竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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スノーデン氏、米国はまた、大衆監視を開始しようとしている
「米国政権は、自身がすでに違法と認めた大衆監視の実践を取り戻すため、『テロのカード(いわゆるテロ撲滅)』という切り札を切った。」元CIA職員のスノーデン氏は人権擁護組織Amnesty Internationalがロンドンで開いた会合にモスクワからビデオ・メッセージを送ったなかでこう語った。
6月2日、米国で「自由法」が採択された。この法は賢い妥協と呼ばれているが、土台は今までと変わらず、
米特務機関はこの先も米国市民の電子会話を盗聴、追跡できることになった。この情報への公式的なアクセスは禁止されている。だが、
特別裁判所の許可があれば、諜報機関の職員らは会話記録を入手することができるようになった。新たな法律では、この
アーカイブの保存は電話コミュニケーション企業側の義務となっている。
スノーデンは、多くはスノーデン氏のおかげで明らかになった大衆監視プログラムについて、
このプログラムはテロ対策には有効ではないことを明らかにしたと指摘し、
「大衆監視は何の成果もない公的資金の無駄使いであり、自由を制限し、明らかに否定的影響を残すと語っている。
スノーデン氏は、米政権は巨大インターネットサイトや検索エンジンのおかげで、各個人の情報を得ることができると語り、「プライベート性というのは何かを隠すことではなく、その逆に自分の自由を守ることだ」と語気を強めた。その自由のためにスノーデン氏は、自身を有名にしたああした行為を行ったのだ。だがスノーデン氏は語る。友人や日常から離れて暮らすことは楽ではない。だがこれは自分が意識的に行った選択なのだと。
スノーデン氏は2013年6月、ワシントン・ポスト紙とガーディアン紙に米国、英国特務機関がインターネットで行う追跡プログラムについての一連の機密資料を手渡した。このあとスノーデン氏は香港へと飛び、そこからモスクワへと渡った。モスクワではスノーデン氏は空港のトランジット・ゾーンに暮らした。後にロシアは1年を期限とした一時滞在許可を与えたが、その条件としてスノーデン氏には反米活動を中止するよう求めた。2014年8月1日、スノーデン氏は3年を期限とした滞在許可を取得した。これによってスノーデン氏はロシア国内だけでなく、国外へも自由に渡航ができるようになっている。
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アメリカ政府が、世界中の人にスパイ行為
アメリカの新聞記者、デビッド・クリスティー氏が、「
アメリカのCIAと国家安全保障局は、世界中の人々にスパイ行為を行っている」と述べました。
クリスティー氏は、2日火曜、ニューヨークからプレスTVのインタビューに応じ、「
アメリカ政府は自国の諜報・情報機関を利用することで、アメリカ人だけでなく
世界の人々も監視している」と強調しました。
さらに、「
アメリカの秘密警察は、とくに2001年の
9.11同時多発テロ事件以来、人々の行動、電子メール、携帯電話やその会話を監視、盗聴している」と語りました。
アメリカの元下院議員のロン・ポール氏は、1日月曜、「CIAは国内での暗殺に関与している可能性のある秘密政府だ」としました。
さらに、「
CIAはアメリカの人々の活動をコントロールしており、その多くに介入し、それを監視している」と述べました。
アメリカ政府は何度となく人権侵害を理由に、国際社会の批判を浴びています。
これから安倍政権が安保法制を通すために「戦争に巻き込まれることも徴兵制も、決してありません」と訴える政策ビラを100万枚刷って配布するようです。これの正しい解釈は、安倍政権が「公約を守ったことがない」という理由から「戦争に巻き込まれるし、徴兵制を実施する」という意味のようです。“もしも私たちが騙されたら…「騙されたお前たちの自己責任だよ」”というつもりなのでしょう。