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文部科学省が6月8日に国立大学へ出した通知は、教員養成系と人文社会科学系の学部や大学院のほか、司法試験合格率が低い法科大学院の廃止や見直しに取り組むように求めている。高等教育の破壊をさらに進めるということだろう。
支配層は文系を嫌い、理工系を好む。生産に直結しているからというだけでなく、
政治から引き離し、社会を批判的に見ないように育って欲しいからだ。高校や中高一貫校で理科や数学を重点的に教える「スーパーサイエンスハイスクール」なる制度を作ったのも同じ理由から。
大学だけでなく、高校でも1970年代に官僚たちは学生/生徒の統制を強めている。
生徒の監視役、教師の立場を不安定化させるのも洗脳の手段。本、音楽、絵画の好みなどから性格をコンピュータで分析、子どもの頃から「潜在的危険人物」をリストアップする研究も進んでいる。
支配層に刃向かう教師もいるが、そうした人びとへの攻撃として「君が代」の起立斉唱や「日の丸」掲揚の強制が使われている。思想信条に反することを行わせてプライドを砕き、服従させる、つまり奴隷化、あるいは家畜化のための重要な儀式と言えるだろう。
それでも抵抗する教師は排除する。
アメリカでも教育の現場は1980年代、ロナルド・レーガン政権の時代から急速に崩壊していった。強欲を善とする考え方を子どもにインプットし、無教養の人間を育てはじめたのだ。
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今回は一部重複する部分もありますが、13日の美良姫消滅以降の出来事を、時系列に沿って解説しようと思います。