[ラジオイラン]イスラエル元首相に対する新たな判決 / 金融・性的な犯罪容疑により12名の政府関係者を逮捕 / 石油価格の下落に苦しむサウジアラビア 〜イスラエル・サウジアラビアが、おかしなことに〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 イスラエル・サウジアラビアが、おかしなことになっています。最初の記事によると、“シオニストは…ネタニヤフ首相の辞任を要求”とあります。イスラエルの中の良識的な人々の抗議運動による辞任要求ではなく、それがシオニストによるものだというのが悩ましいところです。あまりにもイスラエルを弱体化させたネタニヤフ政権に対する、怒りからの抗議運動なのでしょうか。情報が少なくて、ここの部分がよくわかりません。私の感覚では、シオニストの中にまともな人が居るとは思えないからです。
 サウジアラビアは、アメリカのシェールオイルに圧力を加える目的で石油の価格を下落させたようですが、今や、そのサウジアラビア自体が危機的状況とのこと。遠からず革命が起こる気配です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イスラエル元首相に対する新たな判決
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4bhk436c9e58b11yal_200C113イスラエルのオルメルト元首相が、新たに1年8ヶ月の禁固刑を言い渡されました。

パレスチナ情報センターによりますと、シオニスト政権イスラエルの最高裁は、収賄罪により、オルメルト元首相に対して、18ヶ月の禁固刑を言い渡しました。

ベイトルモガッダス・エルサレムの中央裁判所は、これ以前に、オルメルト元首相に対して、6年の禁固刑という判決を出していました。
オルメルト元首相は2003年、ベイトルモガッダス市長時代に、不動産開発業者から92万1千ドルの賄賂を受け取ったとされています。

これ以前に、同政権のカツァブ元大統領に対しても、強制わいせつ罪による禁固刑の有罪判決が出されました。

シオニスト政権内部の汚職やスキャンダルは、大きな問題となっており、シオニストの怒りを引き起こしています。

シオニストはこの問題に対して、常に抗議運動を行っており、同政権のネタニヤフ首相の辞任を要求しています。


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イスラエルで、警察が金融・性的な犯罪容疑により12名の政府関係者を逮捕
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4bhk3f5e2096461s0i_200C113シオニスト政権イスラエルの警察が、性犯罪や金融汚職などの容疑で、同政権の関係者12名を逮捕しました。
シオニスト系のサイト0404は、報告の中でシオニスト政権の関係者に関する金融面での汚職や性犯罪の事例を明らかにし、「イスラエルの治安部隊は、収賄や脱税といった金融面での汚職、そして性犯罪への関与という容疑で、政府関係者の一部を逮捕しこれらの者に対する取調べを行っている」と発表しています。

シオニスト政権の首脳らの間での汚職は拡大しており、シオニスト政権の母体には倫理、金融面での腐敗が広まっています。
シオニスト政権のモシェ・カツァブ元大統領の倫理的な犯罪による辞任は、イスラエルにおけるこうした多数の不祥事のわずか1例に過ぎません。

イスラエルで行われた複数の世論調査によりますと、被占領地パレスチナに居住するユダヤ教徒の90%が、シオニストの政治家は金融や倫理面でのスキャンダルに浸かりきっていると考えています。


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石油価格の下落に苦しむサウジアラビア
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4bhg6949f2f848sjb_200C113キャラミー解説員 原油価格の世界的な下落による危機は、この戦略的な商品の最大の生産国、サウジアラビアにも影響を及ぼしています。サウジアラビア政府は28日月曜、「かつてない年間予算の不足を補うため、燃料に対する支援金を見直し、電気、軽油やそのほかの石油生産物を含むエネルギーや水の輸送費を少なくとも50%増額する」と表明しました。

この決定は、サウジアラビアの関係者が、2015年度の予算が数百億ドル不足していることを伝えた後で採択されました。この不足額は、これまで見られなかったものとされています。また、1バレル30ドルを下回る原油価格の世界的下落により、サウジアラビアは2016年度の予算をも大幅に削減して調整せざるを得なくなっています。

サウジアラビアはOPEC・石油輸出国機構の最重要国とみなされています。さまざまな統計によりますと、この国は日量およそ1040万バレルの石油を生産しています。

サウジアラビアは、世界の石油大国として、こだわりと石油市場の政治化により、石油価格を下落させた要因となり、最終的にかつてないほどの予算不足に直面しています。サウジはまた、予算不足を補うため、戦略的な外貨準備高に頼らざるを得ない状況です。さらに、自国の7300億ドルの外貨準備高から800億ドルを取り出しています。これに加えて、サウジ政府は地元の市場に対して、およそ200億ドルの国債を発行しています。

世界の石油市場における深刻な危機にもかかわらず、サウジはかたくなにその政策を続けており、地域におけるライバルを完全に排除し、ロシアと石油に関して競合しようとしています。原油価格の世界的な下落の一部は、アメリカのシェールオイル生産者に圧力を加える目的での、サウジアラビアのOPEC生産枠を超えた増産と、需要以上の石油の市場供給を要因としています。サウジアラビアの目的とは、アメリカの生産者を競争の場から排除することであり、これはサウジアラビアの石油経済にマイナスの影響を及ぼしています。

石油を政治化するサウジアラビアの2つ目の目的とは、イランが制裁後、再び競争の場に入るのを阻止することです。サウジが石油価格の下落の継続を計画し、2016年の予算において1バレル当たりの石油価格が26ドルになるという予想を立てているのは、サウジアラビアが共倒れ政策に固執していることを示しています。

28日に採択され、そのすべての負担を国民に押し付けるサウジアラビアの緊縮政策は、石油市場における、サウジアラビアの賭博的な戦略の勝機が日々薄くなっていることを示しています。サウジアラビアの現在の収入は、この国の支出、特にイエメン攻撃における日々拡大する軍事費をまかなえるものではなく、これはサウジアラビアが自ら始めた賭博に負け始めていることを意味しています。

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