イラン外務省のメフマーンパラスト報道官が、アメリカは中東の情勢変化に破壊的な役割を果たしていると述べました。
IRIB国際放送の記者によりますと、メフマーンパラスト報道官は14日火曜、定例記者会見を行い、シリアにおける飛行禁止区域設定に関するアメリカの計画について、
「アメリカは、イラク、アフガニスタン、リビアといった国で殺戮や破壊行為を行った後、今回、シリアにおいても、同じ計画を立てており、地域のイスラム教徒やシリアの国民を最大限に殺害しようとしている」と語りました。
また、
飛行禁止区域の設定により、シリアで軍事的な衝突の下地を整えるための陰謀が始まっており、このアメリカやシオニスト政権イスラエルによる流れは、政治的な目的を達するため、またイスラエルの有利になるよう、地域での衝突、
罪なき人々の殺害、大きな破壊を追求している」と述べました。
メフマーンパラスト報道官はさらに、今月26日から31日までテヘランで開催される非同盟諸国会議への参加国の数について、「今回の会議に招待された国の3分の2の代表団が、参加を表明しており、会議への参加率は非常に良好なものと評価されている」としました。
イスラエルの人々が、イランに対するあらゆる挑発行為に反対する抗議デモを実施しました。
ファールス通信によりますと、
12日日曜、イスラエルの数百名の人々が、シオニスト政権イスラエルのバラク国防大臣の自宅前に集結し、イランの核施設に対するイスラエルのあらゆる攻撃に、反対の意を表明しました。
抗議デモの参加者は、シオニスト政権の関係者を好戦的であるとして非難し、「このような措置は、危険で致命的な結果をもたらすだろう」と表明しました。
また、抗議者らはバラク国防大臣とネタニヤフ首相の辞任を要求するプラカードを掲げ、行進しました。
この抗議デモは、ネタニヤフ首相が定例閣僚会議で、イランの核計画が脅威であるように見せかけ、「イランは核兵器製造を追求している。イランによる核兵器の入手を見過ごすことはできない」と主張したことを受けて、実施されました。
この報告によりますと、アメリカの情報機関やIAEA国際原子力機関は、これまでにイランが核兵器を獲得しようとしていることを示す証拠を入手していない、ということです。
イランは核の平和利用を合法的な権利であるとしています。
パレスチナのゴッツ通信の報告によりますと、イスラエルの労働党のシェリー・ヤヒヤモビッチ党首は13日月曜、ネタニヤフ首相とバラク国防大臣の政策を批判し、イランへの軍事攻撃に関するコメントを無責任な発言だとしました。
ヤヒヤモビッチ氏はまた、「イスラエルの元首脳陣はネタニヤフ首相の好戦的な政策に懸念を示している」と語り、「イランは地域で報復する力を十分に備えており、イランに対するあらゆる挑発的な行為は、イスラエルにとって好ましくない結果をもたらしうると強調している」と語りました。
誰かと比べて、こっちが上だ…と思っている人も多いことでしょう。