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[第17回] 地球の鼓動・野草便り 循環式エコロジー生活


循環式エコロジー生活

以前、私なりのエコロジー住宅についてHPを作っていた事があるのですが、その時気がついたのは、地球が永続していくための循環ということでした。 「私たちの社会生活は、地球の循環を妨げないように配慮して、構築されるべきだ。」というようなことを書いています。

エゴノキの花の水辺

特に戦後の日本は、あまりにも利便性、経済性を追求し、人間中心で、公共事業から個人の生活にいたるまで、本来のこの地球の循環機能まで阻害するような・・・つまり美しい川や海、空気、森林など、バランスのとれた自然の生態系を壊すことがまかり通っていて、地球に生かされている自覚の足りなさを考えさせられます。多くの人がそのことを改善しようとして、原発にしろ、自然エネルギーにしろ、海や山、いろいろな立場で命をかけてこられています。



当時のHPでは、「住居というものが、自立した人間の存在の延長線にあるべきで、エネルギー自給、0エミッション(0排出)、自家菜園のできる家」を提案していました。具体的には、自家発電、井戸水、雨水利用、バイオトイレ、排水浄化循環利用、自家菜園、屋上緑化菜園、壁面緑化菜園などです。その上で、健康住宅仕様も紹介しました。名付けて、「循環式エコロジー住宅」です。

台風で大規模停電になったことがありました。災害で街中が停電になった時、自家発電だったら大規模な停電などにはならないよねとふと思いました。
子孫に放射性廃棄物のツケを残す、原発などの、大きな発電でなくても、小さな発電がたくさん集まれば発電量は同じで、災害にも強いではないかと思いました。

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[第16回] 地球の鼓動・野草便り
味噌や豆乳ヨーグルトは最強?!!


味噌や豆乳ヨーグルトは最強?!!

三五館から出ている「発酵マニアの天然工房」きのこ・著を読んで、改めて、大豆の発酵食品の素晴らしさを再認識しました。

豆乳ヨーグルトには1mlあたり2~3億個の乳酸菌がいて、食べるとたった2時間で抵抗細胞のマクロファージが激増する。腸内の腐敗菌は乳酸菌に食い殺され、腐敗菌が吐き出した毒素のアンモニアも消え、体の免疫力があっというまに回復。
(中略)
なぜ大豆は日本の発酵食によく使われてきたのか。実は大豆のDNAは人間のDNAと構造が近い。だから細胞の再生に必要な必須アミノ酸の補給がしやすい。リンパ管の清掃能力に長けている。新陳代謝の促進にもなる。ミトコンドリアも元気に。細胞も元気に。白血球も元気に。がん細胞を食べるマクロファージも元気に。

引用:「発酵マニアの天然工房」(三五館)


ミネラルが細胞の新陳代謝や体内情報伝達に不可欠で、肥料を効かせて一気に大きくなった野菜ではなく、肥料が効いていないジックリゆっくり育った野菜やお米は、頑張って根を張り、土の中のミネラルをたくさん含んでいます。精製塩や精製砂糖はせっかくのミネラルが取り除かれています。
外食、加工食品はほとんどが精製ナトリウム塩、白砂糖でしょうかね・・・?
野草はどうでしょう?アクはミネラル、自然に育った野草にはミネラルたっぷりです。

さらに、・・・・稲などの酵母菌と一緒にいる光合成細菌は放射能を食べてしまうんだそうです。「発酵マニアの天然工房」では米のとぎ汁乳酸発酵の豆乳ヨーグルト作りが紹介されています。
わたしはヨモギの葉っぱで簡単に豆乳ヨーグルトをつくります。・・・豆乳にヨモギの葉っぱを入れて、常温で放置しておくだけ。 今回数種類の植物で豆乳ヨーグルトを作って見ました。

豆乳ヨーグルト5種の材料


やはりヨモギが一番早くできました。ヨモギ1日、オレガノ1日半、グミ、ヒメジョオンの花、マローの花2日、豆乳のみは3日目で飲むヨーグルト程度(やや匂いに不安、我が家に常在する発酵菌のみで発酵)。今の時期の気温で大体こんな感じです。

豆乳ヨーグルト5種


発酵が進みすぎて分離した時は、半透明の液を濾して、塩、胡椒などで味付けしてソイクリームチーズのディップ。オイルやカレー粉を足してソイマヨネーズにしました。ソイクリームチーズケーキなども作れます。

最近はまっているのが塩やゆず胡椒でいただく豆乳ヨーグルトです。たしかヨーグルトの本場ブルガリアでは塩で食べるのが一般的なんですよね。

ソイマヨネーズ・ソイクリームチーズ


普通に豆乳ヨーグルトを濾しても作れます。生きた善玉菌や乳酸菌がいっぱいのおやつです。

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[第15回] 地球の鼓動・野草便り
便利でありがたいクマザサ(チマキザサ)


便利でありがたいクマザサ(チマキザサ)

クマザサ(チマキザサ)の新芽が出て、大きな若々しい葉になってきました。

クマザサ(チマキザサ)


クマザサ(チマキザサ)を使う福島県地方の郷土料理のチマキを教えていただきました。このチマキはもち米を一晩浸しておいたお米をそのまま、笹に包んで水を入れた鍋で煮ます。笹のエキスが染み込んで美味しく、健康的です。醤油やきなこを付けていただきます。

昔母たちは囲炉裏で笹の葉の上に豆腐(約2㎝厚)をのせて焼き豆腐を作っていたそうです。
おむすびを包むのには竹の皮がよく使われますが、笹で包んでも綺麗で、防腐効果もあります。
子供の頃、笹で団子を包んで蒸した笹団子が大好物でした。
夏はご飯を炊くときに笹の葉を入れて炊くと、美味しくてもちがいいですね。

クマザサ(チマキザサ)は糖尿病、高血圧、便秘、胃炎、抗ガン作用など殺菌作用の他にも薬効が高く、若葉の青汁、煎じてお茶にと身近なありがたい存在です。イネ科で栄養価も高く、笹類でしたらどれも同じような効果があるそうです。
たけのこの皮は干しておいて、手作り味噌の蓋に使います。他にも笹や青木の葉も使います。
東北では、青木の葉を味噌の上に敷きつめ、黒く味噌が沁みたのを、食べるそうです。

チマキに使う紐も自然の草や蔓を使います。クサイ、イグサの仲間で時折見かけます。いらなくなった畳のイグサを抜いて使うこともあるそうです。この他に強くて切れにくいのは、ヘクソカズラです。稲のわらしべも使えます。やや弱いのですがカキドオシも使います。

クサイ(い草)




  1. 前日にもち米を水に浸しておく
  2. クマザサ(チマキザサ)とクサイ(い草)を準備
  3. 笹2枚セットで1枚を三角にポケットを作り、米を入れる
  4. 2枚目の笹で蓋をするように包んで三角にする
  5. クサイ(い草)で結ぶ
  6. 鍋に水を入れて中火で40~60分煮る(玄米)
  7. 蒸しても美味しそうです。残った煮汁は飲むかスープなどに。



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[第14回] 地球の鼓動・野草便り
一挙4得?!!葉っぱのお皿にお弁当


一挙4得?!!葉っぱのお皿にお弁当

週に半日程度、アルバイトをしている本屋さんにも、あの「うんこ漢字ドリル」が入りました。あまりの過激さに感動しながら、誰かにプレゼントしたいなぁ~と思いますが・・・さすがに1冊全部こんな過激なのは頭がくらくらしそうです。(頭の中が○○○だらけに・・・とは書けません!)

小学校でも話題のようでお店に来るほとんどの子が知っています。小学3年の女の子曰
く・・・下品!!男子は好きよね~こういうの・・・。だそうです。

そういえば、次男が3歳頃の事、トイレで「アッハッハ、うんちが転んだ~」というような子でした。
ある日、息子達とバスに乗っていると、車内アナウンスがありました。
「これよりこのバスは○○バイパスを運行いたします。」「6歳未満のお子様2人目からは、小児用運賃でお願いします。」

これを聞いていた次男が、変な顔をして「バスがうんちするんだって~」!!
運行と運賃・・・次男の頭の中では『バスがうんちをしながら走る』様子がうかんでいたに違いありません。何だか絵になります~!!

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さてさて・・・
ホオ葉だんこ、しば団子、柏だんごを作ってみました。


もち米粉に熱湯(野草茶)を入れてこねます。(柔らかくなりやすいので少なめに)
なんども両手で丸めては棒状に伸ばしては、と粘り気を出し、適当な大きさに丸めて薄く広げて塩餡を入れたり、塩茹でしたヨモギや生のハコベをすりつぶして混ぜたり、乾燥したスギナを混ぜたり、オオバコ、ヒメジョオンなど身近にある草で草団子にすると、美味しく薬効が増します。

母子草(ゴギョウ)は葉に粘りがあり、昔はお餅に入れてついていたそうです。他にもホウコウ(ボクチ)、ヤマブドウの葉などもお餅に入れていたそうです。

丸めて葉っぱに包んで蒸します。 醤油や砂糖醤油をつけたり、塩餡入りはそのままでいただきます。
今回は孫たちと団子をつくってみました。
4歳の孫は団子作りが気に入って3度も作り、塩だけで味付けしたあんこ入り団子を美味しいと言ってたいらげていました。

柏(かしわ)→(炊き葉・かしきば)とは食物を盛ったり、包んだりするときに使われていたからついた名だそうです。
柏餅に使うカシワはどんぐりのなるコナラ属です。
わたしが子供の頃はサルトリイバラの葉を使って柏餅と言っていました。



  1. ホオノキ
  2. サルトリイバラ
  3. クズ
  4. カシワ

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[第13回] 地球の鼓動・野草便り 自然の虫には自然の草木で対策


自然の虫には自然の草木で対策


畑や田んぼで毎年のようにブヨ(ブユ・ブト)にさされ、顔が腫れていたのですが、ある年、フキの汁をすり込んでみたところ、かゆみもおさまり、腫れなかったのです。
ドクダミやスイバもかゆみは抑えることができたのですが、腫れは抑えられずにいました。

フキとフキノトウ

フキとフキノトウ



ブヨの毒はハチと同じ異種タンパクだそうで、ひどいはずです。(牛乳も異種タンパク・・・!)

フキの解毒作用は顕著で、産まれてすぐの赤ちゃんにフキの根をすりおろし、お湯を入れて絞った汁を飲ませると、お母さんの初乳と同じように胎毒を下すといわれています。私も飲まされたそうで、産まれてすぐなのににがそーな顔をしたとか。

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第2回で紹介したヨモギのオイル漬け・アルコール漬けにフキを入れると、虫刺されにも使えます。
  1. ドクダミ
  2. ヤナギタデ(本タデ・・・とても辛い)
  3. アイなどのタデ科
  4. アロエ
  5. キランソウ
  6. ノビル
  7. サンショウ
  8. ミヤマイラクサ
  9. ホーリーバジル(トゥルシー)
  10. ミント
  11. オレガノなど

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草原に入り、ダニにかまれかゆくて仕方ない時に助かりました。蜂や蚊に刺された時も使っています。

ちなみに一時騒がれたマダニが犬にいて、このアルコール漬けとオイル漬けを一緒につけると、コロッと剥がれて効いたこともあります。

知り合いの子供さんの耳にマダニがついた時は、アルコールをつけても効かなかったそうです。
かかりつけの小児科に行って取ってもらったそうですが、小児科の先生曰く、「ひっぱってちぎれて頭や口が皮膚に残っても心配はいらない。命に関わるのは、かまれた時にすでにどうしようもなく、ほとんどない」と話してくださったそうです。

とはいえ、虫に刺されるのはいやだ〜ということで、虫除けスプレーを作っています。
野草をアルコール(25度)に漬け込みます。
メインは楠(クスノキ)の葉と枝で、良い香りのスプレーが出来ます。

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< 虫除けスプレーにオススメ >
  1. クスノキ
  2. サンショウ
  3. ゼラニュウム
  4. ヒノキ
  5. クローブ

アルコールがダメな場合は蒸留、又はしばらく水に漬け込んで軽く煮出してみてください。あまり湯気をたてると、成分がにげます。

日向に出しておいて、太陽の熱で抽出するのも良いかも。(夏の野草茶はこうしています。わりとよく出ますが、冷蔵保存が必要で、あまり持ちません。発酵臭くなります。)
ちなみに植物の成分には、水だけでは抽出できないもの、油だけでは抽出できないものがあり、アルコールは両方とも抽出できるそうです。

yasou
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