味噌や豆乳ヨーグルトは最強?!!
三五館から出ている「発酵マニアの天然工房」きのこ・著を読んで、改めて、大豆の発酵食品の素晴らしさを再認識しました。
豆乳ヨーグルトには1mlあたり2~3億個の乳酸菌がいて、食べるとたった2時間で抵抗細胞のマクロファージが激増する。腸内の腐敗菌は乳酸菌に食い殺され、腐敗菌が吐き出した毒素のアンモニアも消え、体の免疫力があっというまに回復。
(中略)
なぜ大豆は日本の発酵食によく使われてきたのか。実は大豆のDNAは人間のDNAと構造が近い。だから細胞の再生に必要な必須アミノ酸の補給がしやすい。リンパ管の清掃能力に長けている。新陳代謝の促進にもなる。ミトコンドリアも元気に。細胞も元気に。白血球も元気に。がん細胞を食べるマクロファージも元気に。
引用:「発酵マニアの天然工房」(三五館)
ミネラルが細胞の新陳代謝や体内情報伝達に不可欠で、肥料を効かせて一気に大きくなった野菜ではなく、肥料が効いていないジックリゆっくり育った野菜やお米は、頑張って根を張り、土の中のミネラルをたくさん含んでいます。精製塩や精製砂糖はせっかくのミネラルが取り除かれています。
外食、加工食品はほとんどが精製ナトリウム塩、白砂糖でしょうかね・・・?
野草はどうでしょう?アクはミネラル、自然に育った野草にはミネラルたっぷりです。
さらに、・・・・稲などの酵母菌と一緒にいる光合成細菌は放射能を食べてしまうんだそうです。「発酵マニアの天然工房」では米のとぎ汁乳酸発酵の豆乳ヨーグルト作りが紹介されています。
わたしはヨモギの葉っぱで簡単に豆乳ヨーグルトをつくります。・・・豆乳にヨモギの葉っぱを入れて、常温で放置しておくだけ。 今回数種類の植物で豆乳ヨーグルトを作って見ました。
やはりヨモギが一番早くできました。ヨモギ1日、オレガノ1日半、グミ、ヒメジョオンの花、マローの花2日、豆乳のみは3日目で飲むヨーグルト程度(やや匂いに不安、我が家に常在する発酵菌のみで発酵)。今の時期の気温で大体こんな感じです。
発酵が進みすぎて分離した時は、半透明の液を濾して、塩、胡椒などで味付けしてソイクリームチーズのディップ。オイルやカレー粉を足してソイマヨネーズにしました。ソイクリームチーズケーキなども作れます。
最近はまっているのが塩やゆず胡椒でいただく豆乳ヨーグルトです。たしかヨーグルトの本場ブルガリアでは塩で食べるのが一般的なんですよね。
普通に豆乳ヨーグルトを濾しても作れます。生きた善玉菌や乳酸菌がいっぱいのおやつです。
濾過して出た半透明の液体も発酵菌、乳酸菌がいっぱいで、豆乳に入れるとヨーグルトになりますが、大豆のイソフラボンもあって、飲んでも良く、化粧水にもするといい感じです。
豆乳ヨーグルトは2度目からは、少し残しておいて豆乳を足すだけで、約6時間~1日でできます。
ヨーグルトにはヨモギを、酵素ジュースには松葉をよく使います。どちらも酵素が多くて作りやすく、美味しくできます。
これから松葉の新芽が伸びてきて、気温も上がり、酵素ジュース作りに適した季節です。
- 梅酒の瓶などに松葉、小枝も一緒に8分目くらいまで入れます。
- きび糖、又は黒砂糖を500g~1kg入れます。(好みで天然塩を小さじ1~2杯いれます。)
- 天然水(出来れば自分で汲んできた水)を松葉が隠れるくらいまで入れます。
- 布をかぶせて蓋をします。(密閉せず、コバエなどが入らないように)
- 縁側や窓辺の日光の当たる暖かい場所に置きます。
- 3日目くらいから、シュワシュワしてきたら、少し味見してみてください。
- 炭酸発酵状態からお酒っぽくなり、さらに放置すると酢になります。
- 好みの味になったら、濾して冷暗所に置きます。
- 残った松葉は、もう1度くらい使えます。あとはお風呂に入れて酵素入浴剤にします。
他にもいろいろな野草で、同じように酵素ジュースを作れます。
ちなみに、酢も美味しいのですが、料理以外に、スプレーに入れて、お風呂でシャンプー、せっけんの代わりに重宝しています。
「発酵マニアの天然工房」を読むと発酵液を使った生活術がいろいろ具体的に紹介してあります。
また、時事ブログで紹介された安保徹先生の講演と同じように、人の体や病気についての理解ができて、発酵から社会のことまで、テンポのいい関西弁で書かれていて、とても楽しく読めます。著者のきのこさんに感謝です。
自然賛歌
■ 参考文献
発酵マニアの天然工房 きのこ/著 三五館
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社
発酵マニアの天然工房 きのこ/著 三五館
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社