里山社屋主義(22) 瓦工事

瓦工事
屋根仕舞の次は瓦工事です。

ルーフィングの上に桟木を打っています:

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つづいで瓦葺き。石州瓦の銀黒色です:

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瓦屋さんならではの金物、バラ釘でガッチリ止めていきます。瓦を外そうとすると、瓦の方が割れてしまうこともある位の保持力です。

一番てっぺんの「棟瓦」の形は色々ありますが、今回は「7寸丸一本伏せ」。ごてごてしないシンプルなデザイン。安い上に、これが一番丈夫なそうです:

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ずっと天気が良かったお陰で、3日で瓦が葺き終わりました:

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瓦のほかにも屋根材の選択肢は色々とあります。代わりの選択肢として一般的なのは:

コロニアル(スレート)
アスファルトシングル
ガルバリウム屋根

といったところでしょうか。

こうした選択肢は、材料費・工事費が安い(瓦にした場合の半額程度に抑えられる)こともさながら、特にセルフビルドで家を建てる場合においては、その軽さ・施工のやさしさから多く採用されるようです。

一方、遮熱性能が低いため、ロフト(屋根裏)がとても暑くなる。耐久性が低く10〜20年に1度塗装などの大規模なメンテナンス、あるいは葺き替えが必要になる。といったデメリットがあります。

これに対して瓦は遮熱性能が高く、夏場のロフトも快適さが増します。何といっても一度まともな業者が葺けば、基本的にメンテナンス無しで50年、うまくすれば100年保つといわれています。

今回14坪の建物の瓦を葺いてくれたのは個人の瓦屋さん。材料を含めた工事一式で56万円ほど。また大工さんの紹介で、「この人が葺いた所はこれまで漏ったり壊れたりしたことがない」との太鼓判の腕で安心でした。

個人でされている良い瓦屋さんとご縁がもてれば、メリットとお金のかけ方を天秤にかけた時に、瓦は非常に高い投資効果がある選択だと思います。



あとはデザインの問題でしょうか。ログハウスなどに合わせて洋風にしたい場合、少し高くなりますがスペイン瓦などもあります。

建築のどこにお金をかけるか…は悩ましい事のひとつ。後々のことを考えたら、瓦はひとつのポイントのようですね。

(スタッフ・白井薫)

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