に気を充実させてお尻(肛門)を締め上げる。この3つの動作を瞬時に同時に行う…これをクンバハカと言うんですね」という部分です。中村天風先生直伝の方法らしく、10分18秒のところで、このクンバハカを用いるのはネガティブな状況に陥った時で、瞬時に行うと悪い想念をブロックできると言っています。
 12分22秒~15分55秒の白隠禅師の話は面白く、肛門を締めることが生死を分けるというお話です。日頃、日の目を見ない「肛門」が、“結構大事なんだなぁ~”と思いました。
(竹下雅敏)
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【骨盤底筋】深刻な色々な問題を正しい知識で治しましょう!
配信元)
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骨盤底筋体操~尿もれ、便もれ予防のために~
配信元)
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【骨盤底筋】1分でできる尿もれ予防体操【バッキバキ💪❗】
配信元)

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