[Fair Finance Guide]大手金融機関と「死の商人」のつながり!? ~非人道的兵器への投融資実態~

 核兵器やクラスター兵器を製造している企業に対して、日本の大手金融機関(三菱UFJ、みずほ、三井住友、三井住友トラスト)がどれだけ投融資しているのか調査したところ、約1.4兆円もの投融資を行っていたことが明らかとなりました。また、私たちの年金を運用しているGPIFも核兵器・クラスター兵器製造企業の約3873億円の株式、約15億円の債券を保有していることが明らかになりました。
 原発と核兵器は一体で、原発施設の地下部分は核弾頭製造工場になっているという話もありますが、核兵器製造企業に電力会社を加えると、大手金融機関もGPIFも電力会社の株式や債券を大量に保有しているので、金額はさらに跳ね上がると思います。
 巨大地震が懸念されるなか、伊方原発3号機(使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出すプルサーマル発電)が再稼働される不合理も、地下に保管にされている核兵器の"プルトニウムを5年以下の周期で交換しなければならない"からだと考えると説明がつきます。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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Fair Finance Guide 第 4 回ケース調査報告書 大手金融機関と「死の商人」のつながり!? ~非人道的兵器への投融資実態~
引用元)
(前略) 
核兵器・クラスター兵器製造企業(中略)に対する主要4金融機関の投融資状況を調査した。
結果、三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJ)、みずほフィナンシャルグループ(みずほ)、 三井住友フィナンシャルグループ(三井住友)、三井住友トラスト・ホールディングス(三井住友トラスト)の4機関で計136億6900万ドル(約1.4兆円)の投融資を行っている実態が明らかとなった。各企業への投融資額は以下の通りである。

表2:核兵器及びクラスター兵器製造企業に対する投融資状況 
名称未設定 6 

(中略) 

巨額な公的資金運用を行う年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、7月29日に保有全銘柄を公表したことを受け、GPIFによる核兵器・クラスター兵器製造企業への投資額を調査した。結果、約3873億円の株式、約15億円の債券を保有していることが明らかとなった。

表3:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による核兵器・クラスター兵器製造企業への投資額(2015 年 3 月末時点) 
名称未設定 6

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