[Sputnik]ロシア、地中海の潜水艦から「ダーイシュ」を攻撃(動画) / アムネスティ「ダーイシュ(IS)」がどこから武器を手に入れたかを明らかに 〜世界情勢の流れは、完全に変わった〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 現在、ISをダーイシュと呼ぶようになっており、確かにこの呼び名の方が適切だと思います。
 冒頭の記事は、イスラエルに対する強烈な脅しになっていると思います。今でもトルコの石油密売にイスラエルが加担していることが指摘されていますが、今後、ますますそのことが知られて来ることになるでしょう。
 下の記事では、アメリカが用意した武器をイラク軍から奪われるという形を取って、ダーイシュに武器提供をしたことが指摘されています。加えて、いわゆる穏健派とされるグループに米国は武器を提供し、それがダーイシュの手に渡るという方法で意図的にテロリストを援助して来たということが、アムネスティ・インターナショナルに暴露されています。ますます、こうした見方は世界の主流となって行くに違いありません。
 いまや世界情勢の流れは、完全に変わったということは明らかだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシア、地中海の潜水艦から「ダーイシュ」を攻撃(動画)
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

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アムネスティ「ダーイシュ(IS)」がどこから武器を手に入れたかを明らかに
転載元)
1289420

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのデータによれば、「ダーイシュ(IS,イスラム国)」の戦闘員らは、およそ25カ国から持ち込まれた100以上の武器を使用している。

今日発表された、同団体の報告書の中では、次のように述べられている―「そうした武器は、この10年間、特に監視もなくイラクに届いていた。送り元は主に、米国やその同盟国だった。

戦闘員らは、それらの大部分を、米国政府により軍備が整えられたイラク軍から奪って自分達のものとした。武器の流入に対する監督がなかった事が『ダーイシュ(IS)』にとって幸いした。

たとえば『ダーイシュ』は、北部の要衝モスルを占領した際、退却したイラク政府軍の武器・兵器を我が物とした。

『穏健な』グループも含めて、武装集団に武器を供給するのを止めるべきだ。なぜなら、武器は、その持主が容易に変わる可能性があるからだ。」

なおアムニスティ・インターナショナル中東・北アフリカ地域担当責任者のベリイ・スンドネーエフ氏は「オバマ政権は『ダーイシュ』殲滅を目指す中で、人権を侵害してはならない、またイラクやシリアでの深刻な人権侵害に関与した戦闘員らがさらに武器を入手できるような道を開くべきではない」と指摘した。


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伊紙「ジョルナーレ」:NATOはロシアとの関係の新たな分裂を扇動している
転載元)
1289309

伊紙「ジョルナーレ」は、ロシアとの関係の新たな分裂を扇動しているのはまさにNATOであり、西側の何らかの勢力が、ロシアとのコンタクト確立に反対しているかのように感じられると報じた。

この1年でNATOとロシアの関係が極めて悪化し、トルコ軍機がロシアのスホイ24爆撃機を墜落するという事件が起こる中、NATOは、モンテネグロにNATO加盟を要請するなど、対立をさらに強める決定を承認している。

しかしロシアは、非常に自制的に行動している。「ジョルナーレ」は、NATOにとっては「ロシアとの関係を維持するよりも、バルカン半島の小さな国の加盟の方が重要なのだ」という結論がひとりでに出てくる、と指摘している。さらに「ジョルナーレ」は、次のような見方を示しているー

「NATOは、ロシアと欧米の関係が非常に緊迫した時に声明を表した。また数日前に(NATO加盟国の)トルコが、ロシアの爆撃機を撃墜したことで、連鎖反応が起こる恐れがあったが、ロシア大統領府の責任感によって、国際的な危機を回避することができた」。

「ジョルナーレ」は、NATO指導部によって、「攻撃的なロシアと、『東からの熊(ロシア)』から加盟国を守ろうとしているNATO」というイメージが作り上げられているが、欧米の政治家たちによるロシア批判は、「米国が主導する西側の拡張政策を擁護するための言い訳にすぎない」のではないかと考える時が訪れたと指摘している。また「ジョルナーレ」は、次のような見方を示しているー

実際のところ、欧州の現状を見てみると、別の印象が沸き起こる。それは、西側からのロシアの包囲であり、ロシアはそれに対して自国の生活空間を守るために対応しようとしているということだ。ウクライナ危機もこのような角度から見ることができる」。

ロシアと西側の関係で起こっていることは、欧州、そして何よりもロシアの利益にこたえるものではない。双方は、安全保障や、経済、エネルギー、地政学的な他の共通の問題を力を合わせて解決することに関心を持っているしかし現状を見てみると、対立の悪化を促進し、「ロシアを欧州から排除したい」と思っている人がいるということだ。それは誰なのか?「ジョルナーレ」は、この問いの答えは、「米国で探すべきだ」と指摘している。

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