一転これまでの発言のウソを認めた稲田朋美防衛相 〜 籠池氏の発言は“でたらめばかり”と思われているが…

竹下雅敏氏からの情報です。
 先日の証人喚問で、籠池理事長は、“2016年1月に、稲田防衛相の夫の龍示氏の事務所において、近畿財務局と大阪航空局の職員と面談した”と言っています。動画をご覧になると、稲田防衛相はこの発言を否定し、夫の龍示氏は、“相談を受けたことはない”とし、 “籠池氏と会ったのは10年以上前”と言っています。
 ところが一転、稲田防衛相は「(その場で)ほとんど発言していない」と釈明しながらも、事務所での籠池夫妻と国側の話し合いに立ち会ったことを認めました。これまでの発言がウソだったことになります。この件だけでも、稲田氏は大臣をやめるべきだと思います。
 籠池氏の発言は、“でたらめばかり”と思われていますが、実際にそうなのか、それとも籠池氏に関するメディアの情報が、“でたらめばかり”なのかは何とも言えません。はっきりしていることは、仮に籠池氏の過去の発言にウソがあるにしても、あべぴょんや稲田や官僚の発言は、ウソばかりだということです。少なくとも偽証罪に問われる可能性のある証人喚問での、籠池氏の発言の信憑性が非常に高いことは、証人喚問でのやり取りを見ていた者にはよくわかります。
 菅野完氏は、「紙を残してる奴と紙を残してない奴なら、紙を残してる奴の話を採用する」と言っていますが、安倍政権は証拠も証人も隠し続けて、何もだしません。どちらがウソをついているかは明らかですが、今回の件で、そのことがはっきりしたということになります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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稲田朋美の「籠池理事長と関係断った」はやはり嘘! 夫が自分の事務所で近畿財務局との土地交渉に立ち会い
引用元)
20170325-163231
これだけの嘘を重ねて、まだ大臣に居座るつもりなのか。──昨日行われた証人喚問で籠池泰典理事長が、2016年1月に稲田朋美防衛相の夫で弁護士である龍示氏の事務所において近畿財務局と大阪航空局の職員と面談。そこで「今回の土地の事柄を相談した」と発言した。そして本日、稲田防衛相はこの面談を“事実”と認めたのだ。
(中略)...
ここで話し合われている「土壌汚染対応の立て替え費用」とは、昭恵夫人付きの職員・谷査恵子氏のファクスで財務省が「平成28年度の予算で調整中」と返答していたものと同じ内容だが、これを籠池理事長は稲田防衛相の夫にも相談していた、というわけだ。
(中略)...
稲田防衛相は国会答弁で「10年前に籠池氏から大変失礼なことをされて関係を断っている」と主張していたが、そんな「大変失礼なことをされた」相手に、なぜ夫である龍示氏は顧問弁護士を退任していたというのに「立ち会い」を引き受けたのか。(中略)... 防衛相が設立した事務所で、防衛相の夫が立ち会うなかで話し合う──近畿財務局や大阪航空局の職員にとってみれば、それだけで「政治家案件」と認識するに十分だろう。
(以下略)
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稲田氏、夫の同席認める 籠池夫妻と国側との話し合いに (朝日新聞デジタル)
引用元)
(前略) 稲田朋美防衛相は24日、(中略)... 稲田氏の夫が籠池夫妻と国側との話し合いに同席したことを認めたが、(中略)... 稲田氏は過去の国会審議で「夫からは本件土地売却には全く関与していないことをぜひ説明してほしいと言われている」と述べており、(中略)... 籠池氏の証言との整合性が焦点になっていた。
(中略)...
稲田氏の夫は顧問契約終了後の16年1月、学園が開設を予定していた小学校の用地に関し、「土壌汚染対応の立て替え費用を国が返してくれない」と籠池夫妻から連絡を受け、国側との話し合いに立ち会うように求められた。同月、夫の事務所で籠池夫妻と国側の話し合いに立ち会った。
(以下略)
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土地売却「相談受けたことない」籠池発言に稲田氏
配信元)

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